チャイナパブinspection

チャイナパブinspection

東京、神奈川を中心とした、チャイナパブ(中国パブ)評価を掲載。情報が少ない分野なので、優良店と悪質店分別のお役に立てれば幸いです。

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<基本情報>
神奈川県川崎市中原区新丸子東1-782-3中野ビル2階

東急東横線の新丸子駅から徒歩1分の好立地…まあ各駅しか止まらないけれど、隣の武蔵小杉駅までは500メートルしか離れていないので、小杉から歩いても行ける距離だ。
システムは時間無制限の席代+女の子の飲み物代、但し初訪問の客は1時間や2時間おいくらで、お試し的に座ってもらう事もあるようだ。この辺はママの裁量なので、訪問時に確認されたし。カラオケは完全無料の歌い放題で、中国語曲の練習には好都合だろう。機種はよくあるDAMで曲数は標準的。
月〜土まで営業しており、定休日は日曜。祝日も休みだけど稀に営業することもあるらしい。


<所感>
中国人3名(ママ含む)、日本人3名のスタッフで構成されているお店。特別に可愛い娘は居ないものの、席回し用に配備されたような酷い子もいない。また女性の年齢は概ね30代半ば〜 だろうか。すごく若い子は居ないけれども、スナックの存在意義を考えると悪い事ではないだろう。如何に若くて可愛いかろうと、会話が成り立たなければ何の意味もない。会社や生活のちょっとした話、人間関係のこと、時事ネタなど、何を話しても「ヘ〜そーなんですか」的な反応しかしない(できない)、下手すればその程度の反応すら不可では、まるで金を払って喋る権利を買っているようなものだ。その点30歳を過ぎてもいれば大抵は会社で就業したことがあり、自身も様々な経験を通して人間関係の機微を実感している。いくら日本と中国で文化が違うとは言え、大人の世界が一筋縄でないのは同じだ。

だから、チャイナパブ/スナックで会話を楽しみたいと思ったなら、平均年齢は少なくとも20代後半以上の店が良いと思う。その点ここは30前後〜の店員で構成されているので、会話を楽しみつつ歌って過ごすにはうってつけだ。またドリンク攻撃力は低めで、一呼吸ごとに「一杯よろしいですか」と言われる苛々が無いのも◎。

縦長な作りの店内は比較的清潔感があり、入口の近くにカウンター、奥には6〜8席程度のテーブルが並ぶ。カウンターの側にはカラオケのマイクとディスプレイのセットがあり、歌う時は自席から無線のマイクを使ってもいいし、ここに立って歌うことも出来る。有線マイクのが若干音が良いと感じるのは気のせいだろうか?
また設備と絡むサービスでなんと言っても特徴的なのは、中国人の女の子に頼めば厨房で料理を作り振る舞ってくれる事。メニューは冷蔵庫内にある材料次第だけど、麻婆豆腐や炒飯、青椒肉絲など、様々な要望に対応可能。特にママは料理が上手く、その味は専門店に匹敵すると言っても差し支えないので是非一度は味わっていただきたい。

絶賛開発中の武蔵小杉、の隣駅という中々の立地条件で、付近にお住まいの方はもちろん、出張のついでに寄るのも良いと思う。スタッフの女の子は中国人、日本人を問わずガツガツした雰囲気が無く、アットホームな雰囲気で過ごせるのはチャイナ系の店では極めて貴重な存在だろう。お店側も奉仕活動ではないので利益追求は当然であり、そのためにドリンクやワイン、シャンパンをねだるのは正当な手段ではあるものの、我々客から見た時に、自分達の利益だけを考えている印象を持たれるようなら商売失格だ。その点でこの店は顧客への配慮と店側の利益のバランス感覚が非常に優れていると思う。健全店なので目的がある場合は対象から外れるが、飲む、話す、歌うという基本を求めるなら極めて有用な選択肢だろう。加えて晩ご飯を出してもらのも嬉しい。


<判定>
優良店

そもそも夜のお店なんてものは(表面はともかくとして)酒金女な殺伐とした世界だし、その辺りを楽しむのが醍醐味という側面もある。ただ当然それが全てではなく、中には個人経営の居酒屋が進化(変化?)したような、くつろげる場所があってもいいだろう。ただくつろげるスナック、となると普通はどうしても50代以上の方で構成された店になってしまう印象だ。その点ここは30代のスタッフが中心ながらアットホームな雰囲気、という点で唯一の存在ではなかろうか。繰り返しになるが飲む、話す、歌う、という基本に加え、アットホームという特徴を持つ店だ。優良店と言って間違いなし。