こんにちは。Kinoshitaです。

 

子供が欲しくなったらまず基礎体温

不妊治療するならまず基礎体温

基礎体温が良くない日は不安になる

と考えている方が多くいらっしゃると思います。

 

先に言っておきます。

現代の検査、治療を行なっていく上では、基礎体温は必須ではありません!!

 

私たちの行う不妊治療の業界ではどんどん新しい検査や治療ができるようになっています。

昔は絶対に必要であった検査も、今では必要なくなることも多々出てきます。

 

今では様々な診断機器が発達し、血中のホルモンが測れたり、超音波の性能が上がったことで直接排卵する卵胞を確認することまで、できるようになりました。それに伴い診断基準もどんどんリニューアルされます。

 

病院にかかっていない 間に自分の体をまずチェックしたいと思う方はまず測ればいいと思いますが、現代の不妊治療を行う医師にとっては基礎体温によって治療方針が決定されることなどはありません。

 

これは決して突拍子もないことを言っているのではありません。

海外の不妊治療関連学会などではすでに基礎体温(Basal Body Temperature)の話はほとんど出てきません。

 

もともと基礎体温は教科書などで見るような綺麗なグラフになかなかなりません。

寝不足、体調、飲酒、ストレスなどあらゆる要素で体温は変わります。

また、綺麗なグラフにならなくても妊娠されている方もたくさんおられます。

 

綺麗なグラフをしていても排卵していない場合もあります。(黄体化非破裂卵胞)

黄体ができるので体温は上がるが、最終的に排卵できないという状況です。

この現象も超音波をしっかりと見ることではっきり確認ができます。

 

基礎体温でよく目にする、

・排卵しているかこれでわかります。

・ガクンと下がった日が妊娠可能日

などという文言には注意してください。

根拠のない俗説です。

 

基礎体温に疲れ、逆にストレスとなり

基礎体温がメリットよりデメリットとなっている方も多くいらっしゃいます。

 

不妊専門外来に来ている皆さまは安心して下さい。

基礎体温が測れなくても大丈夫です!!

 

不妊治療はシンプルで最短に!

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