草刈機・刈払い機 チェンソー の エンジンの秘密  | 岩手県 二戸市 の工具専門店 STIHL Shop スチールショップ ひぐひぐのブログ

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チェンソー、刈払機を始め、エンジン工具、電動工具の専門店です。

故障修理情報、新製品情報などをヒマみて、当方調べにて更新中 (^^

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お店で 営業してますと 様々なメーカー・機械が持ち込まれます 
そこは機械屋、スチール以外でも 取扱いできるメーカーのものは修理します (なので、ご存じの方は持ち込まれます)

たまに、 取扱いできないメーカーでも、興味深い症状の機種は始動してみたりもします (知ることは大事なので

その症状のなかで 最近、興味深いのは 新しい機械を買ったけど(他店でね)

「パワーが無い! こんなもんだろうか????

とのこと、 草刈機・刈払い機での問い合わせがおおいです 全国的には販売メーカー数からみても チェンソーより 刈払い機の 購入者は おおいのではないでしょうか?

http://www.lema.or.jp/
http://www.lema.or.jp/environment/voluntary_emission_regulations.html#id02
そう、 排ガス規制の関係で 数年前から各メーカー 試行錯誤の新 型エンジンを搭載してきてるのです 
http://www.lema.or.jp/about/members.html
(陸内協 に加盟してないメーカーもあるので、排ガス規制 無視のところも


排ガス対応のエンジンによって 
同メーカーの 同排気量のエンジンでも
出力が下がってしまってる 
エンジン 
もある

のです そのせいで パワーが無いとかんじることも・・・・

それを感じやすいのが 

規制をクリアするために 触媒マフラーを採用している 
エンジン に多いですね



その点、
スチールは 2MIX・4MIX エンジン 方式
で マフラーにフタするような 触媒を採用しなくても規制をクリア

できてるので、 ご安心ください



もう一つ 面白い仕組み 謎? をご紹介

FS55C-E

27.2cc 0.75kw 5.1kg

 

FS23C-E

 

 

 

21.4cc 0.75kw 4.2kg


感のいい方なら すぐお気づきになると思います  
排気量は差があるのに 出力は同じなのです


それだけ、 FS23 の エンジンが優れているんですねー
排気量だけでなく、 エンジンの構造、イグニッションモジュール(火花を飛ばす部品) キャブレター等 
パワーロス
なく 効率的に 設計されてる エンジン なんですねー 


ちなみに 他の スチール 刈払い機のエンジン 出力

FS25.26  2MIX 24.1cc 0.90kw 
FS100  4MIX 31.4cc 1.05kw 
FS130 
4MIX 36.3cc 1.4kw 
FS240 2MIX 37.7cc 1.7kwです




それでは、他社はというと 


出力の カタログ表記 ホームページでの表記をしてない

ところが多いです


(ハスクは表記してましたがチェンソーなんで)

私の想像ですが、
表記をしないほうがいい 理由があるんでしょうね 

排ガス総量規制の関係で同じエンジンなのに 
規制をクリアするエンジン(触媒式) 
クリアしてないエンジン 
用意しなくてはいけないからではないでしょうか 

単純に クリアしたエンジンだけ販売すればいいじゃん 
って思っちゃいますが、 
クリアエンジンはパワーが無い 
従来機より 劣る 
ってなるので パワーが落ちない機種 と 2機種用意してるのでは???
と、推測

eco と 記載してるのと、そうでないエンジンとわかりやすく紹介してるメーカーもありますよね

そもそも 陸内協(LEMA)の 排ガス 総量規制って 平均で 50cm3 未満にするってルールなので 極端な話   25cm3の機種と  75cm3 の機械を同じ台数 販売していい ってことなんです 

メーカー HP 見てると 
グループ会社の や○びこは  K立の ecoエンジン は少ない
けど、 ホームセンター メーカー ECHO  sダイワ は eco エンジン ばっかり  チカラ関係のからなんでしょうか・・・・・ 
出力 が記載されてれば とても参考になるのに 



探してみると 国内メーカー でもちゃんと 表記してるメーカーもありましたよ

ホンダ 4サイクル 刈払い機
25.0cc 0.72kw
35.8cc 1.00kw


ホンダは4サイクルのみ で規制クリアしてますね 
数値で スチールの エンジン パワー 効率の良さがわかりますよね
(以前 遠方の方で ホンダの35.8cc 使ってるんだが スチールの FS200 36.3ccが、廃盤になったから どうしても欲しい という方がいて、 最寄のスチールショップに 当店の最後の在庫を譲ったことがありました)そのぐらい 好きな方に評価を得てます 値段じゃないんですねー

三菱 2サイクルエンジン
22.5cc 0.7kw 
25.6cc 0.8kw

エンジンだけの提供もありますからね

日工タナカ 
21.1cc 0.69kw
23.9cc 0.85kw
26.9cc 0.90kw


ちゃんと表記してるあたりが 日立グループらしくて わかりやすいですね

スチールの エンジンが排気量に対して 出力が高いのがわかるとおもいます



と、たいした 秘密でも なかったですけど 
ようは

エンジンは 排気量だけでは 
パワーの 判断できません。



 

触媒式も環境以外は デメリット だけではなく、音が静かなタイプもあり、メリットにもなります。
ですが、混合燃料の管理、作成方法によって 調子がわるくなるのが早いので、

当店では スチール製品 押しです


各メーカー の 様々な機種を 使ってみないとわからない ところですよね
メーカーによっては 従来の古い機種に触媒マフラーをつけただけでなく 
未燃焼ガスがマフラーに流れにくい 構造(層状掃気)のエンジンを開発してるので、マフラーに頼ってる 部分も少ないものもあると思います。

なので 触媒マフラーにも種類があるかもしれませんね

また、触媒マフラー付が増えたせいでしょうか? 

スチールや ゼノアの 層状掃気エンジンを 音がうるさいって いう 意見もあります



メンテナンス による 耐久性を考えたら、私は断然スチール押しです

調子が わるくなったら お店によって 修理技術でフォローできる範囲でもあるので、一概にはスチール以外の 規制クリアエンジンは悪いとは言えません マフラーを交換すれば済みますしね

なので お店の選択肢はとても重要のように感じます 




チェンソーの話が少なかったですが、
チェンソーのエンジンも

排気量に対して 各社、パワー やレスポンス が様々違います
そこが楽しいところ 知識が試されてくる ところに思います