風見しんごさんに
涙のtake a chance!
ではなく
涙のリクエスト!
何をやって欲しいかと言いますと…
コレ↓です!
もともとはjubislideというステップですが、[A Pimp Named Slickback]という曲にあわせてこのステップを踏む動画が流行った為、この曲のタイトルの「スリックバック」から取ってスリックバックと呼ばれています。
何だか浮いてるように見える不思議なステップ。
初めてムーンウォークを見た時を思い出しません?
しんごさん、これをテレビで披露すれば絶対ウケますよ!
流行ると思います!
子供から大人まで!
AIR WALKとかSPACE WALKとか覚えやすくてカッコイイ名前を付ければ、さらに流行ると思います。
しんごさんの曲と一緒に覚えるステップとして流行らせるんです。
DA PUMPのUSAのように。
やりましょうよ!
しんごさんに日本の芸能界で1番最初にスリックバックを披露して欲しい。
EXILEやダパンプよりも早く!(彼ら絶対いま練習中ですよ。間違いない!)
できれば、紅白で披露して欲しい。
新曲と共に。
日本で最初にブレイクダンスを流行らせた男が還暦を超えて新たにムーブメントを起こす!
余談ですが、流れている[A Pimp Named Slickback]という曲。
僕には凄く懐かしいです。
この曲の元ネタは僕が高校時代にディスコ(当時クラブはありましたが、まだディスコの時代)で流行ったクリスタルウォーターズの「ジムシーウーマン」という曲なんです。
ラダディーラダダとも呼ばれていて、ディスコで毎回流れていました。。
そして、この曲のプロモか何かで初めて「ハウス」というストリートダンスを見ました。
最初その踊りを見たときの印象は
(何だこのブレイキングもどきのダンスは!?フットワークやシャチ(ドルフィン)も入れてるが、どれも中途半端。でもお洒落でカッコイイ!リズムの取り方も16ビートで速い。流れるような動き。ハウスミュージックにぴったりな踊りだ。)でした。
やがて日本人のハウサーが現れ始めました。
彼らのファッションも僕らと違ってお洒落。
ダボダボな服も着ていない。
ズボンも細いし上げている。
そして、皆が長いドレッドヘアでした。
芸能界で最初にこのハウスという新しいストリートダンスをテレビで披露したのが、trfのSAMさんでした。
でも、ハウスという踊りは流行りませんでしたね。一般大衆には。
しんごさんがブレイクダンスをテレビで披露した時のようにはならず、コアなストリートダンサーの中だけで浸透していったというか…
何というか、あの頃、枝分かれしていったんですよ。
オールドスクール(ブレイキング、ポッピング、ロッキング)を続ける僕らみたいのもわずかにいましたが、SAMさんみたいにプロ志向で新しい踊りをどんどん取り入れていこうとする人が大多数でした。
※当時、ヒップホップやハウスはニュースクール、ニュージャックスウィングはミドルスクール
オールドスクール内でも枝分かれしていきました。
ブレイクダンスと呼ばれていた時代は、回り物(ブレイキン)だけでなく、ロッキングやポッピング、エレクトリックブギーも全てやっていましたし、それらを総称して「ブレイクダンス」と呼んでいましたが、90年代に入ると、完全にブレイカー、ポッパー、ロッカーと別れていきました。
高校生当時読んでいたファッション雑誌、たしかBOONだったと思いますが、その雑誌に
「ブレイクダンスは時代遅れ。これからはヒップホップの時代」と書かれていて、高校生だった僕はショックを受けた覚えがあります。
高校生ですからね…
自分たちのやっていることが「時代遅れ」とか言われると結構こたえますよね…
しかも、自分たちが踊っているブレイキンこそが元々ヒップホップの踊りなのに…
(巷でヒップホップと呼ばれている踊りは、様々なジャンルの踊りを取り入れてアレンジしたフリースタイルダンスです。)
そんな苦い思い出もある曲です。
しかし、令和の今生まれた新しいダンスが、まさか数十年前にハウスという新しい踊りを流行らせたのと同じ曲(元ネタ)で流行るとは!
何だか感慨深いです…