おはようございます

終活の窓口ばらっち のブログです

今日も訪問いただきありがとうございます

今日はお休みです


いつもよりゆっくり起きました🙇‍♂️





本日




😍なんとも幸せな夢を見ました



起きた時


これは今までみた夢の中で


もしかしたら一番幸せな夢なんじゃないか


としばらく今までみた夢を比べてしまいました



その夢は


わたしがお世話になった渋谷の


銀行のATMなどを作っている得意先企業である


「システムエンジニアさん」皆さんの夢でした


そこに勤めていらっしゃった企業の


お客さんがほとんど全員出てきて


😕懐かしい顔ばかり💦


💦18年もお世話になったのだから


🙇‍♂️思い出は限りなしです🙇‍♂️

 


 


そんな思い出を反芻しながら


今日は大島渚監督の話です🙇‍♂️




 私は、


大島渚監督がとっても好きです


いろいろな実験的なことを映画に


持ち込んだ監督として非常に興味深い方です


そして同時に


挑発的・扇情的な映画をたくさん撮ってきました


 

一番響いてきた映画は


1968年の「絞死刑」 


次は


「少年」


「ユンポギの日記」


「太陽の墓場」


「愛と欲望の街」


・・・「戦場のメリークリスマス」・・・


本当に社会性を帯びたものから



まったくなドキュメント


どれを観ても私は恣意が伝わり


しっくり来ました✨✨✨

 



 

そのなかでも「絞死刑」は見事です



これは


1958年に実際に起きた


「小松川女子高校生殺人事件」を題材にして


死刑制度存廃問題や


在日問題を盛り込み取り上げています



高校は現在も江戸川区にある学校ですが


少女は定時制に通う生徒でした


犯人は同じ定時制に通う少年R




 

 これから先は大島渚監督の脚色


そして脚本です


実際、拘置所、死刑場を


つぶさに調べ上げ再現していて


拘置所の片隅の死刑場で


死刑囚でありこの犯罪者


朝鮮人の少年、Rの絞死刑が執行されますが


Rは死ななかったのです



ロープにぶら下がたまま


Rは心神喪失状態に陥ってしまいます




この状態での再執行は法的に許されないために


Rの記憶を取り戻そうと


死刑執行人たちはRの犯罪や家庭環境を



「芝居」で


再現して見せます(時にコントをみているような)


執行人たちが四苦八苦する姿を描きつつ


その混沌とする事実と虚構



この事件の真相や


「これは」日本が内包する矛盾


問題点を提議していく映画でした


よく出来ている映画です



🧐大島渚の冒頭のナレーションは


淡々としつつも語気は荒く


こっちにつばが飛んできそうな語り口調です😤




 

貧しい家庭


飲んだくれの父親


不良の兄


口の不自由な母親


三人の弟妹


そういった抑圧された生活の中で


勉強はできたRは虚しく空想に生き


空想で女性を犯し


そして空想で殺すのです


そしてそれを全く同じように


現実に実行してしまうのでした

 



 Rが空想で愛した女が現れ


Rの犯罪が


「長い間虐げられてきた朝鮮人の怒りの証明だ」


と言ったことでもありましたが




Rは実は空想から表れてきた女がとても好きでした


そしてその女が


自らがしたように目の前で強姦されて


殺される場面を「想像してみた時」


はじめてRは自分がやったことを


生々しい現実の中で感得できたのです


RがRであることを認めたので関係者は


ほっとして酒を酌み交わしはじめ


そして処刑されることに同意しました

 



 

死刑執行の場面は


まあ本当にすごいです



クリスチャンならクリスチャンの


仏教なら仏教の供養が用意されています


まだ生きているのに


どれでもいいように机に用意され整っているのです


そして最後に食べる饅頭


最後に飲むお茶




そして最後の煙草


そういう大島監督の


畳み込むような解説多しの映画ですが


死刑囚はブルブル震え


目隠しをしていますから


カーテンを開けた踏板(ふみいた)のある世界は見る


ことができません



恐怖です

 

 ナレーションで



ものすごく印象に残る言葉があります




「そして・・・最後に感じる地球である」



と大島渚監督は淡々と語ります




どのような想いがあったか


この力強さはどこからくるのか


いつもそう思って、、、




「ユンポギの日記」もそうですが


ある種の積極的な強いエネルギーに圧倒されます

 


 

・・・今日もよろしくお願いいたします

 

🙇‍♂️朝から申し訳ありません


素敵な一日をお過ごしください