A New Kind Of Connie/Connie Francis | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和元年11月21日(木)
A New Kind Of Connie/Connie Francis(★★★★★)


Side 1  
1.Will You Still Be Mine    2:45
2.My Man    2:58
3.More    3:04
4.The Sweetest Sounds    2:45
5.I'm Glad There Is You    3:45
6.Where Did Ev'ryone Go? 3:40

Side 2
1.Ma (He's Making Eyes At Me)    2:12
2.I Found Myself A Guy    2:15
3.I've Got A Crush On New York Town    3:00
4.My Kind Of Guy    2:55
5.You Can Take It From Me    3:20
6.Where Can I Go Without You    3:40
7.Like Someone In Love    3:00

Connie Francis(vo), Marty Paich(arr, cond)

Recorded 1964
Released by MGM Records ‎– SE 4253

早朝は曇っていたが昼には快晴になるようだ。
山茶花の白い花びらが玄関アプローチに散っている。
ケヤキの街路樹の紅葉が進んで
歩道に落ち葉が積もるようになってきた。

現役時代の車通勤で落ち葉の道を通ると
ルームミラーにくるくると舞う落ち葉を観るのが好きだった。
まだまだ街路樹は葉を残している。
歩道の落ち葉は掃き集めずにそのまま置いて欲しいものだ。

コニイ・フランシスの64年録音。
MGMのオリジナル盤だが残念なことにステレオ盤。
顔を大写ししたジャケット・デザインはやり過ぎの感がある。
音はすこぶるよろしい。

オケ伴はマーティ・ペイチ。
これは大正解である。
このアルバムでコニイはJazz系の曲を歌っている。
ペイチのストリングス・アレンジがまことに美しくコニイの声を引き立てている。

62年の“Vacation”の印象が強いのでPopular歌手というイメージがあるけれど
彼女のレパートリイはとても幅広い。
ヴィブラートのかけ方が素直でイヤらしさがどこにもない。
アタシの好みの顔立ちではないが声質はとても気に入っているのだ。

なぜか日本の中古市場ではコニーの人気はあまりないようだ。
やはり“イエイエ・ガール”のイメージが強いからだろうか。
Jazz系の曲を歌う素晴らしさがあまり知られてないようだ。
おかげでけっこう佳い出物が手に入る。

このアルバムもずいぶん安く入手できた。
人気薄というのはアタシにとってはとても有難い。
これはコニイが26歳の録音である。
若々しく瑞々しい声だ。

溌剌とした発声だけれど気張らない歌唱がいいのだな。
アタシが“Vacation”を聴いたのは中学生の頃だったか。
時分でラジオを組み立てるようになって
深夜放送に開眼したころのことだ。

もし、あの当時にこのアルバムを聴いていたら
ガキには縁遠い存在に感じられたのではないかな。
今では爺からみると背伸びした小娘という感じなんだがね。
小娘の歌うJazz曲は初冬の朝に爽やかにひびく。