今回の参詣は、松が谷一帯のお寺や神社を5か所めぐります。まずは妙音寺の養蚕大明神から。
ここは地下鉄「稲荷町駅」から東へ200メートルほどのところ。松が谷って聞いてもパッとしないけど、エリア的には東上野と西浅草の間の地域。
妓楽山妙音寺
慶長十五年(1610)に馬喰町に創建した日蓮宗の寺院。明暦の大火(1657)の後、この地に移転してきました。
池の妙音寺
池に架かる橋を渡ると、綺麗な錦鯉が血眼になってエサを求めてきます。
御府内寺社備考によれば、古くはお寺の向かい側まで大きな池が広がり、俗に『池の妙音寺』と称されていたそうです。今は小さいですが、手入れが行き届いていてとても綺麗です。
日蓮大菩薩像
本堂には日法上人の作と伝わる日蓮像が見えます。
妙音大辨財天
横長な境内にあって、本堂の並びにあります。
特に御由緒は見当たらず、台東区の刊行物にも詳細は無いので、幟にある開運除災の御利益以外、由来がわかりません。
糸織守護金色養蠺大明神
弁天堂の左隣にあります。
東京糸問屋同業組合が中心となって建てた石碑らしいのですが、特に説明も由来もありません。
覆殿の下に養蚕大明神(金色姫ともいうらしいです)を刻印した石碑が祀られています。
あまり聞きなれない神さまの名前ですが、関東圏でも時々あるようで、相模原市・前橋市・つくば市・日立市があり、中でもつくば市の蚕影(こかげ)神社は養蚕信仰の総本山らしいです。
写真はすべて、2017.7.2 撮影
備考
社号 糸織守護金色養蚕大明神
創建
祭神
祭日
末社
社務所
所在地 東京都台東区松が谷1-14-6
その他 妙音寺境内