ライナス・ポーリングの経験主義とビタミンCの突出


ビタミンCを10g以上飲む場合、ビタミンCの突出を防ぐため、ビタミンEを併用して下さい。

d-αトコフェロールにて800IU以上。
自分は、C6g、E2200IU。
Eは、d-α400IU*3、ミックストコフェロール1000IU。

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/1187183204731335

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三石巌:全業績16、対話 ガンについて考える、より

 別に差別を好むわけじゃないけど、ありきたりのメガビタミン主義は経験主義だけど、われわれのメガビタミンは経験主義じゃないですから、なかみは全然ちがうわけでしょう。化学結合論でノーベル化学賞をもらったポーリングでさえもが、経験主義としてのメガビタミン主義を唱えているんですからね。分子栄養学は化学結合論なんだけど、大科学者ポーリングでさえ、こと栄養となると化学結合論そっちのけで、一段とレベルをおとしてものを考えているんですね。
 ポーリングは、ビタミンCをたくさんとらなければならないのは、それが、カゼの予防や、ガンの予防や、壊血病の予防や、ギックリ腰の予防や、高コレステロール血症の予防など、数えきれないほどの多くの役割をもっているからだとこたえたものです。僕はそれを経験主義と言っているわけです。
(三石先生はポーリングに手紙を書き、ビタミンCの突出の問題を記された)
 ポーリングのメガビタミン主義はビタミンCに特別力をいれているでしょう。それが危険ではないか、ということを書いたんです。その理由は読者の皆さんに分からないかもしれないので、ここに一言ふれておきましょう。
 まず、活性酸素として、あっちでもこっちでもよく発生するのはスーパーオキサイドですね。これがスーパーオキサイド除去酵素SODやビタミンCに出会うと、安定な活性酸素過酸化水素になる。これは二価の鉄イオンか一価の銅イオンがくると最強の活性酸素ヒドロキルラジカルに変身する。このとき鉄イオンなら三価になり、銅イオンなら二価になる。酸化されるわけですね。ところがビタミンCがあると、これらのイオンは還元されて、二価鉄イオン・一価銅イオンになる。このためにヒドロキルラジカルの再生産がおこる。これがこわいから、ビタミンCの突出はこまるのです。
(ヒドロキシルラジカルを除去すればいいわけですね。ビタミンEのようなものがあればーーーー)
 そこで僕は、ビタミンCを大量にとるときには、並行してビタミンEをとれといっているわけです。ビタミンEがたりない状態をビタミンCの突出といっているのですから。これは僕のアイデアでも何でもないんです。当然のことをいっているんですから。
(ポーリングさんへの手紙にそれをお書きになりましたか?)
 書きました。彼の夫人が亡くなって2年ほどたっていましたからーーー。ポーリング夫妻はカゼをひくと一日40gのビタミンCをとっていました。そのためにそれが突出を起こした結果が膵臓ガンになったのだろうというのが僕の推察ですから。彼女の原発は膵臓でしたが、かなり短期間のうちに全身に転移しました。ヒドロキシルラジカルのせいだと思いますよ。
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三石先生の理論は、ポーリングを軽く凌駕していた。
経験主義のポーリングと、理論に基づいている三石先生は、全然違う。

ライナス・ポーリング研究所からその理論を日本に持ち帰り、発展させたのがオーソモレキュラー。
溝口先生や姫野先生たちですよね。
http://www.orthomolecular.jp/

オーソモレキュラーはそれで良いと思いますし、対立するものではないです。
しかし、三石理論を次の世代に正当に継承している人が誰もいないことに今まで納得がいきませんでした。
じゃあ自分が継承して、次の世代に伝える必要があると再認識しました。


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