・中国漁船の横暴に毅然とした態度を見せた韓国 ~尖閣事件での日本の対応と比較してみる~ | アジアの真実

・中国漁船の横暴に毅然とした態度を見せた韓国 ~尖閣事件での日本の対応と比較してみる~

中国漁船 韓国警備艦と衝突し沈没:NHK

 朝鮮半島西側の黄海で、集団で違法操業していた中国の漁船が取り締まり中の韓国海洋警察の警備艦と衝突して沈没し、漁船の中国人乗組員1人が死亡、2人が行方不明となっているほか、海洋警察の警察官4人が漁船の乗組員から暴行を受けてけがをしました。

韓国の海洋警察庁によりますと、18日午後、黄海にある韓国の排他的経済水域で、海洋警察の警備艦が違法操業をしていた中国の漁船およそ50隻の取り締まりを行っていたところ、このうちの1隻が警備艦と衝突したということです。この漁船は、まもなく沈没し、中国人の乗組員のうち8人は救助されましたが、1人が死亡、2人が行方不明となっています。また、取り締まりを行っていた海洋警察官4人が、ほかの漁船の乗組員らに鉄パイプなどで殴られ、腕などを骨折する大けがを負ったと言うことです。海洋警察庁は、行方不明となっている漁船の乗組員の捜索を続けるとともに、衝突の経緯などについて詳しく調べることにしています。周辺の海域はイワシや太刀魚などが豊富な漁場で、これまでも中国の漁船による違法操業が後を絶たず、韓国の海洋警察庁は中国の当局に対し、取り締まりを強化するよう改めて求める方針です。菅総理大臣は18日夜、総理大臣公邸で、この衝突について秘書官から報告を受け、直ちに電話で前原外務大臣に対し、情報収集を徹底するよう指示しました。

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 リンク先に、韓国側が公開した動画もあります。先の尖閣事件とあまりにも対照的な韓国の行動に皆さんはどう感じたでしょうか。

 逮捕した船長を無条件釈放したばかりか、その犯罪の証拠ビデオをあろうことか中国に配慮して隠蔽した日本政府。それに対して、自国の海洋権益を守る為に毅然とした行動を取り、その犯罪の証拠ビデオを公開した韓国。そのビデオには激しく抵抗し、取締員に暴行を働く中国人の姿がはっきりと映されています。これがGPSデータなどで韓国のEEZ内で行われたことが合わせて証明できれば、世界中どこの国が見ても客観的に韓国側の正当性がはっきりします。それと同時に、韓国は自らの権益を守る毅然とした態度を世界と中国に見せつけることができるのです。

 竹島を不法占拠している韓国を褒めるのは本意ではありませんが、これこそが自国の主権を守る普通の国の行動です。今回は韓国のEEZ内での事件でしたが、尖閣問題はそれより遙かにレベルが上の領土問題に絡んでいます。その大事な領土問題であのような醜態をさらした日本政府と、今回の韓国の対応はどちらがまともな国の対応であるかは明らかです。



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参考書籍

いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実 国益を守る「国家の盾」
水間 政憲
4569794130