セウォル号沈没事故で露になった韓国「海軍」「海洋警察」の実態?? | 東京リーシングと土地活用戦記

東京リーシングと土地活用戦記

ニーチェ・ツァラトゥストラの言葉「神は死んだ、神なんかもう信じるな」「強い風が吹く所に一人で立て!そこは非常に厳しいけれど、人間自分自身が主人公だ!風を受けて孤独になれ!」「真理などない。あるのは解釈だけ」いいねー。スバム読者申請コメント削除します。






全く役に立たなかった「最新鋭救助艦」、人命よりもセクショナリズム…「セウォル号」沈没事故で露になった韓国「海軍」「海洋警察」の実態
2014.5.14 07:00 (産経)[大阪から世界を読む]



 死者、行方不明者あわせて300人を超える大惨事となった韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故では事故そのものに加え、同国の人命をおろそかにするかのような常識外れの事故対応ぶりも批判を浴びている。故障や欠陥で肝心なときに出動できなかった最新鋭の救助艦、運転手が「非番」で現場急行に使えなかった高速艇、他からの救助活動を排除する当局のセクショナリズム…。事故を機に政府はもとより海軍や海洋警察の不手際、組織の構造的欠陥が相次いで明らかになっており、混乱はいまだ収まりそうにない。(岡田敏彦)

 

現場に投入できない自慢の救助艦

 事故直後に韓国マスコミがやり玉にあげたのは、海軍の最新鋭の救助艦「統営(トンヨン)艦」(3500トン)。故障や座礁した艦艇を救助したり、沈没した艦艇を探索したり、引き揚げたりするため約1600億ウォン(約160億円)をかけて作った最新艦艇だ。

 もともとは2010年3月の韓国海軍哨戒艦「天安」の爆沈事故で、旧式の海難救助船があまり役に立たなかったことなどを踏まえ、同年10月に建造を開始。12年9月に進水した。

 進水当初、韓国では「無人水中探索機(ROV)や海底の物体を探知できるサイドスキャンソナーを装備」「艦首と艦尾に自動船位保持装置があり、その場で360度の旋回が可能」「韓国国内技術で生産」(中央日報など)と自画自賛。特にダイバーが水深90メートルで救助任務にあたる支援体制と最大8人が入れる減圧装備は、軍の主張通り機能すれば、今回のセウォル号救助の切り札になれる存在だった。

 ところが、実際は救助どころか事故海域に姿さえ現さず、東亜日報など現地マスコミが「(進水後)19カ月間、無用の長物」などと強烈に批判する事態に。東亜日報(電子版)によると、同救助艦は音波探知機の故障や無人水中ロボットの性能不備などで軍への配備が3度も延期され、結局、今回の事故にも投入できなかったというのだ。

過積載を反省せぬケンチャナヨ精神…未完成の救助鑑を「たぶん大丈夫、出せ」


統営艦の海軍への引き渡しと配備の予定は昨年10月。セウォル号事故の背後には「いい加減で急かす文化」があったと指摘する現地マスコミは多いが、「統営艦」の場合は急ぐどころか、さっぱり間に合わなかった。

 一方、韓国のネットサイトでは「まだ完成していないとしても、とにかく現場へ(統営艦を)出して、救助活動をやってみなけりゃわからないだろう」などといった「とにかく出せ」との批判も多数あった。失敗するとは限らないから、とりあえずやってみよう-というわけだが、そうやって積荷を増やし続けた結果起きたのが今回の沈没事故だったはずだが、微塵も反省はないようだ。

米軍、そして自国の軍まで「蚊帳の外」セクショナリズム

 事故では韓国側が日本の救助協力を断ったことが伝えられたが、他にも人命をおろそかにするかのような“セクショナリズム”の実態が次第に明らかになっている。

 事故当時、現場から約190キロの海域には米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」に参加していた米軍の強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」が航行中で、ヘリコプター2機が現場に急行した。しかし、韓国側はこの米側の救助活動も断ったという。

 また韓国KBSテレビによると、韓国海軍の海難救助隊(SSU)や同海軍特殊部隊(UDT)のダイバーが現場に到着した際、韓国海洋警察がこれら海軍部隊を締めだし、先に民間業者のダイバーを潜らせていた。しかもこの民間業者はセウォル号の運営会社、清海鎮(チョンヘジン)海運と契約を結んでいたという“いわく付き”の業者。ともあれ軍と警察の縦割り行政の結果、現場での救助活動の統制ができていなかったことが判明した。

高速艇運転手が「非番」

 この韓国海洋警察とは、日本での海上保安庁にあたる組織。つまり軍より早く救難活動にあたって当然なのだが、セウォル号事故時には肝心要の部隊の現場到着が大幅に遅れていたことが大問題となっている。

 現地マスコミが報じたところによると、非常待機潜水要員(122救助隊)は全羅南道木浦に基地があり、30ノットで走る高速艇11隻を持っていた。この高速艇で事故海域まで1時間20分で到着できたはずだった。

 ところが事故当日は「高速艇を運転できる乗務員が非番だった」(中央日報電子版)。緊急事態に備えた交代要員もおらず、さらに潜水要員でも運転できる小型高速ボートは搭載燃料が少ないため、現場へたどりつけない可能性があったという。

 緊急時なのだから、灯油を運ぶようなポリタンクでも積んでいけばいいと思うが、結局、潜水要員8人が選んだ選択肢は「車に乗って1時間以上かかる別の港まで行き、運転手のいる別の船に乗り換える」(同)ことだった。

 確かにダイバーが長時間潜るには減圧設備などが必要だが、連絡体制が整っていれば別の港から大型船を出して現場で合流すれば済む。

 結局、現場に到着したのは一報から2時間32分後。セウォル号は船体がほぼ沈み、船首だけが水面に出ている状態で、「潜水要員は1人も助けることができなかった」(中央日報電子版)。ちなみに運転手がちゃんといた高速艇は4隻あったが、この4隻は遠海で違法操業している中国漁船の取り締まりにあたっていたという。

中国タッグ、お決まり“悪日論”「日本の造船会社なぜ調査に参加しない!」


事故で韓国、そして日本まで批判する中国の無節操

 韓国現地マスコミによると、その中国は、セウォル号の事故対応に韓国海洋警察が手いっぱいなのをいいことに、延坪島(ヨンピョンド)の沖合を占領しているという。聯合ニュースは「北方境界線(NLL)以北に居座り、霧の多い日や夜間は境界線を南へ超えて来てわが方の魚資源を独占している」と報じた。

 一方、中国マスコミは、他国から批判的な自国の行動は相変わらず棚にあげて韓国批判を展開。中国の新京報は4月28日付で「韓国の専門家から『セウォル号の悲劇は(中略)“いい加減な文化”を暴き出した』との指摘が出ている」とし、「船長などの数人の責任者だけを罰するだけでなく、すべての人が“いい加減な文化”を深く反省すべきだ」とのコメントを報じた。

 また人民網日本語版は「韓国の沈没した旅客船は日本製 メーカーは事故調査に参加せず」などと的外れな日本批判を展開。

 セウォル号の沈没事故は確かに多くの信じられないミスが重なった。が、事故でめちゃめちゃに壊れた新幹線を遺体ごと高架下に埋めて証拠隠滅しようとした国が批判できることなど、あるのだろうか。




2014年4月22日火曜日
韓国海軍の水上艦救助船、出動できず
……なんで、近年希に見る旅客船転覆事故で、こういった最新鋭(笑)の艦が活躍できないのか。

1600億ウォンつぎ込んだ統営艦、19ヵ月間「無用の長物」
APRIL 21, 2014 04:52

海軍の最新鋭の水上艦救助船の統営(トンヨン)艦が、セウォル号沈没事故の捜索救助作戦に投入されず、議論を呼んでいる。

現場に到着していれば、活躍出来たはずでは無いか。

韓国の海軍も、補給艦など補助的な役割を担う艦が幾つか保有されている。そのうちの1つがこの水上艦救助船ということになる。



進水式は2012年9月。

統営艦、艦艇救助能力”優秀”を証明
2013.09.05 17:51入力| 2013.09.05 18:32修正

 運用試験評価中の曳航、救護能力のある統営艦が、優秀さを誇示した。海軍は5日、慶尚南道巨済島沖で統営艦「大型艦艇曳航能力」を評価した。純粋な国産技術で建造された統営艦は、この日、1万4500トン級の独島艦(LPH-6111)を安定的に曳航することに成功し、我々海軍のすべての艦を曳航することができる能力を証明した。

何故か、2013年の段階でも運転試験評価中ではあったが、誇らしいほどの技術力を結集した有能な艦であったはずだ(棒)。

うーん、韓国語はさっぱり分からないのだが、様々な機能が盛り込まれていたようで。

12年9月、慶尚南道巨濟市(キョンサンナムド・コジェシ)の大宇(テウ)造船海洋の玉浦(オクポ)造船所で進水された統営艦は、故障や座礁によって動けない艦艇を救助したり、沈没した艦艇を探索・引き上げする艦艇だ。1600億ウォンが投入された同艦艇には、水中無人探索機(ROV)や先端音波探知機が搭載されている。最大で水深3000メートルまで探索できる。潜水要員が、水深90メートルで救助任務に当たることのできる支援体系と共に、最大8人まで乗ることのできる減圧装備やヘリ着陸場も備えている。このような統営艦が、今回のセウォル号沈没の惨事では、「無用の長物となっている」という指摘を受けている。

まあ、進水式後、戦力化に時間がかかることはままあるが、こんな時に活躍できないというのは……。船を出すだけでも出来ただろうに。

統営艦は当初、試験テストを経て昨年10月海軍に引き渡され、実戦配備される計画だった。しかし、音波探知機や無人水中ロボットの性能が、海軍の要求を満たしていないなど、戦力化過程に問題があり、3度も実戦配備が延期となった。統営艦はまだ、造船所で性能点検や保管作業を行っている。

性能テストが10月に終わったのに、実戦配備の段階になって、音波探知機や無人水中ロボットの性能が海軍要求を満たしていないことが発覚、か。

平常運転だな。

軍は、統営艦を無理に投入する場合、装備作動や航海安全に危険を招きかねないと見て、セウォル号沈没の探索救助に投入しないことを決めた。しかし、進水から1年7ヵ月以上も探索や引き上げに必要な重要装備の性能を検証していないのは、軍当局の責任だという批判も少なくない。

……設備の点検が遅れていることは問題だろうが、実際に作戦に投入できなかったのはタイミングが悪かっただけなのだろう。きっと。



戦力化する前にケチが付いてしまったようだね。

高性能を喧伝していただけに、役に立たなかったという印象は非常にダメージが大きいと思う。

まあ、役に立たない事が分かっていて投入するよりはマシなんだろう。理系のおっさんさん






なにこれ・・・・・・・??