今日のブログは

大方の予想通り(笑)

沢村賞の総評と参りましょう。

 

 

 

しかし昨日は

決まるのが早かったよ。

ものの10分かな(笑)

 

 

 

俺が選考委員として

携わるようになった中だと

当時の楽天・田中将大くんが

24勝0敗を記録した2013年以来だな。

 

 

 

あの時も確か

10分で決まったと思うよ(笑)

 

 

 

9月の時点では

広島の大瀬良くん

西武の多和田くん

この2人の名前が挙がってて

 

 

 

大瀬良くんの方が

一歩リードしてはいたものの

今年は揉めるかな~

なんて思ってたんだ。

 

 

 

そこへ

菅野のラストスパート

これは凄かったねぇ。

 

 

 

終わってみたら

ただ1人

選考基準7項目

全クリアだもんね。

 

 

 

選考基準→菅野の成績

1)勝利数15以上→15

2)奪三振数150以上→200

3)完投試合数10以上→10(内、完封8)

4)防御率2.50以下→2.14

5)投球回数200以上→202

6)登板数25以上→28

7)勝率6割以上→.652

 

 

 

 

素晴らしい数字だ。

これは文句なし、だね。

 

 

 

それじゃ決定までの10分を

ここで、ご説明いたしましょう。

 

 

 

選考委員の年長者から順番に

平松政次

山田久志

村田兆治

北別府学

 

 

 

1人2~3分ほどで

僕はこの選手だと思います。

理由はなんとかかんとかって

述べるわけよ。

 

 

 

大概この4人でもって

すでに意見が

分かれてるもんでね

 

 

 

最後に委員長役の俺が

自分の意見を言った後に

調整役に回るんだけど

 

 

 

昨日はなんてったって

5人全員が同じ意見だから

はい、終了~だよ。

 

 

 

最後にオブザーバーとして

同席してくださっている

セ・パ両リーグの関係者など

賞に携わる方々に

 

 

 

「5人の意見がまとまりまして

今年の沢村賞は

菅野智之投手に決まりましたが

よろしいでしょうか。」と

 

 

 

報告と承認を得て

晴れて決定と

そういう流れなんだよ。

 

 

 

それで昨日はね

「じゃあ、早いけど

記者会見しちゃいましょうか」

ってなったら

 

 

 

なんと

「まだ記者の方々が

集まっておりません!」

だって(笑)

 

 

 

まぁ去年は、菅野か

西武の菊池雄星くんかって

少し時間がかかったからね。

 

 

 

それじゃ雑談でもして

待ってましょうか、って

これもなかなかないよ(笑)

 

 

 

 

ピッチャーの分業制が確立してきた今

選考基準を達成するのが難しい

数字的に厳しいんじゃないか

そういう意見が内外からある。

 

 

 

でも俺としては

賞の冠に

「沢村栄治」という名前を

つけている限り

 

 

 

先発完投型で

その年のNo.1ピッチャーに授与する

という伝統は継承していきたい

そう考えているんだ。

 

 

 

そして沢村さんの栄光に

傷をつけないよう

目標も高くもっていたい。

 

 

 

だからこそ

安易に基準の

数字を下げたくない。

 

 

 

でも、近年なかなか達成できない

それも現実としてあるので

今季から沢村賞独自のQSの数も

考慮することにした。

 

 

 

独自のQS(クオリティースタート)とは

MLBの基準である

6回以上自責点3以内ではなく

7回以上自責点3以内とした。

 

 

 

これも完投してもらいたい

という意味をこめて

あえて7回に設定したんだ。

 

 

 

でも今回は

そんな議論をよそに

菅野が全項目をクリアしてくれた。

 

 

 

分業制が確立した今でも

クリア出来ないことはない。

やれるんだ。

 

 

 

それを裏付けてくれた

大変意義のある沢村賞だったと

俺は思っている。

 

 

 

菅野、おめでとう!

そして、ありがとう!

 

 

 

来季の菅野の目標は

3年連続沢村賞に20勝とか。

 

 

 

たのもしいじゃないの。

今から楽しみにしているよ!

(巨人軍公式サイトより)