april gift

今年に入ってから延々と続いていた低空飛行、ようやく少し上向きになってきたかもしれない（気のせいでないことを祈る）。あれやこれやさんざん試行錯誤してもどうにもならなくて、正直もういやになってきていた。それで、何かをやるのではなく、逆にやらないことにしてやれ、と、自分で勝手に義務化してしまっているようなことはやらないことにした。映画やドラマの感想を書くこともそのうちのひとつ。「思ったことを書き残しておきたい」だったのが、いつのまにか「書いておかなければならない」になっていた。だから、「観たことがある作品をまた観る時間があるくらいだったら、新しく観た作品の感想を書いたほうがいいんじゃないか」と思うのもやめた。今はとにかく観たことのない作品をたくさん観たい、好きな作品を何度も観たい、と思って、ただ観ている（とはいえ、いつかは書きたいという気持ちはあるので、画像メモをInstagramに残してはいる）。そうしているうちに、今度は本も読みたくなってきて、読んでいなかった本や読みかけになっていた本を読み始めた。「何冊平行して読んでもいいじゃないか」、「むしろこれからのお楽しみが家にたくさんあるということなのでは？」ということにも今さらながら気づく。そう思うと、本屋さんや古本屋さんに行くことも、「また積読本を増やしてしまう……」という罪悪感がなくなって、楽しいだけになった。図書館に行く回数も増えている。図書館は大好きな場所だから、行くと結構な時間うろうろしてしまう。そのうちに、借りた本を返却に行ったら次を借りるという、昔TSUTAYAでよくはまっていたようなループになってきた。TSUTAYAより良いのは図書館は無料だというところ。あと、夜の図書館は最高。あの雰囲気、好きすぎる。そんなことをやっていたら、4月が終わっていた。2024年がすでに4ヶ月も過ぎたということになる（当たり前）。何か解決したことがあるわけでもなければ、状況が好転したわけでもない。それでも、忘れていただいじなことを思い出したようなこの感覚がとても嬉しい。写真は4月のいただきもの。使用感が大好きなColgateと数年ぶりのReese’s。