Windowsのライセンスには、パッケージ(リテール)版、OEM版、DSP版、ボリュームライセンス版などがある。

 パッケージ(リテール)版は、グラフィックカードの中枢頭脳である単体GPUが、一般PCユーザー向けということである。 

 OEM版は、グラフィックカードの中枢頭脳である単体GPUが、PCメーカー向けということである。

 

 リテールというのは一般消費者向けの「小売」のことで、店舗で単体販売のグラフィックカードに搭載されているGPUということ、即ち自作PCで搭載するグラフィックカードのGPUである。

 ライセンスは購入者に与えられるので、最初にインストールしたパソコンから別のパソコンに乗せかえる事も可能である。

 OEM版は主にPCメーカーに提供されるGPUで、リテール版に比しPCメーカーは電源ユニットを始めPC製品にかかるコストを下げることができたり、特異なPCケースに収めるため電力や熱の対策でOEM版にするなど使われる理由は様々で、メーカー製PCにプレインストールされているライセンスである。

 安くなるが、パソコンを構成している部品によってはこれをを交換するとWindows10のライセンスがなくなる。

 DSP版は、Windows10ではパソコンパーツとセットで使うことが必要なライセンスで、自作PCやBTOを取り扱うパソコンショップ(マウスコンピューターとかかな)で販売されているライセンスである。

 一緒に購入したPCのパーツが故障したらライセンスがなくなるというリスクがある。

 

 パッケージ版は、特に制限がないためパソコン本体や CPU メモリなどパーツを交換しても使える。

 認証している PC のライセンスを解消できれば他のパソコンにライセンスを移すこともできるが、他のライセンスより価格が高くなる。

 ボリュームライセンス版は、企業などで使われるライセンスで価格が安いのが特徴であるが、個人使用はできない。

リテール版とDSP (Delivery Service Partner) 版の違いはライセンスの考え方の違いにあります。 リテール版つまり、家電量販店で売られている箱入りのパッケージは、ライセンスはあくまでも購入者に与えられます。 そのため、最初にインストールしたパソコンから別のパソコンに乗せかえる事も可能です。(乗せかえ元のパソコンからはOSをアンインストールする必要があります) それに対してDSP版はパソコン本体もしくは同時購入したハードウェアにライセンスが与えられます。 そのため、プリインストール版であれば、他のパソコンに乗せかえることはライセンス上できません。 自作マシンであれば、同時購入したパーツと常に一緒に移動させる必要があります。 そのため、ライセンス認証の条件にも若干の違いがあります。