“国会に来ない総理大臣” ワーストは、この人! ~安倍は更なる逃げ切りを画策中!~ | 渾沌から湧きあがるもの

 

 

 

“国会に来ない総理大臣” ワーストは、この人!

南部義典

http://maga9.jp/180110-4/

 

 

新年おめでとうございます。ことしも、当連載をよろしくお願いいたします。

 

「平成」も30年を迎え、来年4月30日、ついにその歴史に幕が下ります。

そんなわけで、今回は、平成政治の振り返りにかかわるテーマを選んでみました。


平成期、延べ18名の総理大臣のうち、誰が一番、国会に来ていないのか…

この点をハッキリさせたいと思います。

 

 

出典)国会会議録検索システムによるリサーチ結果に従い、筆者が作成

 

 

 「この表は何だ?」と思われたかもしれないので、読み方を説明しましょう。

 

一番上に名前のある、竹下登氏で説明します。表を見ながら、読み進めてください。

 

竹下総理の在任期間は、昭和62年11月6日から平成元年6月3日までの「576日間」でした。さらに、その在任期間中、第110回臨時国会から第114回通常国会まで5つの会期があり、その日数の合計は「491日」でした。したがって、在任中、国会の会期がどれほど被っていたかを示す割合は、491÷576=0.852(85.2%)と求められます。

 

その横に、衆議院(本会議、委員会)、参議院(本会議、委員会)とあり、「回数」「頻度」と分かれています。


「回数」は、会期中と閉会中の出席回数の合計です。衆参ともに、閉会中に本会議が開かれることはありませんが、委員会は開かれることがあります。委員会に限った話ですが、閉会中の数はとくに「括弧書き」にしてあります。


「頻度」とは、会期中、何日に一回の割合で本会議、委員会に出席しているかを示しています。

当然、その数値が小さければ小さいほど、頻繁に出席していることになります。逆に大きければ大きいほど、出席日に間が空いていることになります。

 

表が示すのは、竹下総理がその在任中、衆議院の本会議には31回出席し、その頻度は15.8日に

一回であったことです。同様に、衆議院の委員会には55回出席し、その頻度は8.9日に一回であったこと、参議院の本会議には23回出席し、その頻度は21.3日に一回であったこと、参議院の委員会には国会会期中に46回、閉会中に1回出席し、頻度は10.7日に一回であったことが分かります。

 

表の一番下をご覧ください。

安倍総理の名前があります。平成24年12月26日に第2次安倍内閣が発足し、現在、第4次内閣が

継続しています。データ上は、平成29年12月31日現在としてあります。言うまでもなく、第1次内閣(平成18年9月26日から平成19年9月26日)とは別扱いです。

 

 

 

(会期日数/在任日数)が低い総理大臣は?

 

 

在任日数における国会会期日数の割合が低い総理を順に並べると、

 

1位 宇野宗佑     34.8%
2位 安倍晋三(現職) 36.6%
3位 村山富市     55.3%
4位 海部俊樹     58.2%
5位 森 喜朗     60.2%

 

となります。

 

安倍総理は現時点でワースト2位です。

 

重要法案の審議、疑惑追及に応じ「丁寧な説明を心がける」と繰り返し述べているわけですが、

客観的な日数だけみても36.6%と、3分の1程度しか被っていないわけです。

他の総理が、60~70%くらいの数値に落ち着いていることと比べてみてください。

安倍総理の数値は異様に低いことがわかります。

 

同1位の宇野総理はある意味、特殊な経緯を経た就任と退任をされた方です。安倍総理がワースト1位の座に就くのは時間の問題でしょう。

 

 

 

本会議、委員会には頻繁に出席しているのか?

 

それでも、安倍総理が国会会期中、歴代総理よりも頻繁に本会議、委員会に出席しているのであれば、前記の批判は失当です。その回数、頻度を確認し、比較しなければなりません。

 

そこで、表に戻りますが、安倍総理の現在の状況は、

 

衆議院の本会議・・・計71回、10.6日に一回
衆議院の委員会・・・計126回(うち3回は会期外 ※閉会中審査)、18.3日に一回
参議院の本会議・・・計73回、9.2日に一回
参議院の委員会・・・計122回(うち2回は会期外 ※継続調査)、18.2日に一回

 

となります。

衆参の本会議の出席頻度はわりと平均的です。

 

しかし、委員会のそれは違います。

 

衆議院の委員会への出席頻度が低い総理
 1位 森 喜朗    19.4日に一回
 2位 安倍晋三(現職)18.3日に一回
 3位 宇野宗佑    12.0日に一回

 

参議院の委員会への出席頻度が低い総理
 1位 森 喜朗    19.4日に一回
 2位 安倍晋三(現職)18.2日に一回
 3位 福田康夫    14.1日に一回

 

お分かりいただけたでしょうか。

 

安倍総理は国会会期中、委員会に頻繁に出席しているどころか、現時点で衆参どちらもワース

ト2位です。森喜朗氏を抜いて、ワースト1位になるのは時間の問題です。

 

 

なぜ、こんな状況になってしまったのか?

 

理由は二つあります。

 

(1)野党会派による、臨時国会の召集要求に応じないこと、

(2)国会の会期を延長しない性向が強まっていること、

 

です。

 

昨年(平成29年)は、これらの問題が際立ちました。

第193回国会(通常国会)は6月18日に閉じましたが、同月22日には、野党会派が「臨時国会召集要求書」を衆参議長に提出しました。皆さんご承知のとおり、第194回国会(臨時国会)が召集されたのは9月28日のことで、3カ月以上も間が空いたのです。しかも、会期は一日だけでした。

 

また、直近二つの通常国会(第190回、第193回)は、会期150日間をこなすだけで、延長がないまま閉じています。先の、衆議院議員総選挙の後に召集された第194回国会(特別国会)も当初は、その会期を1週間から10日間程度にするという話があり、「戦後で最も会期日数の少ない年」となるのではないか、と言われていたくらいです。

 

ことし9月の自民党総裁選では、「安倍再々選」が有力視されています。総理としての在任日数を稼ぐことに余念がないようですが、実はその反射として、「最も国会に来ない総理大臣」への道を着実に歩んでいるのです。

 

一般に「ねじれ国会」になると、議院運営が不安定化します。

法案審議が停滞すること等によって、参議院側に総理が呼ばれなくなる現象が生じえます(ひい

ては、その影響が衆議院側に飛び火することもあります)。

 

しかし、今は、両議院の構成面において、総理出席を遠ざける事情はありません。狡猾な態度で、距離を置いている(毛嫌いしている)にすぎないのです

 

さらに、この連載でも何度も指摘(第66回第126回ほか)していますが、総理在任中の「党首討論」の頻度をみても、安倍総理は最低レベルにあります。

 

国民からは見えづらい部分で憲法が形骸化しているという事実を、多くの方に知っていただき、考えていただきたいと思います。

 

憲法53条【臨時会】
 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。

 

憲法63条【国務大臣の議院出席】
 内閣総理大臣その他の国務大臣は、両議院の一に議席を有すると有しないとにかかわらず、何時でも議案について発言するため議院に出席することができる。又、答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない。

 

 

以上

http://maga9.jp/180110-4/

さんより転載させていただきました

 

 

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こうして改めて数字で見るとハッキリしますね。

普段、ネットで国会中継等を見ない大多数の人たちは、こんな現実知らないんでしょうね。

 

しかし、それでも、安倍の国会嫌いは止まらず、更に出席日数を減らそうと画策している御様子ムキー

 

 

 

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与党、首相出席の削減狙う=「追及逃れ」と野党反発―国会運営見直し

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000014-jij-pol

 

与党は22日召集の通常国会で、安倍晋三首相の常任委員会への出席削減など国会運営の見直しを提起する方針だ。

昨年の特別国会に続き、与党の質問時間拡大も求める構え。これに対し、野党側は「追及逃れ」(立憲民主党幹部)と激しく反発している。

与党側は、首相と野党党首が1対1で議論する党首討論を毎月開催する代わりに、予算委員会などへの首相出席を大幅に減らすことを目指す。党首討論は全体で45分と短いが、予算委では1日7時間程度、出ずっぱりとなるケースが多い。

与党は見直しの理由として、他の先進国と比べて首相出席が多い現状を挙げる。自民党の調べによると、安倍首相は2016年に89日、計376時間出席。これに対し、ドイツのメルケル首相は14日、計34時間(15年)、英国首相は37日、計40時間(16年5月から1年間、キャメロン、メイ両氏の合計)だったという。同党幹部は「今のままでは首脳外交で出遅れてしまう」と話す。

野党側は通常国会で、学校法人「森友学園」「加計学園」の問題に加え、スーパーコンピューター、リニア新幹線工事をめぐる不正などの解明を迫る方針。このため、首相出席削減や野党の質問時間削減には「絶対反対」(立憲幹部)と対決姿勢を見せる。「丁寧に説明する」とした昨年来の首相の発言とも相いれないと受け止めている。

与党が攻勢をかける背景には、民進党分裂の影響で野党の連携が十分ではないという事情があ

る。実際、昨年の特別国会では、与党は衆院の質問時間配分見直しを主導し、従来の与野党「2対8」から、おおむね「3対7」に変えた。統一会派構想などをめぐり立憲、民進、希望の党がぎくしゃくした関係を続ければ、通常国会でも与党側に押し切られる可能性がある。

14年に自民、公明両党と民主党(当時)などは、党首討論を月1回開催する代わりに、首相の予算委出席を減らすことを申し合わせた。しかし、野党側は予算委で質疑時間を確保することを優先したため、合意は形骸化。17年の党首討論開催はゼロだった。

野党からは、党首討論の時間拡大やテレビ視聴者の多い夜間開催を求める意見が出ている。

一方、与党は閣僚外遊時の副大臣らの代理出席増加なども求める方針だ。 

 

 

 

 

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外国と比較したり、外交を持ち出したり、してるけど、安倍が国会嫌いなのは誰の目にも明らか!!

 

そんなに国会が嫌なら総理も議員も辞めてしまえーーーーーーーーーーーーーーーーーーームキー

 

税金の無駄使い野郎がドンッ

 

国会に出る回数減らすなら議員報酬も減らせやパンチ!