7/3(金)、池袋の"夜の街"で感染者が増えた、という報道に接したことにより、対策を宣言するための大会が急きょ行われました。
「緊急池袋繁華街 新型コロナウイルス感染防止大会」と銘打って豊島区が主催し、小池ゆりこ東京都知事をはじめ都関係職員、池袋駅東口・西口など各環境浄化対策団体、組織犯罪対策防止協議会、食品安全協会、観光協会、社交業組合、池袋駅周辺の町会長や商店会長、警察、消防など。豊島区議会からも正副議長の他、私を含めて各会派の幹事長が出席しました。
会場内はスペースを開け、手指消毒やマスク着用など感染拡大防止策を取りながら大会は実施。
冒頭、高野之夫豊島区長による挨拶。
"夜の街"の感染者数で池袋が新宿を上回った(日がある)というショッキングなニュースあり。
池袋の街のイメージが低下をしかねない。
ホストクラブ従業者全員にPCR検査を受けてもらい、不安を解消したい。
小池ゆりこ東京都知事より来賓挨拶。
新型コロナのこれまでのざっとした経緯の説明。
昨日が107名で本日が124名の陽性者、本日は新宿が50名以上で豊島区は7名、20代30代の陽性者が圧倒的という結果。
都が作成した業種別のガイドブック、チェックシート、取組をしている店舗を示すステッカーの案内など。
(⇒都HP「感染防止徹底宣言ステッカー」)
豊島区の取組みを都のモデルになるよう確立してもらいたい。
豊島区から、池袋の繁華街の概要について、豊島区の感染状況等についての説明あり。
東京都からも、今後の方針等について説明がありました。
都からは、
・医療体制の状況(現在は感染拡大状況のレベル1の段階で病床1000床確保済み、レベル2に移行するかもしれないので医療機関に3000床へ増床するよう要請済)
・新しいモニタリング方法について昨日公表⇒都HP「モニタリング項目の状況(試行)」
・業界別ガイドラインなどの公表⇒都HP「事業者向け『東京都感染拡大防止ガイドブック』」
・検査体制、相談体制、普及啓発等の対策。店舗で感染者が発生した場合に顧客へ通知するサービスも準備中。
・新型コロナ拡大防止チェックシート、ステッカーの用意など(⇒都HP「感染防止徹底宣言ステッカー」)。
最後に高野区長が「豊島区新型コロナ感染防止宣言」を行いました。
「私たちは、新型コロナウイルス感染症という史上最大の危機に、断固たる決意をもって戦ってまいります。
私たちは、区民の生命と生活を守るため、「オールとしま」で万全の対策を講じて池袋そして豊島区を守ってまいります!」
<具体的な対策>
以上が大会の概要です。
今回の大会の中で、いくつか具体的な対策が見えました。
◆"夜の街"へのPCR検査
・クラスターの職種に絞って対策を行う。ホストクラブ従事者へのPCR検査を行っていく。
・接客を伴う業種についても対策を広げることも視野
◆情報開示
・個人情報に配慮しながら、情報開示を検討
◆事業者による感染拡大防止対策の後押し
・東京都の取組みとして、感染防止徹底宣言ステッカーあり。チェックシートのチェックを全て満たすとダウンロード可能。
⇒都HP「感染防止徹底宣言ステッカー」
・東京都の取組みとして、業種別のガイドラインによる対策促進
⇒都HP「事業者向け『東京都感染拡大防止ガイドブック』」
・豊島区の取組みとして、豊島区感染拡大防止対策推進登録制度を創設。
「ななまーる」7つの宣言を満たして申請をすることにより、登録ステッカー配布や区による店舗紹介など。
⇒区HP「『ななま~る』7つの宣言 ~豊島区感染拡大防止対策推進登録制度~」
都と区が連携して対応を行っていくことが確認できました。
新型コロナウイルスへの対応を出来る限り行い、第2波を極力防げるよう対策を行っていきたいです。