リニアいらないだけでなく・・・・・・
国家財政に大きな負担になるおそれがあると言われている
現状でJR東海は自己資金でまかなうとの事ですが、この負の遺産で最終的に経営危機に陥れば公的資金で救済という話になると思います。
完成する頃には葛西敬之会長はすでに会長であるはずもなく・・・・・・・・・・・・
上山:実は先日、橋山禮治郎さんの御著書『リニア新幹線 巨大プロジェクトの真実』(集英社新書)を読み感銘を受けました。改めてお伺いしますが、今のリニア計画にご賛成ですか? 反対ですか?
橋山:もちろん、私は反対です(笑)。
そもそもなぜ、反対なのか?
上山:私も反対です。なので、本 来は対談にならないのです(笑)。リニアは十分な国民的議論がないまま、急に建設が決定されました。
この対談では、反対のための反対ではなくて、反対する だけの十分な理由があるのだということをもっと明確にしていきたいのです。そこで、最初にJR東海はなぜリニアを造ろうとしているのかを、公開情報で改め て確認しておきます。
以下はJR東海のサイトからの引用です。
<(前略)東海道新幹線は、開業後48年が経過しており、鉄道路線の建設・実現に長い期間を要することを踏まえれば、将来の経年劣化や大規模災害に対する抜本的な備えを考えなければならない時期に来ています。
このため、その役割を代替する中央新幹線について、自己負担を前提に、当社が開発してきた超電導リニアにより可及的速やかに実現し、東海道新幹線と一元的に経営していくこととしています。
このプロジェクトの推進にあたっては、安全・安定輸送の確保と競争力強化に必要な投資を行うとともに安定配当を継続する健全経営を確保します。
そのうえで、まずは東京都・名古屋市間を実現し、さらに、経営体力を回復させたうえで、速やかに大阪市まで実現することとしています。>
出典:「超電導リニアによる中央新幹線の推進
」
(東海道旅客鉄道株式会社サイト:企業情報・事業紹介より)(改行は引用者が行った)
上山:いかがですか。この説明は?
リニアは災害対策には不向き
橋山:まず“大規模災害に対する 抜本的な備え”を言うのであれば、これは国策ですからまず国が提起すべきでしょう。
そして、いずれにせよ、リニアではだめですね。たとえば、東南海地震が 発生したときに、リニアには期待できません。
災害発生時には、人よりも物資の輸送が先決です。
東日本大震災を思い出せば分かります。
上山:リニアは大深度地下を通るので、物資輸送には不向きですね。地上の鉄道のように途中で補給もできません橋山:むしろ東海道新幹線を改良した方が良いと・・・・・・・