あれやこれやプランを考えながら、地道に実務もやっておりました。
土地を購入して家を建てるにあたり、何度か行わなければならない義務・・・
「登記」 です。
ハウスメーカーで建てるのなら、営業さんがやってくれるであろう、これらの諸々の手続き。
司法書士さんに丸投げ、というテもあります。
ありますが・・・楽をするにはオカネがかかる、わけでして。
「登記って自分で出来ないのかなー???」 とつらつら思っていましたら・・・
思い出しました!愛読していたおうちブログにセルフで登記をされた記事が載っていたコトを!
→ ru:riさんの「家づくり手帖」 『建物滅失登記』にチャレンジ
こちらのブログに励まされて、よーし、ワタクシもがんばるぞー!と思い立った次第です。
駄菓子菓子。
ここでも「色々イレギュラーな家づくり」の壁が(涙)
我が家は「古い家付きの土地を購入」 → 「古い家を取り壊して更地にする」 → 新築
この流れを予定しており、これだけでも十分イレギュラーだったのですが。
建築予定地が傾斜地で、現在ある建物の1階RC造り部分で後ろの崖を支えているという構造のため、
「・・・この先何ヶ月も土留めだけで放置するのはムリ」 という結論に。
結果、先行して2・3階の木造部分のみを取り壊し → 設計が固まったらRC部分を取り壊し と、
二段階に分けて解体をすることになりました。
と、ここまでは、拙ブログをお読みの方ならご存知の事情の解説。
今日の本題はココから。
通常は、建物を取り壊した段階で「建物滅失登記」を行います。
しかし。
未来の我が家の敷地内には、まだRC部分がどどん!と残ってます。
住まいとしては到底使えないのですが、登記上は十分、残存しているとみなされるとのこと。
つまり、それまでの登記情報「木造家屋+RC造車庫 3階建て」を、「RC造車庫平屋建て」に書き換える、
「建物表題変更登記」なるものをしなければならない、と。
・・・や、ややっこしい・・・
ややっこしいです、が、しかし。
オカネは、かからないらしい (← ココ非常に重要!)
それならば、モンダイになるのはワタクシの手間ひま「のみ」。
ならば、やりますよ、やりますとも!
と、ここまでにすでに静岡法務局熱海出張所に通うこと数度(苦笑)
法務局には相談窓口がありますので、「自分で登記をやってみようかな」と思われた方は、
直接相談に出向かれることをオススメします!
法務官さん:「電話でも相談受付てますけど、電話だと詳しいことわからないんでなかなか伝わらないんですよ」
* * *
以下は、実際に用意したもの です。
・登記申請書
「建物表題登記申請書」の建物表題の続きに「変更」と記入して利用。
申請書は法務局のHPからダウンロード可能。
(法務局に行けばもらえます)
建物の情報については、まず手元の登記情報をそのまま書き写し、
その下に、変更後の建物の状況を記入
※ 記入の方法は、わからなければ、法務官さんに伺いましょう!
ワタクシ、記入漏れを指摘されてその場で書き足しました (^^ゞ
・建物取り壊し証明書
業者さんに発行してもらう。
こちらも、書式は法務局に行けばもらえます。
ウチの場合は「建物の一部のみを取り壊しました」という一文を入れるように、と指導がありました。
・業者さんの印鑑証明書
業者さんにもらう。
「返して下さい」と言われた場合には、提出時に返してほしい旨を伝えておくと、返却してもらえます。
・案内図
地図が必要だったらしいですが、言われて無かったので持参しなかったら、
法務官さんがさくっと備え付けの地図をコピーしてくれました (^^ゞ
・建物の図面
コレがちと難関でした・・・
法務局でもらった見本によれば、「用紙はB4サイズで、丈夫な用紙を用いて作成して下さい」とある。
「丈夫な」って、どの程度???
・・・と、ネットで検索してみたら、ちゃんと申請用の用紙があるんですねー。
日本法令 の 建物図面・各階平面図。 10枚一組でパックになってました。
ちなみにコレ、「大きな文具店で売ってます」的なこと見本には書いてありましたが・・・
少なくとも渋谷の伊○屋と東○ハンズには売ってなくて、ハンズで売ってるお店を教えてもらって購入。
購入したお店 → つばめや (このお店もweb販売 しているようです)
時間に余裕のある方は、amazonとかでも売ってますので、探し回るよりwebで購入したほうが確実かも?
肝心の図面には「建物図面」と「各階平面図」を記入する必要があります。
今回は、上物を壊しただけなので、手持ちの登記図面をそのままトレーシングペーパーを使って
写し取ればOKでした。
「いかにも素人が書きました」的なしょぼい図面でしたが、それは「問題ナシ」とのこと。
法務官さん:「今はパソコンになったけど、昔はみんな手書きだったんだからね~」
以上の書類を提出すると、問題があれば法務局から電話がかかってきます。
(現地を見に行って、提出書類が正しいか照らし合わせたりするらしいです)
電話が無ければ、指定された日以降に、印鑑を持参して再度法務局へ出向き、
「登記完了証」をいただきます。
業者さんにお借りした印鑑証明書も、この時に返却してもらいます。
ぺらっと一枚ですが・・・これで無事に登記完了です!
実際にやってみた感想としましては。
手間と時間はかかりますが(法務局に何度も行ったり、業者さんに書類ちょうだいと交渉したり)、
「どうしてもプロに頼まなければ不可能」というレベルの話では無いです。
法務官さん:「基本は本人申請だから、出来るのであれば自分で頑張って!」
次は、RC造部分を壊したら、「滅失登記」を行う予定ですが、これは今回より簡単なので楽勝かしらん。
ただ、次の段階の「建物表題登記」となると、建物全体&各階の図面を一から作成しなければならないのです。
そのため、ここで挫折される方も多いとか。
むむう・・・でも、今回の登記が良い予行練習になりましたので、何とか頑張って最後まで自分でやりたいものです!
出張所近くの来宮駅前の寒桜が咲きだしていました♪
熱海は糸川沿いの寒桜が有名らしいですが、他にも所々で見かけます。
まだまだ寒さは続きますが、春は確実に近づいてきているのですね。
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