ボートトレーラーのハブベアリングとオイルシールですw
6月頃からベアリングプロテクターのグリスの減りが早いな~と思っていたら、オイルシールが逝ってしまったらしく、ホイールの裏側へグリスが大量に飛び散っていました。
初年度登録から既に9年が経過しているし、ベアリングもチェックがてら分解しました。
まずは下準備として、ホイールナットを緩めるためのソケットを買ってきたのですが…
全く合いませんw
当初、21mmでは緩く、19mmでは入らなかったので、てっきり20mmだと思っていたのですが…
もう思い当たるフシは1つしかありませんw
とりあえず、ベアリングプロテクターを外します
中からはモカソフトが登場?
ソフトクリームになったグリスをよくふき取ると、クラウンナットと割りピンが出てきます。
実は違う種類のグリスを混ぜると劣化してよくないそうですが、そんな事は全く知らず、Pで売っていたテフロン系グリス(恐らくウレアベース?)と、リチウム系とモリブデン系のトリプルミックス?モカソフトです(爆)
曲げられた割りピンを起こして取り外します。
とりあえずここで作業は一時中断!
(・∀・)
再使用しても問題なさそうですが、一応同じサイズの新品を用意します。
割りピンを持って、近所のホームセンターへ行きました。
再度、ソケットも買いました(汗)
21mmで大きくて20mmで小さいとなると…
インチサイズしか考えられませんw
予測通り、インチサイズでジャストフィット!
\( ̄O ̄)/バンザーイ
早速ホイールナットを緩めますが、軽く緩めるだけでまだ外しません。
ホイールナットが緩んだら、ジャッキアップします。
ジャッキアップし、タイヤが浮いたらウマをかませます。
このときに、タイヤを両手で揺すって、ベアリングの遊びなどもチェックしておきます。
タイヤを外すと、パーキングブレーキのディスクが出てきます。
ディスクを外せば、いよいよハブが登場です。
で、コレ↓がホイールの裏側…
グリスがいっぱい飛び散ってます。ハブの裏側はグリスがハミ出ちゃってます。
(||||▽ ̄)アウッ!
ホイール裏側はグリスをきれいに拭き取りました。
タイヤにもグリスが飛び散った跡がいっぱい残ってます。
クラウンナットを外して、ハブ本体を手前に抜き取ります。
外側のベアリングを取り外してみると、意外にもキレイでした。
外側のアウターレースです。
チョット分かりにくいですが、キズ一つありません。
日ごろのメンテナンスがイイからなどと勝手に解釈し、
『こりゃ~オイルシール交換のみで済むカモ~』
と思ってましたが…
続いて内側です。
こちらはオイルシールが付いているので、まずはそれから取り除きます。
再使用しないので、マイナスドライバーとかでこじれば簡単に外せます。
モカソフトに埋もれたベアリングを救い出します。
ちなみにトリプルミックスモカソフトは、水が混入したらしくトロトロに軟らかくなっておりました。
しかし…
ココで異変に気づく…
内側のベアリングをよく見ると、本体の色が違いますw
新しく買ったモノや外側に入っていたモノはステンレスっぽい色をしているのですが、内側に入っていたモノは本体が黒い色をしております。
そして…
ハブ本体のモカソフトをきれいに拭き取ると…
大変な事に…
内側のアウターレースが…
キズだらけデスw
Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄lll) ガビーン
表面は凸凹だし、全周にわたりサビのような跡がありマスw
もうこうなるとアウターレース交換しかないのですが…
しっかりと圧入されているので、そう簡単には外れませんw
玉砕覚悟で内側からマイナスドライバーなどで思い切ってブッ叩くか…
それとも消極的に、このままオイルシールだけ組んで終わらせるか…
( ̄~ ̄;)ウーン・・・
真剣に悩みましたw
悩んでいる間…
ベアリングプロテクターを分解して清掃しました(爆)
そして悩んだあげく…
玉砕する覚悟ができました(汗)
ひたすらマイナスドライバーで思いっきりブッ叩きますが…
1ミリ動くか動かないかの世界です。
しかも、全周にわたり少しづつ叩いていかないと外れないので、エライ時間がかかります。
今回の作業工程の7割位は、コノ叩く作業で要してますw
延々と叩き続ける事、数十分…
ようやくアウターレースが外れましたw
(-ω-|||)≡(|||-ω-)チカレタ…
左が新品。右側が外したヤツです。
そしてまたココからも難関です。
新しいアウターレースを打ち込んでいくのですが…
またもやマイナスドライバーで、少しづつ均等に打ち込んでいくので、ひたすら時間がかかります。
再び格闘すること、数十分…
もう疲れましたw
(-ω-|||)≡(|||-ω-)チカレタ…
新しいベアリングやアウターレース、スピンドル部に新しいグリスを塗りマクって、ハブを組んでいきます。
外側のベアリングを組む前は、ハブの本体の中にもグリスを大量に充填します。
クラウンナットを締めて、タイヤを取りつけてプレロードチェックを行います。
締めすぎず緩すぎずのところで割りピンを差込み、ピンの先を曲げてロックします。
ベアリングプロテクターをはめ込みます。
ニップルから新しいグリスを充填します。
後はタイヤを手で回してグリスをなじませます。
しばらく回していると、グリスがハブの中へ入っていくので、グリスが減ってきたら、再びニップルから補充します。
コレを何回も繰り返し、ベアリングプロテクターのグリスが減らなくなったら完了です。
ベアリングプロテクターがキレイになった事が一番嬉しいです
\(≧▽≦)丿\(≧▽≦)丿ウェーブ!! ウェーブ!
コレ↓が内側のベアリングとアウターレース。
ベアリング本体はナゼか黒い色をしております。
もしかすると、コレが最初から組まれていたモノで、外側はなんで色が違うのか?
あくまで推測ですが、外側は1回交換していたため、新品と同じ白だったのかもしれません。
こちらはオイルシール。
全て樹脂っぽい感じですが、新品は回りが金属でスピンドルと接する面だけが樹脂っぽい感じでした。
最後に…
パーキングブレーキのシューがナゼかグラグラだったので、ナットをしっかりと締め込みましたw
恐らく反対側もそうなっているんぢゃないかと思い、ボート下へ潜り込んだら…
なんとっ!
ブレーキシューが無くなってマス
ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ あぅあぅ・・・
また発注しなきゃ~
(;´д`)トホホ
とりあえず…
右側だけは終わったので…
今度は左側へ挑みますっ!
└(´▽`*)┘ガンバルゾー!!