シンプルに見えて凝縮された最先端というのがまさにこのバイクフレームです。税込み88万円のフレームセット価格はもちろん高額ですが、エアロシートポストとコンボハンドルバーセットの内容を考えるとプロ供給モデルとしては価格を抑えた仕様とも言えます。

 

 

フレームサイズごとにコクピット設定が決められています。ハンドルバーが104500円(220グラム) ステムが88000円(140グラム) なので交換しようとするとガッツリ費用がかかります.... 

 

ここは真剣に御購入いただける方には”応相談”ということにしておきますので、相談して下さい。合わない状態を売ろうとは思いませんので。

 

フレームセット905グラム フォーク425グラム ハンドル220グラム ステム140グラム...

 

と、ここまでの重量を書くと 「あれ?トップモデルとしては軽くないんじゃないか?他社トップモデルにはもっと軽いセットアップがあるのに。。。」と思う人もいると思います。確かにそうですね。でも795の狙いは、LOOKの狙いはそこにはないのだと思います。部品細部を見ると軽量化の工夫は多々あるのですが、その上で重量を削ぎ落としすぎないバランスというものが追求されています。

 

LOOKというブランドへのイメージはサイクリストそれぞれだと思いますが、僕の私見としては 「世界最軽量にはおいそれと踏み込まないブランド」 だと思っています。歴代のバイクもシャッキシャキに最軽量ってモデルはあんまりないんですよ。

 

もちろん他社各社の最軽量への挑戦というのも素晴らしいことです。 ですが、トラック競技などにおいても最先端の挑戦を行うブランドの多くが”世界最軽量”を追わないケースが非常に多いですね。LOOKもまさにそうです。

 

LOOKのエンジニアではないですが以前にフレーム開発者に質問したところ、「トラックバイクのデータを精緻に取ると重量と剛性のバランスも当然ハイレベルな要求になるけど、レースに使えにくい”タフネスさの不足”は大問題でもある」 と言っていました。軽くて硬くて速いけど、出来立ての自転車をすぐ組んでアワーレコードのスタートラインに立ってもらうわけじゃないと。当時は なるほどね~ と思いましたが、今になってみるともっと深堀りしておくべき話やったんちゃうかと反省していますw

 

 

このあたりの味付けみたいなものは言語化が難しいところですが、LOOKばかり乗り継いできた人とか 現在進行系でLOOK乗りの人にはご理解いただきやすい感覚なのかもしれません。

 

芯がしっかりしていて、手先足先が延長したような動かしやすさがあって、華奢じゃない。デザインはクリーンで美しいのに、華奢でデリケートではない。そういう静かだけど熱量を秘めた感じがLOOKのかっこ良さかもしれませんね (^~^)

 

店頭にはチームカラーのSサイズが在庫されています。既に完売色も出ていますが、サイズや入荷状況などお気軽にご相談ください。