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若いうちは
不良になって
ぐれるのが大物になる条件
良い子は絶対
大物になれん

良い子が
おっさんになってから
「ちょいワルおやじ」なんて
気取っても
もう
間に合わない

暴走族に憧れてた僕は
四十才すぎてから
バイク始めた

バイク屋にいったら
バイク屋の兄ちゃん
僕のこと
馬鹿にして
真面目に相手してくれない

ショーウインドーに最新型のサイドカー付きのハーレーが飾ってあった

「これ運転難しい?」と僕
「おじさん、ものすごく難しいよ」「これは別名アイアンホースと言って、気に入らないライダーだと動かない。振り落とされることもある、ジャジャ馬だぜ!大型自動二輪の免許もいるんだ。免許とるのも大変だぜ」

こいつ何にもしらんな
僕の運転免許証見せてやる
僕くらいのじじいはゴールドだぜ
自動二輪は免許がおまけでついてるんだ
トラック野郎に憧れて取ったダンプの免許もついてるんだぜ
若造
なめるんじゃねーぞ
どーだ おどろいたか

「金なら持っとる。現金で買う!」と僕

ハイウエーパトロールのユニホームも買う

自宅まで乗って帰る

途中で道に迷い
トラックの運転手に帰り道聞く
停車して
丁寧に教えてくれた
「ありがとうございます」と僕
「いえいえ(゜.゜)ご苦労様ですお巡りさん」
白バイと間違われたんだ。