カラーリスト 諸泉和美です。


グレーって、なんにでも合わせやすいと思ってしまうのですが、
実は、グレー選びって、意外と難しいんです・・・

年末、
40代後半~50代のお客様お二人から、

グレーのコートを探しているのですが、
「グレーを選ぶのって難しいんですね・・・」
「グレーとグレイッシュでは、全然違うんですね、よくわかりました!」
「やっぱり色って奥深い」と、
似たようなメールをいただき、アドバイスさせていただいたんですね。

でも、グレーも、色の特徴さえとらえるだけで、簡単なんです!


グレーは、わかりやすく分けると、次の2種類があります。

絵の具で、色を混ぜあわせていくと、
どんな風に変わっていくかを思い出してくださいね。


①「純粋なグレー」(白と黒を混ぜただけの色)

②「純粋なグレー」+「他の色を少し混ぜたもの」


「グレイッシュ」は、②に入りますし、
②のグレーに、ほんの少しでも、どの色が混ざってくるかで、
どのパーソナルカラータイプに入るかで変わってきます。


写真のように、いろんなグレーがあるので、

image


各タイプの代表的なグレーをご紹介。
(なお、基本的に色の名前を覚えるより、色の特徴をとらえて下さいね・・・
診断先の流派によっては、色の名前が違う事もありますので)



基本的に、「グレー」は黒と白を混ぜた「ブルーベース」の色なので、
ブルーベースの【サマー】と【ウインター】のタイプは、
グレーはお似合い♡


【サマータイプ】
②グレーに「青」や「紫」など混ざった
「ブルーグレー」は代表的な色 

 

 【紫が混ざっているものもイイですね】

サマータイプは、「明るい・穏やかソフト・ブルーベース」なので、

明るさ暗さの「明度」に気を付けて、
より明るめのグレーは、より肌を白く見せることができ、

黄みがかったグレーは、
肌がくすんでみえたり、輪郭がぼやけてしまいます。


【ウインタータイプ】
①の「白と黒」を混ぜただけの純粋なグレー。
白から黒へのグラデーション上にある、混じりけのないグレーが似合います。

ウインタータイプは、「暗い・鮮やか・ブルーベース」なので、
グラデーション上にある、明るい~暗いまで幅広いので、
明るいグレーも似合いますが、
より暗めのダークカラーがおススメです!

黄みが混じったグレーは、顔色がくすんでしまいます・・・

「チャコールグレー」
 




【スプリング】や【オータム】は、イエローベースなので、
グレーよりも、ベージュ・茶系がいいのですが、
グレーを選ぶ時は、
②「純粋なグレー」+「他の色を少し混ぜたもの」
「茶」や「緑」など、イエロー系が混ざっているものを。


【スプリングタイプ】
黄みがかった、少し暖かみを感じる、柔らかいグレー

スプリングタイプは、「明るい・鮮やかビビット・イエローベース」なので、
青みの強いグレーや、暗いグレーは、地味に見えます。

「ウォームグレー」



【オータムタイプ】
オータムタイプは、4つのタイプの中で、
グレーが一番肌馴染みがよくありません・・・

オータムタイプは、「暗い・穏やかソフト・イエローベース」なので、
明るいグレーは、安っぽく見えるので、
鈍くて重いトーン(色調)を選ぶといいでしょう。

濃いめのグレーで、グリーンが混じったようなニュアンスのあるグレー

オリーブグレー(利休鼠)」


無難なグレーですが、

グレー、そして黒は、

似合ってなかったりすると、

年齢と共に、
老けて見えたり、顔により影が入ったり、ぼんやりしてみえたり、
難しくなってきます。
白は、よりくすんで見えたり・・・

コートは、やっぱり似合う色の方がいいですが、
そうでない時は、やはり、顔回りに似合う色をもってくる工夫をしましょう♪


まだまだ、寒さが続きますが、
もう少し、あと少し、冬のファッションを楽しみたいですね(^^)