友達から緊急招集が入りました
『外国のお友達と食事するから、一緒にきて~』
『おっ、楽しそう~アメリカ人?』
『ドイツ人~』
『わぁ』
なんで、なんで~ですよね
とりあえず待ち合わせ早めに行って経緯を聞くと~
~さかのぼること大島
私の友達は小児科医なんですけど、
大島に派遣されていたことがあって
(私も遊びに行きましたね~楽しかった)
その頃知り合ったと!
なんで、なんで?
海岸でキャンプ(野宿)してて、三原山登ろうとして
迷子になって
で、助けたんだって
すごいなぁ~そりゃ覚えてて連絡してくるね
『お友達か~』
『うう~ん、接待だね』
『OK!了解』
もともと半年ばかり日本にいて
(その頃はお台場に住んでて)
大島へは旅行で来てそんなことになったらしい
パパ、ママ、女の子の3人でいたところを救助
ママさんはかなり日本語しゃべれるけど、
パパさんは全くダメ。
で、今回仕事で来日したのは1人。
パパさんのみでした
なにせドイツ人だから、英語しゃべっても分かりずらくって、
しかも2人っきりで会っても
会話困るし… どうしていいかわからないから…
で~ 私 呼ばれました
いいよ、いいよ
そこは中学校からの仲、ど~んとこい
『なに食べにいくの~』
『しゃぶしゃぶ!(しゃぶしゃぶ温野菜 )』
『えぇ~っ』
もうそこからお腹が痛くなるくらい笑いましたね
だって、外国人にしゃぶしゃぶですよ
いきなり生肉がドーン
目の前で鍋グラグラいってるし
刺激強すぎですって
友達まったくそんなこと想像してなくて、
だって美味しそうで行ってみたかったから予約して…
どう食べ方説明する大丈夫
ヘヘェ、考えただけで、もう面白すぎてヤバかったぁ~
で、いよいよドイツ人パパさんとご対面
あら、若いじゃん
パパさんって言うからおじさんかと思ったら、
35歳 イイ感じ
お子さんもまだ2歳だったのね
それを先に言ってくれなきゃ
俄然やる気満々
カッコよかったですよ、ホントに
でもやっぱり、しゃぶしゃぶが~面白すぎ
『漬けダレのポン酢に大根おろし入れてくださいね~』
『こう?』
『そうそう!で、しゃぶしゃぶして漬けて食べるどう?』
『・・・大根』
彼が選んだ具材は大根
生大根にゆで大根漬けて食べろって
そりゃあ~ビックリしますね
えぇ!日本人、大根好きですから、な~んて
説明と会話にものすごーく夢中になってしまって、
(集中しないと意味わからないんですもの)
どんどん鍋に具材入れても、
なかなか食べれないから、アク出すぎて
闇鍋のような感じになっていました
しゃぶしゃぶのイメージ間違って伝わっちゃったかな
こちらは終始 笑いが止まらなかったですけど
ごぼう食べても、はんぺん食べても、生卵食べても、
みんな おかしくって
異文化コミュニケーション、最高
逆に外国に行ったときは
こちらが現地の人にこんな風に面白がられているんですよね
お会計3人で7千円とちょっと。
割り勘するけど、とりあえず彼が出してくれた1万円で払ってと。
『はい、おつり』
『~』
おつりが来たのにビックリしてるんですね
あとはチィップだとばかり
なんて気前のいいこと~ 違いますねぇ~
そのまま帰ろうとしたら、
カフェ行こう!と言われて
そこからエンドレスの会話がはじまって
ホント楽しそうに会話続けるんです
楽しかったですけど、
さすがに心配になって友達と日本語でナイショ話
「明日仕事だよね!」「帰りたくないのかなぁ」
「もしかしてこっちから帰ろう言うの待ってる?」
「でも楽しそうだよ」
「なんて言えばいいの?」「言い方わからない…」
彼がトイレに立ったタイミングで
いそいそ片づけ始め、なんとかおヒラキにしました
もっと言葉が通じればいいのになぁって
いつもいつも思いますよね。
わからないなりに、
それでも異文化コミュニケーションは面白いんですけどね
『今日はよかったね~(日本語)』
『ユカタ 』
『浴衣ではありませ~ん』
そんな感じ
最後に別れてから友達宛てに彼からメールが来て
『セイハロートゥ ミンコ (ミンコに宜しく)』
また大笑い
リとミは聞き取りにくいんですね
私も、彼ゴーシュウィンさんの名前発音出来なかったですから
無事に接待が出来て友達は大満足
私も素敵な思い出が出来ました