いよいよ、落成検査当日です。
まず、検査開始前に以下の提示を求められます。
①第一級アマチュア無線技士免許証
②既に取得しているアマチュア無線局の免許状
③無線局指定変更・変更許可通知書
※以前は必要であった『無線局検査簿』『電波法抄本』は必要ありません。
次に、検査が開始されます。
①出力測定
リニアアンプの直後に検査官が持参された『パワー計』を接続して出力を測定します。
『パワー計』の直後は、もちろんアンテナに接続せずに、ダミーロードに接続して行います。
当局は1.9MHz~28MHzまで1KW申請でしたが、申請した全ての周波数で測定しました。
②周波数測定
エキサイタとリニアアンプの間に検査官が持参された『周波数測定器』を接続して測定します。
14MHzのみ測定しました。
③電界強度測定
さて、いよいよメインイベントと考えられる『電界強度測定』です。
ここからは、アンテナに接続しての検査になります。
アンテナのエレメント直下で、検査官が持参された『電界強度計』で測定します。
申請した全ての周波数で、申請した範囲内での最高出力の電波を発射して測定します。
測定値は。。。。計算値より、かなり低いのが実情のようです。。。。
④自宅でのTVI調査
被検査局のテレビでの『TVI調査』を行います。
検査官の1名がテレビに、もう1名が無線機に配置され検査します。
検査対象の全ての周波数を、1KWの電波を発射しながら調査しました。
また、当局のTVは地上波デジタルのみ視聴しているので、地上波デジタルのみ全チャンネルを検査しました。
以上で落成検査は終了です。
所要時間は約1時間でした。なぜか、大量の汗をかきました。
無事に落成検査に合格すると『無線局検査結果通知書』を交付して頂けます。
同時に『無線局免許状』も交付されます。なんと、交付日が手書きです。今後、交付日が手書きなのは、お目に掛かれないでしょう。
これで、晴れて『KW運用』が可能となります。
200Wまでの局と違い、落成検査を伴う200W超の局(現実は500Wか1KW)の免許を取得する為には、相当な苦労が必要であるのは否めません。
もちろん、経済的にも、それなりの費用が掛かります。
また、近隣住民への配慮も欠かせません。
しかし、『KW免許』を取得できた時の『達成感』は格別なものです。
ところで、日頃、色々なバンドをワッチしていると、どのように考えても免許状で許された出力以上の電波を発射しているアマチュア無線局を散見します。
そのような局長に限って、自分の発射している電波の出力を明らかにしないように感じます。その方は、多少なりに後ろめたい思いがあるのかな?と想像します。
私は、全ての局長に『KW局』にQROする事を勧めるつもりはありません。
それどころか、KW局なんてエコに反すると、批判される方が存在するのは百も承知しています。
しかし、許される範囲であるKW局の免許の取得にチャレンジするのもアマチュア無線家として素晴らしい事だと思います。
そして、KW局の免許を取得した後に、状況に合わせた出力で運用すれば良いと考えています。
その為に、現状では難解な『KW局』の申請に参考になればと思い、このブログを書きました。
もし、『判らない』『違う』ことが有りましたら、遠慮なく質問を頂ければ幸いです。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
貴局において、今後の益々の発展と繁栄を祈念します。
まず、検査開始前に以下の提示を求められます。
①第一級アマチュア無線技士免許証
②既に取得しているアマチュア無線局の免許状
③無線局指定変更・変更許可通知書
※以前は必要であった『無線局検査簿』『電波法抄本』は必要ありません。
次に、検査が開始されます。
①出力測定
リニアアンプの直後に検査官が持参された『パワー計』を接続して出力を測定します。
『パワー計』の直後は、もちろんアンテナに接続せずに、ダミーロードに接続して行います。
当局は1.9MHz~28MHzまで1KW申請でしたが、申請した全ての周波数で測定しました。
②周波数測定
エキサイタとリニアアンプの間に検査官が持参された『周波数測定器』を接続して測定します。
14MHzのみ測定しました。
③電界強度測定
さて、いよいよメインイベントと考えられる『電界強度測定』です。
ここからは、アンテナに接続しての検査になります。
アンテナのエレメント直下で、検査官が持参された『電界強度計』で測定します。
申請した全ての周波数で、申請した範囲内での最高出力の電波を発射して測定します。
測定値は。。。。計算値より、かなり低いのが実情のようです。。。。
④自宅でのTVI調査
被検査局のテレビでの『TVI調査』を行います。
検査官の1名がテレビに、もう1名が無線機に配置され検査します。
検査対象の全ての周波数を、1KWの電波を発射しながら調査しました。
また、当局のTVは地上波デジタルのみ視聴しているので、地上波デジタルのみ全チャンネルを検査しました。
以上で落成検査は終了です。
所要時間は約1時間でした。なぜか、大量の汗をかきました。
無事に落成検査に合格すると『無線局検査結果通知書』を交付して頂けます。
同時に『無線局免許状』も交付されます。なんと、交付日が手書きです。今後、交付日が手書きなのは、お目に掛かれないでしょう。
これで、晴れて『KW運用』が可能となります。
200Wまでの局と違い、落成検査を伴う200W超の局(現実は500Wか1KW)の免許を取得する為には、相当な苦労が必要であるのは否めません。
もちろん、経済的にも、それなりの費用が掛かります。
また、近隣住民への配慮も欠かせません。
しかし、『KW免許』を取得できた時の『達成感』は格別なものです。
ところで、日頃、色々なバンドをワッチしていると、どのように考えても免許状で許された出力以上の電波を発射しているアマチュア無線局を散見します。
そのような局長に限って、自分の発射している電波の出力を明らかにしないように感じます。その方は、多少なりに後ろめたい思いがあるのかな?と想像します。
私は、全ての局長に『KW局』にQROする事を勧めるつもりはありません。
それどころか、KW局なんてエコに反すると、批判される方が存在するのは百も承知しています。
しかし、許される範囲であるKW局の免許の取得にチャレンジするのもアマチュア無線家として素晴らしい事だと思います。
そして、KW局の免許を取得した後に、状況に合わせた出力で運用すれば良いと考えています。
その為に、現状では難解な『KW局』の申請に参考になればと思い、このブログを書きました。
もし、『判らない』『違う』ことが有りましたら、遠慮なく質問を頂ければ幸いです。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
貴局において、今後の益々の発展と繁栄を祈念します。