前回までのあらすじ
1月16日、我々探検隊は二十六夜山登頂の後、南伊豆吉田の集落にあるという白鳥神社を目指す
( ̄□ ̄;)
根回り4.1m、樹高10m
これが、県指定天然記念物のビャクシン杉・・・
凄すぎでしょ・・・( ^ω^)
海岸からほど近い場所に800年
幾多の台風、津波にさらされながらも生きながらえてきた
それだけで奇跡のような大木である
沼津の大瀬崎のビャクシンも素晴らしかったが、
南伊豆にもこのようなビャクシンがあったことは新鮮な驚きであった
そしてその後ろには
白鳥神社
破れたガラスから、そ~っとのぞいて見てみましょ( ^ω^)・・・
思い出すのは「富戸の海坊主」である
伊豆の民話
http://www.duo.or.jp/izu-minwa/minwa3.htm
伊東の富戸の海に出るという海坊主
恐ろしげな声で「柄杓を貸せ~」と船乗りたちに言う
うっかり渡してしまったら最後、その船は柄杓で海の水を汲み入れられ沈められてしまう
以来、船には穴の開いた柄杓を置くようになったという言い伝え
新事実!?
南伊豆の海にも海坊主はいたのか!?
穴の開いた柄杓でもうひとつ思い出すのは、やはり伊東の音無神社
水がスポッっと抜けることから安産の神様とか
それにしては穴の開け方が中途半端ですが・・・(^_^;)
後でネットで調べたところ、ここは航海安全と安産の神さまだそうです・・・
てことは、海坊主も、ほんとかもネ( ̄▽ ̄)
南伊豆町のホームページによりますと
http://www.town.minamiizu.shizuoka.jp/form1.php?pid=204
ここでは、安産をお祈りするとき、夫婦で「おみくじ」を引き、ぶじに安産を終えた夫婦は小穴を開けた「ひしゃく」と「麻ひも」を持ってお宮にお礼のお参りをするといった、いっぷう変わったならわしがあるそうです。
それにしても、境内は西日が射し込み、いっそうその神秘さを増してきます
キツツキ分譲マンションかっ Σ(・ω・ノ)ノ!
今回私が一番不思議に思ったのがこの石垣
どう見ても、石垣を作った後から上に巨大な岩がかぶさっている!
誰が、何のために?
この岩が最初からあったものなら、この石垣はわざわざどうやって作ったのか?
先ほどのHPによりますと
白鳥神社は、1974年(昭和49)の伊豆半島沖地震で落石の被害を受けたため、地震後、社殿を西側に移しかえました。
とあります。
もしかしたら、これが落石の名残りなのかも?
ソテツ類が生い茂り、ちょっと日本離れした境内。
これまで行った神社の中でもこの空間は異質です。
パワースポットと言えばパワースポットなのでしょう
ですが、例えるなら、ドラゴンクエストで辺境の寂しい村にたどり着いた時のような物悲しいメロディーが聞こえてきそうです。
そんな気分を味わいたい方はいちど訪れてみてください。
海の里、吉田。