中1のとき隣の席だった女の子。当時から頭痛持ちだった僕をいつも気遣ってくれた。給食を僕だけ「もっと食べるよね」と言って多めによそってくれたり、僕らは仲が良くてクラスの女子たちから冷やかされて、たちまち他のクラスの女子たちにも噂が広がってしまった。冷やかされても最初は否定したが。

中1の3学期のある日彼女は欠席した。妻がいないその日が凄くつまらなかったのを覚えている。中2の始業式の日、新しいクラスの名簿が校舎の外に貼りだされた。僕は無意識のうちに彼女の名前を必死に探していた。そこでようやく彼女の事を好きだということに気づいた。

それまで意識をしていなかったけれど、冷やかされたあたりから意識し始めたのかもしれない。 

その彼女は僕の妻となった。

脳卒中をやって、今も脳梗塞と同じ部位が痛む。いつも面倒を見てくれる妻。思い返せば、何十年前の中学生の時から妻のお世話になっている。

 

 

 

今年の元旦、親を心配させたくないので(僕が病気である事を親に伝えていない)、実家には寄れないが、久伊豆神社に行った。これまで何度も願いを叶えてくれた。中学生の頃は妻(神田裕子)と結婚できますようにと願った。願いは叶って神田裕子は中澤裕子になった。そして今は天国に行ってからも、何度生まれ変わってもずっと一緒にいられるようにと願った。

 

 

 

 

妻よ俺より必ず長く生きろ。1分でもいいから俺より長生きしろ。元気に幸せに生きろ。俺は死んでも妻を置いて先に天国には行かずに、俺はずっとそばにいる。妻のそばでずっと妻を見守ろう。そして、妻に寿命が来たとき、俺は妻と手をつなぎ妻と一緒に天国へ行こう。天国へ行っても何度生まれ変わろうともずっと妻と一緒だ。これからもずっと一緒だ。

母ちゃん

健康で元気に長生きしてな。

キー坊、天国では、

ずっと一緒に暮らそう

ドラもずっと一緒だ

ザリガニータもずっと一緒だ

えみるちゃん、向こうで一緒にゲームやろうね