こんにちは!
本日シェアするのは
ダウン症児の視力についてデス
ただ今2019年 第21週目の
ダウン症 啓発週間
その一環としてお勉強会があり、
その一部にこの視力についての
講座がありました。
↑行けなかったけど他のママさんから内容聞きました
イギリス西部ウェールズ、
カーディフ大学が
ダウン症児の視力研究を、なんと
20年もしているとのこと
21年じゃなかったのか〜ザンネン
そこでの研究結果は、実に
知って損はない内容です
ぜひ今後の参考にしてください
(きっと大切な情報なので良ければご近所へ拡散をお願いします)
ダウン症児はよく視覚で学習する
と言われるので、視力は彼らにとって
定型発達の子供達よりかなり大事な要素です。
しかしながら研究を見ると、
ダウン症児の視力は
定型発達の子供達ほど良くない
と判明しています。
そして学校では、
ダウン症児は不利な立場にあると言えます。
学校で気を付けること
子供達は鉛筆ではなくペンを使う *1
教科書の薄い線は、太字にする
教科書は背景に薄っすら絵があるものでなく
無地にするのが良い *2
教科書の挿絵や画像は明暗差の高いものにする
*1日本だと学校でボールペンなどが使えない場合、
HB鉛筆でなく6B等で代用すべきでしょうかね
*2 イメージ像は以下の通り(悪い例)
子供の視力は生まれてすぐは良くないものの
次第に発達していきますが、この発達も
ダウン症児の場合は一般に遅れます。
例えば定型発達の子供が1.0見えたとしたら、
ダウン症児だと0.7か0.8までしか見えない
ということです。
(視力が悪い子でなくても同様に見え方が劣る)
この見え方について、通常の視力検査に加え
脳波を計測して視力を測る方法も取った所、
やはりどうしても定型発達の子供より
見え方が劣るとわかりました。
また同じ様な研究では、
ダウン症児は明暗差の低い(低コントラスト)の
ものを識別するするのが下手であり、
ピントがズレているようなものを捉えて
見つけるという事も苦手だとわかっています。
このことから、
ダウン症児は定型発達の子供達に比べ
あらゆる視覚弁別力が足りていない
と言えます。
故に、学校では例えメガネをかけていても
またかける必要のない場合でも
彼らの視力・見え方は通常に比べ
十分でないと教師も認識する事が大切です。
この為、テキストなども定型発達児と同じ様では
十分でないので、拡大したり太文字にする
ことが大切になってきます。
下の図は、ダウン症児がどう見えているかを
表しています。
左: 定型発達児の見え方 右: ダウン症児の見え方
黒塗りの所はよく見えますが、他はかすれて
よく見えない所が出てきてしまっています。
冒頭で、
教科書や読み物では鉛筆でなくペンを使い
線もしっかり見えるように太く描かれるべし
と書いたのは、この為なのがお分かりでしょう。
特に就学してからは、教材は大きくて見やすいもの
がいいと言えます。
成長して学年も上がると、通常読み物の
字や絵が小さくなっていきますが、
そうなると、
内容だけでなく見て読み取ること自体が
ダウン症児には難しくなってしまいます。
彼ら向けのものは通常より
2、3倍大きく太い方がいい
と言えます。
こんな感じに大きいのがよい↑
(上の文字は通常、下の大きいのがダウン症児向け)
ダウン症児のこういった視力は
基本的に治るものではないので、
就学してからは特に配慮が必要です。
支援学校・学級の先生でさえも
この事実を知らないかもしれないので
家族がしっかり念頭において、
教師に知らせ協力してもらう事が大切です。
こちらでは、学校の先生にこの資料を見せて
伝えることをお勧めされていますが
日本では無理だと思うので
親御さんが責任を持って教師に連絡する
ことが大切ですね
ということで、参考になると幸いです。
色々研究が進んで、この子達が
楽に生きられるようになっているのは
素晴らしい〜
有り難い研究結果です。
ではまた!
Phew, 疲れた〜!
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