僕は結構こだわりが強いタイプです。

 

ダンスならブレイクダンスしかやらない。

 

ブレイクダンスならあくまでオールドスクールにこだわる。

 

今風のスタイルの踊りはやらない。

 

今風の方がスタイルも確立され洗練されていてかっこいいのは分かるが、あくまでオールドスクールにこだわる。

 

オートバイは今風のバイクには乗らない。

 

ネイキッドタイプしか乗らない。

 

レーサーレプリカのようなバイクには乗らない。

 

出来る限り昔のトライアンフのような古いイギリス車に近いスタイルのバイクに乗る。

 

SRとかW1とかXS1のような。

 

↑僕の単車です。母校の小学校にて。

エンジンスタートはもちろんキックオンリー。

エンジンかけるのが物凄く大変です。特に冬場は!

↑もう1台持っています。ハンターカブという狩猟専用のスクランブラーです。

 北米からの逆車です。ハイギア4段ローギア4段の合計8段変速でサブタンク付きです。

エンジンのスタート方式はもちろんキックオンリー。

 

 

 

不便だけどエンジンスタート方式はキックスターターオンリーのものしか乗らない。

 

ボタン1発で容易にエンジンを始動できるセル付きの単車には乗らない。

 

オーナー以外だとなかなかエンジンをかけられないような癖の強いバイクだと尚更好き。

 

バイク屋に持って行っても「すみません!エンジンかけられませーん!申し訳ありませんが、お客さん、ちょっとエンジンかけてもらえますか?」みたいなことを言われると内心ちょっと嬉しい。

 

コイツは俺しか扱えない、というような自負心と独占意識も芽生える。

 

それにキックが好きなのは何より、力いっぱいキックペダルを踏み込んでエンジンをかけることで「行っくぞおおおお!」と気合が入るからだ。

 

キックでエンジンをかけている様子

 

この人なんて気合入りまくり

 

女性にはちょっとキツイけど・・・

ちなみにキックによるエンジン点火をイギリス車愛好家の間では「儀式」と呼びます。

 

 

 

 

 

 

こういったスタイルが好きな理由。

それはたぶん高校生の時に見たイギリス映画「さらば青春の光」の影響だと思う。

映画「さらば青春の光」のモッズグループ

 

向かって左がモッズ、右がロッカーズ

 

主人公と敵対する暴走族のロッカーズが乗っていたトライアンフが主人公のモッズグループが乗っていたランブレッタやベスパなどのスクーターよりもかっこいいと思ったからだろう。

 

ロッカーズスタイル

上下レザー。鋲が打ち込まれたタイプのライダースを着たり、アーヴィンジャケットを着ることもある。ソックスはブーツの上で返してブーツの上にかぶせる。白いストールを風になびかせヘルメットは半キャップかジェット。ゴーグルはハルシオンのMK-8(イギリス空軍仕様)が人気。バイクはノートンやトライアンフといった単発かツインエンジンのイギリステイストのあるバイク。BSAも人気。

 

モッズスタイル

細身のスーツに細いネクタイといった紳士的オシャレファッション。

モッズパーカーを羽織ることもある。

バイクはベスパやランブレッタといったスクーターで、バックミラーをたくさんくっつけている。

典型的なモッズのスクーター。ライトやミラーがいっぱい付いています。

ファッションはシャレオツですが、バイクはあまり好きなスタイルではありません。

皆、モッズパーカーを羽織っています。

モッズもモテますね。

 

 

↓一方、こちらはロッカーズ(カフェレーサー)の面々。

 

 

 

女性のロッカーズもいますね。

これから公道レースに出る仲間を見送っているのでしょう。

何やら楽しそうですね。

 

 

 

彼らはカフェレーサーと呼ばれ、ジュークボックスにコインを入れて音楽が流れると同時にカフェの外へ飛び出し、バイクに飛び乗り、公道でレースをしていたことから「カフェレーサー」と呼ばれました。

公道レースで事故を起こして死ぬメンバーが後を絶たないので、レース前に神父と安全祈願をするロッカーズ。

↑こちらは第二次大戦中、ドイツ占領地をこれから爆撃任務に向かう爆撃隊の面々。

この儀式を真似したのではないかと個人的には思います。

当時、爆撃隊が着ていたアーヴィンジャケットもロッカーズは好んで着用していたそうです。

バイクと音楽をこよなく愛する奴ら

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はバイクに乗る時もフルフェイスはかぶらない。

 

必ず半キャップかジェットのヘルメットにゴーグルをつける。

 

 

 

 

これは昔の飛行機乗りの飛行帽にゴーグルスタイルが好きで、そのスタイルに似ているからだ。

飛行帽にゴーグル

これぞヒコーキ野郎です!

 

 

 

バイクに乗る時の服装は基本的にライダースジャケット。

 

マフラー(ストール)は白。

 

 

ずっしり重いキックスタート、冬場は1時間以上キックしてもエンジンがかからないこともあるキックスタート、下手をすればケッチン喰らって痛い目に遭うキックスタート、そんなストイックなキックスタートにはずっしりと重いライダースがよく似合う。

 

飛行服の代わりにライダースジャケット(60年代はイギリス製のアービンジャケットという飛行服を着ているロッカーズも多かったそうです。)

飛行帽の代わりに半キャップにゴーグルを被るようになりました。

ロッカーズの女の子

ちなみに「KISSは目にして~♪」みたいにポニーテールでロカビリーチックな女の子も結構好きです。

 

 

↑BE MY BABYのロネッツみたいな女の子

ロネッツも好きなんですよね~。

 

 

 

↑イギリス版 宝塚ってカンジ

↑「男なんかに負けてられないわ」という気迫が感じられます。

 

↑の写真は仕事帰りなのでスーツを着ていますが・・・

後ろに乗っているのはこのスタンドでバイトしている生徒。

停まっているから「3無い運動」にはかかりませんよね?

革ジャン通勤

 

 

 

 

 

ファッション

 

特にスーツ

 

大学時代から3つボタン以上のジャケットにこだわりがある。

 

これも映画「さらば青春の光」の影響である。

 

主人公のモッズグループのファッションの影響だ。

 

彼らは好んで細身のズートスーツを着ていた。

 

おかしな話でバイクに乗る時は主人公と敵対するロッカーズのファッションを身にまとい、仕事に行くときなどスーツを着るときは主人公のモッズファッションに色濃く影響を受けている。

 

ジャケットの前をとめるボタンは3つ、または4つ。

 

ジャケットの割れ目?はセンターではなく、サイドベンツ。

 

ポケットは出来ればチェンジポケット付き。

 

最近はサイドベンツのスーツが実に少ない。

 

だからここ何年かスーツを買っていない。

 

その代わりジャケットを買うようになった。

 

最近ハマっているのはコーデュロイジャケットとツイードジャケット

 

特に肘パッチ付き。

 

ファッションテーマは「おじいちゃん」だ。

 

1910年代~1930年代のファッションを意識している。

 

帽子はキャスケット。

 

ハンチングの一種でハンチングよりも大きめでふんわりした感じ。

 

華麗なるヒコーキ野郎の主人公ウォルドー(ロバート・レッドフォード)が被っていたからだ。

↑キャスケットとはこんなカンジの帽子です。ちなみに僕はウォルドーと全く同じ服装をすることが多いです。コーデュロイにタートルにキャスケット。

 

 

キャスケットに関して

 

一時期入手困難だったが、最近少しずつではあるが入荷する店も増え始めた。

 

ただ如何せん、タマ数が少ないだけに値段も高い。

 

昨日見たカンゴールのキャスケットは2万円近くもした。

 

ジャケット買えるぐらい高いじゃん!

 

ちょっと強気すぎる値段だよ。。。

 

カンゴールの帽子の中では1番高い部類じゃないかな・・・

 

 

 

 

ジャケットに話を戻します。

 

コーデュロイジャケットの他にツイードジャケットもよく着るのだが、最近どういうわけか、あらゆるお店にハリスツイードのグッズが置かれている。

 

「ファッションセンターしまむら」にすらハリスが並んでいる。

 

ただし、女性ものばかりだが。

 

このハリスブーム、いつからだろう?

 

何がキッカケ?

 

しかもかなりお手頃な価格で。

 

これは僕にとって非常にありがたい。

 

そのせいかツイードジャケットのタマ数も増え始め、それと並行して、その価格が最近下がり始めている。

 

ただ「他人とは同じことをしたくない」という生まれながらの性分か、最近さらなるこだわりが生まれた。

 

ノーフォークジャケットにハマり出したのである。

 

ハンティングジャケットとも呼ばれ、もともとイギリス人の男性が狩りをする時に着る服だ。

 

向かって左側の人がノーフォークジャケットを着ています。

ノーフォークジャケット

 

ツイードジャケットを取り扱うようなお店に入るとノーフォークも置いているところもある。

 

背中に横1文字にベルトのようなラインが入っており、襟の部分にはフラップ(風よけのために襟をとめるためのもの)が付いている。

ノーフォークの後ろ

背中にベルトがあります。

 

襟もとにフラップ(ネックストラップ。チンストラップ)。風よけで襟を立てる際、襟をこのフラップで閉じます。

 

このフラップ付きと言うのがまた飛行服にも似たエッセンスがあるので好き。

飛行服にもフラップが付いている物が多いです。

 

 

ノーフォークの生地はツイードに似て分厚い。

 

ノーフォークにガントレット(手袋。手首から肘近くまでメガホン状の覆いがついている)を付ければ冬場バイクに乗っていても全然平気。

 

典型的なヒコーキ野郎スタイル

手にはガントレット

ガントレットの上に腕時計

飛行機の計器は狂いやすいので腕時計着用は基本中の基本です。

 

ノーフォークは温かいので襟元をフラップで閉じてガントレットもはめれば防風効果抜群。

コートを着ているようなカンジ。

 

そんなワケで最近ノーフォークジャケットにハマっている僕は昨日、ツイードジャケットをノーフォーク風にしたジャケットを買いました。

 

もちろん肘パッチ付き。

肘パッチ付きツイード

向かって左側のポケットの上にもう一つポケットがありますね。これがチェンジポケットです。チェンジとはお釣りのこと。お釣りを入れる専用のポケットなんです。本来は。

 

うしろにはベルトが入っているようなデザインで、襟にはフラップが付いている。

 

ツイードジャケットとノーフォークジャケットのコラボはこんなカンジ

 

 

 

ベストと一緒に。

 

あ、書き忘れましたが、スーツを買う時もベストを一緒に買うことにしている。

 

いわゆるスリーピース(ジャケット、ズボン、ベスト)というやつだが、最近スリーピースで売られているのはあまり見かけない。

 

よって、ベストは別個に買う。

 

ベストにもこだわりがあり、僕が選ぶベストは基本的に襟付き。

 

スーツやジャケットのような襟が付いているやつ。

 

ツイードタイプの襟付きベスト

 

スリーピースのスーツの襟付きベスト

 

 

 

これもオールドスタイルなため、タマ数は少ない。

 

でもこのオールドスタイルなスーツを比較的安価に手に入るお店が上野にある。

 

高齢者御用達のお店。

 

意外と知られていない穴場である。