先日、『アイヴィくん』の無事保護のご報告とお礼を皆様へお知らせができたばかりですが、今日もまた皆様にお願いがあってブログを書かせていただきます。
この子は、山口県周南市に収容されていました。そして、引き出された犬です。
綺麗な毛色のフサフサとした毛並み
手の先が白い犬
収容されて
何がなんだか分からないまま
はじめての飛行機に乗って
何がなんだか分からないまま
縁に恵まれ出会うことができた
優しい家族のもとへと迎えられた犬
素敵な家族の愛情によって
はじめてのプレゼントされたのは名前
『くま』でした。
優しい家族
安心できる場所
楽しい時間
どこに来たのか
彼は認識はできていません。
悲しいけど、残念だけど、
これも忘れてはならないことです。
殺処分から救えた
命が繋がって良かった
幸せになって
人はそういうけれど、
殺処分のことも、
良かったなんてことも、
きっと犬たちには人間の都合でしかない状況は分かりませんよねっ。
不安に怯えながらも、
ゆっくりゆっくりと、
新しい様々なニオイを嗅いで、
新しい環境をよく観察しながら、
危険がないか、安心できるのか、
ひとつひとつ、これからの毎日毎日を感じながら覚えていくものですよねっ。
野犬は人を知りません。
野犬は人の暮らしを知りません。
人の気配を学び、
人と暮らすことを知り、
心地よい場所と認識したり、
繰り返し優しい声で優しい笑顔で『くま』と呼ばれながら、美味しいもの、楽しいもの、嬉しい気持ちを、お世話されることを覚えていくことばかりでした。
ですが、『くま』は自分の名前もよく分からない犬です。
それは、見知らぬ土地で『くま』が彷徨っているからです。また一人ぼっちとなってしまったんです。。。
埼玉県在住の皆様
目撃情報をお寄せ下さい。
飼い主さんは、自分を責めておられます。
皆様にご協力をお願いするにあたり、飼い主さんといろいろとお話をいたしました。
家族の一員にと大切にするつもりで迎えた犬を、こんなふうに迷子にしてまったことに、大切にするどころか、不注意により辛い目にあわせていることを悲しみ、反省をされています。
本当は、本当はね
飼い主さんとなった方の氣持ちや、くまくんの現状を考えると、、思うところもあり、いろいろと話したい。
このような悲しい事が明日にも誰かと犬たちに起きないかと心配もあります。
ですが、今は無事に『くま』くんを発見と捕獲が優先！！
今、皆様にお伝えしたいのは、これは飼い主さんだけの責任やミスや不注意だけではないことも少なからずご理解いただきたいのです。そして、ご協力をお願いしたいです。
くまくんと飼い主さんのようなことが他でも起きないように願って、改めてそちらは書かせていただかなきゃと思っていますので、よろしくお願いいたします。
付近の皆様による目撃情報から少しでも犬の足取りを追って、居場所を想定しながら捜索をするほかない状況ですが、現在、飼い主さんのもとへ目撃情報は入っておりません。
皆様のご協力が頼りで申し訳ありません。
これを見てくださる皆様の心と情報の拡散の協力が『くま』くんの捜索の手がかりを掴むために必要なのです。どうかネットやSNSで皆様のまわりへと拡散をしていただけませんでしょうか。
この写真に似た犬を見かけましたら、飼い主さんへ『目撃情報』のご連絡をお願いいたします。
皆様へ お願いがあります。
他県からでも山口県の野犬の不幸な状況を理解し、飼い主になろうと、家族に迎えようという責任を持つことを決意してくれた方が、こんなふうに捜索でご苦労され、毎日毎日悲しんだり後悔したりするのは、とても辛く悲しいことです。どうか、どうか、ご協力をお願いします。
【迷子になった日と場所】
９月６日 埼玉県越生町
【名前・性別】
くま・雄
【その他の状況】
散歩中の出来事のため、首輪を抜けで逃げてしまい、所有者の明示など身につけておりません。
性格は噛んだり威嚇をしない臆病な犬です。人前に姿を見せても呼びかけなどに反応は示さずに逃げることがあるかと思います。
名前を呼びかけたり、食べ物を与えてみてくださると助かります。
居場所が分かれば、捕獲器などの設置のお願いもできますが、現在は姿を確認できていない状況です。
■ 野犬を飼うことについて
皆様の思う野犬のイメージや実際の飼うことでの変化や実感にもよると思いますが、単に『殺処分は反対だから！殺処分にしたくない！』『殺したくない！可哀想だ！』だけで飼うのは、どんな犬でも違うのではと思う。それだけは一生を預かる立場となるには無責任ではないかと個人的には思います。
ただし、犬種や犬たちそれぞれを理解するのと同じように、私たちが正しく理解をすれば、最高の家族になれると思いますし大賛成です！！とても素晴らしい犬、野犬だからの魅力もとてもあると思っています。
例えば、野犬は「大人しい」と表現されたりしますが、彼らからすれば、収容され緊張している状況であり、大人しく見えるのだと思いますし、
犬たちは無駄な争いを好まない穏やかな性質でもあるため、人に飼われたことのない彼らは、人を避けて静かに生きてきたから、一般の犬たちよりも臆病で警戒心が強いけれど、だからといって人が嫌いなわけではなく、人や人と暮らすことを知らないだけなんだと思ったりもします。
野犬を飼うことは難しいことだと思いませんが、犬を飼っていたからとか、野良犬や以前にも野犬を飼っていたからと軽視してもどうかと思います。
みんな１匹１匹それぞれに性格も違えば、暮らしていた環境も経験も違うものです。私たちには思いやることはできても、野犬の過ごしてきた実際の環境や経験を知ることは一生かけてもできないからです。
厳しい環境で生き延びてこれた野犬や野良犬は、賢くて危険を察知する能力に長けていると言われます。
家に迎えても初めての環境を警戒してクレートに身を縮めながら、気配を消すようにジッとして様子をうかがっていますが、耳を澄ませたり嗅覚を使ってシッカリと観察しています。
自分の置かれた周りの環境を観察することに長けていて、ここは安全だ！と理解するのも野犬たちは慣れるのも早いのだそうです。
なので、お家に迎えた当初は、そっとしておいてあげる優しさが必要です。無理やり広いところに出すことより、犬の様子や性格にあわせて、クレートにタオルをかけたり、ゲージにタオルをかけたりして、安心を与えながら慣らしてあげることが良いと思っています。
私たち人間は気遣いながらも普通に生活する。
声をかける。名前を呼ぶ。
そっと触れてみる。
おやつをあげて呼んでみる。
嫌なことはしない。
様子をうかがいながら、ゆっくりと私たちの暮らしに馴染ませていくのが良いと思います。
室内で少しずつ慣れてきたら、リードをつけたり、室内で歩く練習をしたり、庭で散歩したり、静かな公園で散歩の練習をしたり、こうしてたくさんの階段を登っていくようなことが必要だと思いますが、どうでしょうか。
皆様の愛犬たちは雷や花火などに怯えませんか？急な恐怖心から逃れたく逃げ出す場合もありますが、野犬たちの場合、何もかもが恐怖に感じて体が固まってしまうフリーズする仕草もあり、これも静かに危険を避けようとしてるのだそうです。
逃げようとするのは、臆病な野犬の特徴や犬の本能でもありますが、不安などのストレスからが大きな原因となり、環境の変化を苦手とする犬は、安心できることを好み、逆にいつもと違うことに不安を感じて避けようともします。
そして、一瞬の隙を見つけたその時には、脱走したりします。身体能力の高さを発揮し、大人しいと思った犬が想像もしないような力づくで必死で抵抗し逃げ出そうとします。
飼い主さんもビックリされると思います。
飼い主さんも慣れていないから、
でも、犬たちも人間に慣れていない、人の暮らしの環境に慣れていない、お互い慣れていないだけなんです。
「人間と暮らすこと」についての感覚がわからないのですもんねっ！
その点を十分に理解してあげて、人間との生活に十分慣れるまで、観察しながら根気強く知り合ってあげて下さい。
優れた感性、感覚を持っているので、危険のないことを理解すれば早く慣れてくれるはず。
年齢・性格等によって、個々に違いはありますが、え？！野犬？！と驚くほど、人に慣れて、環境を楽しんで受け入れてくれる子もいます。
みんな素直で良い子ばかり。
難しいことはありません。
辛抱強さと理解さえあれば。
人間に怯え、何にでもビクビクしていた犬たちが人間を信じて頼ったり甘えてくれるようになれば、飼い主となった方だから分かる格別の嬉しさがあるはずです！
きれい好きな犬たち
シャンプーやブラッシングが大好きなこ
一緒に歩くことが大好きなこ
おもちゃや様々な遊びが大好きなこ
甘えん坊で離れないこ
いろんなこがいます。
野犬のことを少しでも知って、野犬との接し方や飼い方を知って、迎えた犬たち一匹一匹と向き合いながら、育み知りあう楽しい毎日を過ごしてほしいです。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
10月6日、脱走から1ヶ月が過ぎました。
そんな折、有難い目撃情報により「くまくん」の安否が分かり、秩父市にいる事が分かりました。
以下の更新ブログよりお願い致します。
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