3月8日、「世界の自然エネルギーのいま」を知るイベントへ | 全国ご当地エネルギーリポート!

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-エネ経会議・特派員:ノンフィクションライター高橋真樹が行くー

自然エネルギー財団が毎年開催している、世界の自然エネルギーの最新の動きを知ることのできるイベント「Revision2017」が3月8日(水)に開催されます。
 
自然エネルギー業界の権威であるエイモリー・ロビンス博士をはじめ、世界中から自然エネルギーの専門家やビジネスに自然エネルギーを取り入れようとしている企業、国際機関のメンバーなどが集結して、これからのエネルギーのあり方を議論します。
 
変化の早いエネルギーについての動向は、日本だけを見ていてもわかりません。ぜひこの機会にご参加ください。
 
エイモリー・ロビンス博士
 
以下、自然エネルギー財団からの告知文には、今回の見所も詳しく書かれています。
-----------------------------------------------------------------------------自然エネルギー財団主催 国際シンポジウム 
Revision2017 自然エネルギーが切り拓く未来

公益財団法人 自然エネルギー財団は、2017年3月8日(水)に国際シンポジウムREvision2017を「自然エネルギーが切り拓く未来」をテーマに、内幸町・イイノホールにて開催いたします。ぜひご参加ください。

日時:    2017年3月8日(水)10:00~18:00(開場9:30) ※日英同時通訳あり
会場:イイノホール東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4F 
アクセス:http://www.iino.co.jp/hall/access/   
主催:    公益財団法人自然エネルギー財団
参加費:無料 ※事前に登録が必要です(先着順に受付)
参加登録はこちらから

今回のシンポジウムの見どころを3つの角度からご紹介します。
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1 世界のトップ企業が自然エネルギー100%をめざす「RE100」のビジネス戦略を紹介
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REvision2017では、世界のトップ企業が自社で使う電力を100%自然エネルギーにしていく「RE100」キャンペーンを紹介します。「RE100」にはすでに世界で87社が参加していますが、日本の企業はまだ一社も参加していません。
今回は、「RE100」に参加する世界的企業が自らの取組みについて紹介、また、これを後押しする米国・ロッキーマウンテン研究所のビジネス再生可能エネルギーセンターと、英国に本拠を置くクライメートグループが登壇し、世界でビジネスを展開するトップ企業たちが、なぜ、どのように自然エネルギー100%に転換しているのか、その戦略を紹介します。草の根レベル、自治体レベルでは、「Renewable 100%」キャンペーンを進める世界未来協議会が登壇します。

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2 サウジ、フランス、日本の巨大企業トップが登壇、エネルギー転換戦略を語る
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石油資源豊富な中東の国々も脱炭素化時代の到来を展望し、自然エネルギー開発に舵を切っています。今回は、中東、北アフリカで太陽光発電 開発などを進める先進企業、アクアパワーのパドマンタン社長が来日、化石燃料から自然エネルギーへのエネルギー転換戦略を紹介します。

フランスに本拠を置くエンジー(ENGIE)社からは、ルペック副社長が来日します。エンジーは、ガス・電気供給量で世界第2位の「GDF スエズ」が2015年に社名を変更した企業です。変更の理由は、化石燃料から自然エネルギー、エネルギー効率化ビジネスへの転換を明確に示すため。米国において870万kWの石炭発電、ガス発電を閉鎖するなど、自然エネルギービジネスへの転換を進めています。
日本からは日産自動車の志賀俊之副会長が登壇します。日産は電気自動車のトップメーカーの一つとしてCO2削減の取組をリード、世界の企業の脱炭素化を評価する「カーボンディスクロージャープロジェクト」でも、3年連続で最高評価に認定されています。

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3 世界第一線のエネルギー専門家が最新の動向を語る
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ロッキーマウンテン研究所のロビンス博士からは、自然エネルギー拡大がますます進む中国のエネルギー転換の未来、国際再生エネルギー機関(IRENA)のギーレン氏からは、G20各国の自然エネルギーへの道筋が紹介されます。その他、世界風力発電協会、ドイツ・アゴラエナギーヴェンデ、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)など、世界の自然エネルギー専門家が集います。

日本からは、環境省の小林正明事務次官、経済産業省資源エネルギー庁の藤木俊光省エネルギー・新エネルギー部長のお二人が登壇し、自然エネルギー拡大が進む世界の動向を踏まえ、日本の気候変動対策、自然エネルギー政策をどう展開していくのかを語ります。