「我は天地と一つ」 バガボンド井上雄彦著から見る仕事やファッションと「ワンピース」との関わり | ファッションをわかりやすく説明するスタイリスト土居コウタロウ ブログ大阪梅田東京新宿

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好きな漫画があります。
ちょっとの暇があると読む漫画。


それは
「スラムダンク」を書いた
井上雄彦さんの

「バガボンド」。

宮本武蔵の話しです。





バガボンド(7)(モーニングKC)/講談社



特に7巻が好きで、
宮本武蔵が最強の敵と戦う前に
緊張のあまり寝れず、朝に寝て、
気がついたら決闘の時間を過ぎて
しまうという話しがあります。



そこで武蔵は死への恐れが
吹っ切れて、覚醒します。



2人の対決を見守る槍の名手の
いんえい師匠が、回想するシーンが
あります。



いんえい師匠の師匠である
上泉氏。
初めて会った いんえいは
剣豪と言われた上泉に挑みかかります。

鬼のように殺気立ち、
剣豪に向かって行くと、

なんと、スッと槍を取られて
しまいます。

二度挑戦しても
止められるでもなく、
槍を取られてしまうのです。


静かな静かな剣豪(上泉氏)は
殺気立つ いんえいに、
「剣とは何か?」
と尋ねます。


いんえい 「わかりません。」



「君たちが命と見立てた剣は
そんな小さなものかね?

 最強かどうか、自分が強い弱い
そんなものかね。」





「我は天地とひとつ。


 だから剣は必要ないのです。」





~~~~~~~~~~~




本当にその道を極めた人は
気負いがありません、

殺気がありません、

我がありません、



流れとつながり

天地、宇宙の一部として

その流れに添います。




私のパーソナルスタイリングや

ファッションロジック®も

そうありたいと思うのでした(^^)



~~~~~~~

ユーチューブでこんな番組を発見しました。

プロフェッショナル 仕事の流儀 スペシャル 井上雄彦

そうです。

この番組に 著者の井上雄彦さんが出られているのです。



この中で 壮絶な漫画家人生を見せてくれるのです。

僕は感動でした。何度も見ました。

この中で、人を斬る場面を書き、
佐々木小次郎の苦悩を描くうちに
描けなくなってしまって1年休載された時期がありました。



そうなるほどの取り組み方。

自分を作品に込める。

キャラクターになる。

自分の奥深くを探して、その主人公たちの
本当の感情を描く。

作品と自分が同化してしまう程の
親身で没頭するマンガの世界。

こんな仕事をしたいと思うのですが、
この時に井上雄彦さんが言うことがあります。


「自分の内側を掘ることをやっていくのだけど
 掘って掘って掘っていくと
 結局根っこしか残らない。底にたどり着く。
 それって普遍っていうか、みんな一緒。

 深く掘っていくと、実は広い普遍というスペース
 あるような気がするんですよね。」


と話しています。

この内容が響きました。

掘って、掘って、掘って。

仕事を通して自分を見ていく。

これで出口は普遍。

広い世界が広がっている。

物事の追求の出口は他と繋がった、
広い世界なのでは?

それは「ワンピース(ひとつなぎの秘宝)」なのでは?と思うのです。
(「ワンピース」も好きなんです)



「バガボンド」は
とても勉強になる真理を教えてくれる漫画です。



自分のライフワークも人の幸せ、成長と共に共生する。
価値の循環のサイクルの追求をやっているのですが、
その先は普遍なのかもしれません。

「近江商人三方良し」

みんなが幸せになるライフワーク。

これからも追求していきたいと思うのでした。




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最後まで読んでいただきありがとうございます。

ダメ出ししないファッションロジック® パーソナルスタイリスト 土居コウタロウでした。