どんなに気密を追求したくても0.5を目指そう!と思っても、N=3(3回測定)平均値で0.7下回っておれば工程は進んでいきます。
もう工務店レベル(失礼)でも、0.5ぐらいは軽く達成できるのですよ>一条工務店さん!
気密がとれない理由 最大の問題点
それは
技術云々ではなく、
社員教育の不徹底!です。
かなりレベルの高いことを要求していることはわかっています。
ですが敢えて指摘させていただきます。
日本の物作りは教育と現場レベルのカイゼンの積み重ねです。
i-cubeの場合、コーキングですることにこだわるなら、この図のように施工すべきです。
気密ラインでコーキングしておけば、室外と室内を完全に分離できます。
ちゃんと施工すれば空気は漏れません。
なぜかというと、実際には穴は配管やケーブルが入るぎりぎりの大きさで空けられていて、コーキングガンの先端が中まで入らないから、必然的にこうなります。
今の施工方法では上の図のような施工は事実上不可能なのです。
これでは室外の通気層や外断熱と構造用合板の隙間から入った空気は室内のEPSと合板の隙間に流れ放題です。
じゃあ、実際EPSと気密ラインの隙間はどの程度なのか?
この施行写真を見てください。
つまり断熱材と構造用合板の間には、けっこう隙間があるのです。
これは側面だけですが、裏面も同様に隙間があるものと思われます(1ミリあるかないかでしょうが)。
これではコーキングがもったいないだけです。
はっきり言って、意味ありません!
気休めぐらいにはなるかも知れないです。
そしてこれは、後付のエアコン配管にも言えます。
今は気密スリーブを用いる方法を採用する会社もあります。
細心の注意を払いたいものです。
そして、まだ着手承諾されていない方は考えどころです。
気密はずさんな一条施工よりも後付配管の方がとれるとおもいます。
見栄えをとるか、気密をとるかです。
明日は手遅れっぽい人のための解決策を考えてみます。