こんにちわ!昭和50年創業、堺市の工事専門店「マルイチ」です。
本日お伺いしたのは、ファミールハイツ上野芝のH様邸で『トイレリフォーム工事(TOTO製ピュアレストEX+アプリコットF3A)』です。
今年7月の『台所・シングルレバー混合栓交換工事』と『洗面所・TOTO製混合栓 水漏れ修理』でお世話になったお客様です。
リピートでご依頼頂けるというのは本当にうれしいです。
ありがとうございます。
トイレの交換にあたりクリアすべき問題点が2つありました。
▼お客様からお借りしたお部屋の図面です。
・1つ目はパイプスペース(PS ※1階から最上階まで排水管が通っている場所)がトイレの真横にある、いわゆる『マンション防火区画内のトイレ』だということ。
PS内は火災時に住戸や上階への延焼を防ぐため防火区画されており、この場合、当たり前ですが法令(消防法)に則って工事を行う必要があります。
法令に違反している建物は、後々お客様にとって不利な場面が生じる可能性があるため法令順守は絶対なのですが・・・、残念ながら中には知ってか知らずか「これアカンやろ!」というお部屋もございますので注意が必要です。
・2つ目は既設の排水高さが『100ミリ』だということ。
厳密に言うと、現在この排水高さに対応できる商品はございませんが、事前に訪問調査を行い設置に問題がないことを確認しました。
▼工事前の写真です。
メーカー:TOTO
トイレ品番:C720P
タンク品番:S721B
▼既設便器/撤去中の写真です。
トイレ室が汚れないように、大中小のバケツを組み合わせて撤去します。
古い便器を屋外に運ぶ際に室内を汚さないように、便器の中に溜まった水をスポンジで取り除きます。
最後に大きなビニール袋で便器を包んで、廊下を汚さないように慎重に運び出します。
これで撤去完了です。
最後に、既設トイレの設置面の汚れをトイレ用洗剤で出来る限りきれいに拭き取り(お客様にお手伝い頂きました)、ガンコな汚れはスクレーパーで床が傷つかない程度に削り取りました。
▼止水栓/交換工事
既設の水道管から古いトイレの止水栓を取り外します。
この工事の間(約15分~30分ほど)だけ、お部屋全体の水を止めさせて頂きます。事前にお声掛けさせて頂き、問題がなければ断水致します。
一日中、お部屋の水が止まったり、急に水が出なくなることはございませんので、どうぞご安心くださいませ。
(※ただし既設の水道管の手直し工事が必要な場合は、特に戸建住宅に多いのですが、30分~1時間ほどお時間を頂くこともございます。)
↓水道管の手直し工事についての参考記事
→トイレリフォーム工事(TOTO/ピュアレストQR+アプリコットF1A) 堺市東区引野町
交換後、給水管から問題なく水が出ているかを確認します。
最後に止水栓と水道管の接続部の水漏れを確認します。
当店はお引き渡し後の水漏れに対してかなり敏感な会社ですので、水漏れチェックは工程ごとに何度も行います。
▼新便器/設置準備
▼防火区画対応部材/取付
こちらが防火区画用の部材です。
これを付けるか付けないか、たったこれだけのことで法令不適合住宅かそうでないかの分かれ目となります。
それ故に事前の調査が重要となります。
(※便器の種類によって方法が異なるため、メーカーへの確認が必要です。)
既設のビス穴はコーキングで防水処理を施しました。
その他にも長く安全にお使い頂けるように、お客様に見えない部分でメンテナンス経験を活かした工事を行っております(笑)
▼リモコン/新設工事
設置位置が石膏ボードで木下地がなかったため(ほとんどの場合そうなのですが)、ボードアンカーという部材を使って固定しました。
ボードアンカーにはプラスチック製と金属製の2種類あって、プラスチック製は破損しやすいので、当店では金属製のボードアンカーを採用しています。
▼工事後の写真です。
メーカー:TOTO
便器品番:CS330BP
タンク品番:SH333BA(手洗あり)
ウォシュレット品番:TCF4733AK(オート洗浄タイプ)
ピュアレストEX+アプリコットF3Aの組み合わせです。
以前と比べ、トイレ空間がかなりスッキリしたのではないでしょうか?
またトイレ自体が汚れないように様々な工夫を施しているトイレで、特に『セフィオンテクト』が秀逸で、古いトイレと比べ、陶器の水を弾く力は目を見張るものがあります。
(車で例えるなら、窓ガラスにガラコ塗り立てという感じでしょうか。)
便器側面の凹凸をサイドカバーで覆っているので、横からのデザインもスッキリしていました。
以前に比べ手洗いのボウルも深くなったので、水はねがしにくく手洗いがしやすくなったと思います。
▼試運転・水漏れチェック
商品に異常がないかを確認した上で、お客様にお引き渡しするようにしておりますので、どうぞご安心くださいませ。
最後の最後にもう一度、水道管接続部の水漏れチェックを行います。
最初の接続から10分以上経過しましたが一切水漏れなし。
念のために水道メーターも確認します。
お客様からしたら「そんなに何回も確認する必要ある?」という感じだと思いますが、修理経験も豊富な職人は、新商品の設置のみの職人に比べ、数々の水漏れ事例(※単に職人の腕が悪いだけのパターンもございますが、施工説明書通りに設置しても数ヶ月後、数年後、ジワジワ水漏れするパターンもございます。)を経験しているので、誰でも慎重になるかと思います。
これで安心してお客様に商品をお引渡しできます。
この度は、当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました。
工事には万全を期しておりますが、この度の工事で気になることがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
堺市内はいつでも点検が無料です。
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