コーギーのフリフリ桃尻、そそられますれんおしりらぶらぶ


断尾について皆さんはどうお考えでしょうか?



各国で、賛否両論なのは承知しておりますが、


フリフリのお尻とコーギーウォーク、きおつけへそ天で寝ている姿…顔


私がペンブローグ・W・コーギーに魅了された要因のひとつなのは間違いありません。



コーギーという犬種を理解する為には、その犬種が作られた歴史を理解することが必要です。


ご存じのようにペンブローグ・W・コーギーは牧羊犬として、使役の為に作られた犬種です。


牛を追う方法として、踵を噛んで群れに戻し、牛の間をすばやく移動することがしやすいように、体高が低く、


尾をふまれて仕事に差しさわりがないように、尾が短い個体、


命令を理解する賢さ、身体の大きな牛に向かっていく心の強さ、


胴の長さに強さと持久力、


遠くからの指令も聞き洩らさない大きめの耳


等々、スタンダードに定義されています。


私たちを魅了するひとつひとつに意味があり、それらを全部含めてコーギーという犬種を愛するのですangel




私はもともと、断耳をしたり、断尾をしたりする犬種は苦手で


関わらずに過ごすつもりだったのですが、


縁があって、コーギーと出会い


ショーブリーダーとなり


否応なく、断尾問題に直面することとなりました。



当時と言っても10数年前なのですが、


北九州には上手に断尾手術をしてくださる獣医さんはいませんでした。


当時かかりつけの獣医に断尾の件を相談すると


『出来ます』 というお答え…。



生後5日目に予約して施術していただきました。



思い出して、こうして書くのも辛いのですが、当時の私は


『病院の先生にまかせておけば大丈夫』


と、思っていました。


いざ連れて帰ってくると、1頭の男の子が動かない。


あわてて獣医に連絡すると 『ショック死でしょう』 との答え…。


信じられない話です。



その後も傷口は膿、毎日洗浄と注射に通う日々…



断尾とはこんなに大変な事なのだと、嘆く日々…



それもどうにか一段落し、ある日獣医が言った言葉が


『実はコーギーの断尾ははじめてだったんです』


『…。』返す言葉もありませんでした。




今思えば、私の無知がまねいた事で、


取り返しのつかない可愛そうな事をしてしまったと思います。


ただ、獣医さんを信じていました。




その後はたくさんの症例を経験している福岡の獣医さんまで、


断尾手術だけは通いました。




手術を見学させていただいたこともありますが、


手順としては


切断予定部分の剃毛


切断部を見極め、関節の間をメスで切断


背側の尾椎を1関節ピンセットでえぐるように除去


出血を焼いて止める


縫合


1頭あたり、10分かからない位の手際の良さでした。



しかし、術後が大変で、


その時期は当然母犬が舐めて排泄を助けます。


切断部分からは血の臭いがするので、強くなめようとします。



それをなめさせないように、


母子を5日間ほど、別々にし、お乳の時間だけ母犬につけ、


母犬がなめないように見張ります。



なめて、縫合部分が開いたり、バイ菌が入ったりするのを避けるためです。



べびこぎが無事に生まれて育っている事を喜ぶ間もなく、次々の試練…。



なんて大変な犬種なんだろうと憂鬱になりました。




その頃出会えたのが、ストームレインさんです。


コーギーの師と仰ぐ人もいない私にとっては、色々な意味で、


有難い出会いでした。



ストームレインさん監修の教本にも施術方法は載っていましたが、


自信がなく自分でやる事にためらっていた、


ゴムで断尾する方法を教えていただきました。



この方法だと、


ベビーたちが何時間も泣きわめかないで済みますし、


出血もありません。


母犬ともずっと一緒にしてあげられます。



手術の場合のデメリットで、


脊椎の神経に支障が出て


成犬になって後ろ脚が震えたりする事がありますが、


ゴムによるテールバッキングではおこりません。


どうしても断尾しないといけないものなら、


最小限の負担で終わらせてあげたい


と思っていたわたしに天の助けのようでした。



ゴムバッキングでも、いくつか注意点やコツはありますが、


ポイントをおさえれば、仕上がりもきれいで、


健康な後脚を維持できます。




ゴムは普通の輪ゴムを切り、1本にして使用します。


切断面が細い方が傷口がきれいで、治りが良いからです。



まず、テールを持ち上げます。


ビンと伸ばしたゴムを肛門の5~6mm上におき、


決してずれないようにして、テールを下げます。


出来るだけ、頭の方向でかた結びして、


余ったゴムを切り捨てます。



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3~6日目位で断尾できます。


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とれた後はイソジン消毒液を1日2回ほどつけ、


傷口のチェックをします。




断尾すべきか、せざるべきか…の問題は、各々の考えでしょうが、


わたしはコーギーのすべてを受け入れようと思っています。



フォアウインズのこぎっこたちはプリプリ桃尻ですポコハート