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今日は海外UFOネタではなく、CBAの資料をブログに残そうと思います。
その前に、先日NHKプレミアムで”超常ファイルSP、アメリカUFO神話に迫る”というタイトルの放送がありました。UFOファンの多くは視聴されたと思いますが、確かにNHKでドナルド・キーホーの名前を聞くのは新鮮味がありました。
しかし、個々の有名な事件に対する検討は余りにもお粗末でした。誰がスタッフとして番組内容に影響を与えたかは知りませんが、何れも時間の経過が甚だしい事件であるので、第一次資料を徹底的に調査して戴きたいと思います
NHKでの放送は視聴者に与える影響が大きいと考えます。放送内容のあの程度の薄っぺらい結論めいたものは話になりません。 

さて、画像は本題のCBA宇宙友好協会の1960年代世間を騒がせた、”地軸は傾く?”レイ・レクス・スタンフォードの双子の兄弟による著作です。原本は”Look Up”という小冊子です。

 

地軸は傾く:1959年8月 松村訳 宇宙友好協会発行 222ページ


目次を見ていただけば判りますが、彼らの1955、56年のUFOとのコンタクトが半分を占めています。この辺りは、高文社刊、平野威馬雄著 ”これが空とぶ円盤だ”、”それでも円盤は飛ぶ”をご覧になっていただければよく判ります。


 

 ”地軸は傾く?”の目次




 

右が”Look Up”という小冊子、1958年発行、66ページ  左は地軸は傾く?の裏表紙



  

レイ・スタンフォード
の署名が表紙裏に入っています。

因みにレイ・スタンフォード夫妻とは彼の当時の自宅・研究所があるテキサスで対面し、PSIインターナショナルの施設を数時間に亘り案内して戴きました。(JSPS本部の、UFO USA TOUR1979年8月:団長JSPS会長 並木伸一郎氏)
スタンフォード氏の真摯で親切な対応が心に残っています。





 

絶好調の頃のCBA、高尾山でのUFO観測会 1958年

  
 1960年初頭世間を騒がせた、”地軸は傾く”に端を発する”C騒動”で方向転換の末、1967年頃にはその活動が停滞し、松村最高幹部の坐骨神経痛とも言われる病気の関係で世間から姿を消すようになる。某化粧品会社との資金面での揉め事もあったと言われている。
CBAの会報には大手スポンサーの広告が掲載されている。

しかし、1974年、UFO News Special Report No.74-4/Jun-Julyをタブロイド版で発行している。中身は横浜のUFO目撃事件が中心である。
Kz.UFO本館のサイト記事を参照)
そして1974年9月には、大判のカラー写真他アート紙仕様で171ページにもなる、UFO NewsVol.6  No.1を発行している。

 
 CBA最後の底力を示した、UFO NEWS 1974年刊



この時期CBAといより、松村最高顧問個人の活動が英国の有名なUFO研究誌”Flying Saucer Review”に見られる。


 1975年3月発行 



 
   この画像は縦に掲載しています。

また、このFSRが別冊として発行している”Case Histories”という会報にも記事の掲載がある。
FSR Case Histories 1973.No.17 Decemberのその記事を紹介しよう。
このFSR CH誌には日本UFO科学協会の高梨純一氏も、沖縄のUFO事件の記事を発表しているのでまた別の機会に紹介しましょう。

 
   
  
  
  
  
 富山市と山形県の長井市に於けるUFO事件の記事である。


FSR誌には、松村氏によるこの記事以外にも、その後幾つかの記事が掲載されていたと記憶している。


Kz.UFO現象調査会