XSR900が不調の原因はこれでした。 | YSP大阪門真の「バイクライフコーディネーター犬村 真」ブログ

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お客様のXSR900。

エンジンが冷えているときには問題ないのですが、どこかに走って行って少しの時間停めておき、エンジンがあったかい状態の時にエンジン始動するとアイドリングが不安定(1000回転以下)でエンストしてしまうという症状でした。

そのまま無理に走っていると直ってくるのですが、発進時にエンストしたりするのでドキッとすると。。。

 

色々と調べた結果、スロットルボディの汚れが関係しているのではとエンジンにエアを供給しているスロットルボディを外してみると、

スロットルバルブ(穴の中に見える茶色く汚れている部分)がかなり汚れていました。

これはシリンダー側から見た写真です。

 

 

スロットルバルブがアクセル操作によって回転し、エアが入る量を調整するのですが、バルブとスロットルボディの通路が汚れている関係で微妙なエアの調整ができなくなっていたんですね。

きれいにした写真が下の写真です。

本来はこんな感じで黄銅色に輝いているんですよね。

この辺りは精密機械です。

ちょっとした汚れや異物の付着で調子が悪くなったりします。

また、クリーニングするケミカル剤も洗浄能力が強ければいいというのもでもありません。

ちゃんと知識と技術、設備の整ったショップでやりましょうね。

自分で適当なケミカル剤でご自宅の前でやると余計に悪くなる可能性もございます。

適当な知識でやると最悪の場合、スロットルボディを交換なんてことにもなってしまいます。

 

この車両は入庫時の症状も改善されて、お渡しできました。