"アンジュルム"の皆さんのアルバム『輪廻転生』が5月15日発売されましたね！
おめでとうございます！！
新曲「フラグをぶっ壊せ！」(竹内朱莉さん、室田瑞希さん、太田遥香さん、伊勢鈴蘭さん) を
本名の井筒日美で作詞させていただきました。作曲・編曲は宮永治郎さん。
また、このアルバムには、初めて大好きなハロプロさん、アンジュルムさんに関わることの出来た思い出深い「涙は蝶に変わる」も収録していただいて感謝感激です。
集大成な豪華アルバムになっていますので、ぜひ聴いてくださいね！！
※ライナーノーツもどきな制作メモを綴ろうと思い、下書き保存していたものを推敲してアップしようとしたら、なぜか消えてしまい…
いつも以上に駄文になってしまっていると思います(^_^;ご了承くださいm(__)m
さて、
今回はディレクターさまとのやりとりはお電話メインだったので、ちょっと記憶が薄れてしまってはいますが、
ローリング・ストーンズとか古き良き時代のロックに、ちょっと「斜に構えたような世界観」というのでしょうか、「アンジュルムらしさ」を表現してください、といった内容だったと思います。
実はバリバリなロックが大好きなので、戴いた曲を聴いた瞬間にしびれちゃいました^^*
ディレクターさんから戴いた楽曲へのイメージのご説明がとても分かりやすく、
宮永さんの元々のアレンジがもう既に世界観が完成されているなあと感じて、それ故に、どんな言葉を載せるかというワクワク感はハンパなかったです。
イントロのレコード時代のようなレトロ感を生かしながら、アンジュルムさんならではの現代の女子の世界観にしたいなと思いました。
具体的なご指示をいただいた3つのポイントとしては、
1つめは冒頭。こちらは日本語でもはめ込んでみたのですが、英語verになりました。
2つめは間奏のラップ部分。
「言葉遊びよりは内容重視でしっかり伝えてください」ということで、割とラフな感じで言葉を詰め込んで押韻しています。
歌うには難しかったかもしれませんが、めちゃくちゃカッコ良く歌っていただいて感謝です。
3つめはサビの裏でひたすらワンワードを歌い続けたい、ということで、
歌詞カードには書かれていませんが、実は「木っ端みじん」と繰り返して歌っていただいてます。
この歌はサビの譜割にハマる「フラグぶっ壊せ」と「澄み渡る川に棲めない魚たち」のフレーズが浮かんだところでテーマが決まりました。
私はサビのテーマが真っ先にパーンと浮かぶと、一気呵成に書き上げられるタイプなので、その意味でも俯瞰作業もスムーズだった気がします。
宮永さんの楽曲が世界観をそのまま語りかけてくださる感じだったので、
自分の中では、〆までの限られた中でも伸び伸びと、ギュギュッと濃縮された創作タイムになったのではないかなと思います。
心地よい緊張感を心底楽しめました✨
そして何よりも、
竹内朱莉さん、室田瑞希さん、太田遥香さん、伊勢鈴蘭さんのロック魂が炸裂して、見事なハーモニーで、本当にかっこよく歌ってくださって感謝感激です！！
1コーラス目は、私自身も会社勤めをしていた頃に抱いたモヤモヤ感、そこから変わっていない普遍的な社会人としての日常を描いてみました。
2コーラス目は、めまぐるしく変化してゆく現代社会、昨今のSNS事情（笑）を取り上げてみました。
「イイネ」って、押したくなる記事や押したい方の投稿だったり、押して貰って嬉しいからお返しを押したいという感謝の気持ちも含めて、自分が押したいから押すものなんだろうけど、
押してもらえないのはなぜだろう、嫌われてるんだろうか、とかあれこれ思い悩んだり、憶測でネガティブな方向に考えちゃう人がいるのも事実で、ちょっと面倒な側面もありますよね。
イイネがお互いに義務感になってしまったら、全然イイネじゃないなと感じます。
SNSはほんの一例ですが、
「誰かに勝手に期待して ガッカリするんじゃ 無駄じゃない？」
という歌詞は、いろんな現代のシーンで、相手を変えるんじゃなくて、自分が変わる、ということの意義が伝わっていたら嬉しいです^^*
勿論、イイネをいただけたらテンション上がるし、すごく嬉しいんですけど（笑）
様々な人と繋がることができることがSNSの醍醐味だろうから、
自分の時間も、相手の時間も、大切にしあって、
お互いの無事が分かって目にした投稿に、心の中ででもイイネを感じあって、ほっこり安心できたらいいなと思っています^^*
誰もがたまには1人で静かに過ごしたいときもあるだろうし、お互いに負担のない形で楽しくコミュニケーションがとれたらいいですね。
サビの「澄み渡る川に棲めない魚たち」というフレーズは、
「水清ければ魚棲まず」「水清無魚」といいますが、人間も同じだと日頃から感じていました。
「見ざる聞かざる言わざる」ともいいますし、うまくスルーすることも心のバランスを取る秘訣なのだろうなと。
幼少の頃に読んだ物語で、タイトルは失念したのですが、「喜びを見つけるゲーム」を日々実践しようとする女の子の健気な生き方に子供心に憧れて。
人間って、不平不満ばかりに目が行きがちだけど、嬉しいことやプラスの出来事にフォーカスして日々を過ごせば心も豊かになれるはず…、
実際にはなかなか難しいですけどそんな意識で過ごしたいなと思ってきました。
でも私はそんな欠点も含めて、人間が大好きで、人間観察、人間探求が大好きです。
だからこそ、「澄み渡る川に棲めない魚たち」で大いに結構、ゼンゼン素敵だよって思います^^*
なので、ごくごく身近な日常的なシーンを描きつつ、人類への応援歌にもなればと思い、綴りました。
この歌を聴いてくださった皆さんが、一度きりの人生、無心に選び取って、我武者羅に進んで、そんな自分を信じてあげて、願う未来へ、光を感じる方向へと進んでゆけるようにと願っています。
一ファンとして、和田彩花さん、あやちょさんの卒業はすごくさみしいんですけど、お疲れ様とありがとうを心からお伝えしたいです！今後のご活躍も応援しています！！
そして、新メンバーも加わったメンバーの皆さんでこれからも進化し続けるであろう「アンジュルム」、ますます目が離せないなと楽しみにしています！！
井筒日美