一年前は当たり前のように映画が上映され話題となった。
この画期的なドキュメンタリーを手掛けた
ジェイムス・エルスキン監督のインタビューが
今強く心をつかむ
羽生選手は何故人を惹きつけるのか 天才とは
国境を越え思想を越え人と人の心をつなぐもの
それがスポーツでありアートであること、、、。
羽生結弦へ受け継がれる技術とアート
松原孝臣
圧巻、だった。
ドキュメンタリー映画『氷上の王、ジョン・カリー』を観終えて、
ただそのひとことが浮かんだ。
ジョン・カリーは伝説的フィギュアスケーターである。
1949年、イギリス・バーミンガム生まれ。
幼少期にバレエを習うことを志した彼は、
厳格な父に「男らしくない」と許されず、
その代わりとして許可されたアイススケートを7歳から始める。
'71年と、'73年から'76年まで男子フィギュアの全英王者に輝くと、
'76年は欧州選手権優勝、
さらにインスブルック五輪で金メダルを獲得し、
同シーズンの世界選手権でも金メダルに輝いている。
カリーの足跡をたどった本作品の監督を務めた
ジェイムス・エルスキンに、
今回インタビューする機会を得た。
彼は英国のBBCアーツで映画作りをスタートさせ、
アートやパフォーマンスをテーマに数多くの映画を制作。
また'90年のサッカーW杯イタリア大会や、
インドの伝説のクリケット選手を題材にするなど
スポーツドキュメンタリー作品も創り上げてきた。
「子供の頃、母とTVでジョン(・カリー)を観たのを覚えています。
当時はどれくらいすごい人物なのかわからずに見ていたのですが
2014年に彼の評伝が出版され『こんなにすごい人なんだ』と再認識し
彼の過去の映像も観てそのすごさを実感しました。
彼のことを世の中にもっと知ってもらわないといけない、と思ったのが
彼のドキュメンタリーを撮ろうと考えたきっかけです」
「ジョンに近い存在」は?
カリーの映画の制作を始めるまで、
フィギュアスケートに対する関心はあまりなかったと明かすエルスキンだが、
制作を終えた今、
現在のスケート界に
カリーに近しい印象を抱くスケーターがいるか尋ねた。
すると、間を置かず答えた。
🔶「ユヅル・ハニュウさんが
いちばんジョンに近い存在ではないかと思います。
技術も高いものをお持ちですし、
芸術面でも素晴らしい、
卓越したものがあると思います。
他の選手と比べると抜きん出ていると感じます。
スポーツの世界には、例えばサッカーで言えばメッシのように、
天才と言える存在がいます。
🔶ここで言う天才とは、
ただすごいだけではなくて、
ほんとうに惹き込まれるものを
持っている選手を指しています。
観てただ楽しむだけではなく、
より迫力があって
人物に感情移入したくなるものを
もっている選手。
ハニュウさんもそうですね」
アートもスポーツも、人をつなぐ。
その後に続けた次の言葉は、
アートとスポーツ双方を題材にしてきた監督ならではであった。
🔶「アートは作品を見せて感動させることができる素晴らしいものです。
スポーツもやはり多くの人の関心を集めて熱狂させるもの。
どちらも人をつなぐという意味では同じです。
それはある意味で宗教にも近いものだと思えます。
映画は映画館にいる人々が
同じ感動を分かち合うことができるし
スポーツもスタジアムに大勢の人を集め、
感動させるだけではなく、人々をつなぐことができる。
すごい瞬間、プレーに、
人々が1つの家族のようになってしまう、
一致団結させる力がある。
サッカーを例にすると、マンチェスターの人でもヨハネスブルグの人でも、
サッカーを共通の話題として語り合うことで、
お互いを理解できたり、
理解へとつなげていくことがある。
社会を1つにする、
アートにもスポーツにもそういう役割があります。
🔶そしてフィギュアスケートは、美しいスポーツです。
ジョンにしてもハニュウさんにしても、
1人の中にアーティストの部分とスポーツ選手としての部分が
共存しているのが面白いと思います」
https://number.bunshun.jp/articles/-/839364Number全文
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machiday13さんのツイより
[カナダCBCフランス語実況ほぼ翻訳付]
羽生結弦 2017 世界選手権 FS
名実況数々あれど…… 吹き出さず見られない
フランス語の破壊力に病みつきになること必死
お願い見て 久しぶりに見たけど……最高でした