計画中の床面積が6畳の小屋の性能を計算してみました。

 

 

ホームセンターなどで簡単に手に入る材料だけで建築するコンセプトですが、

 

天井 H16KGW 200mm(桁上断熱)

壁  H16KGW 89mm

床  H16KGW 200mm(付加断熱)

換気 ロスナイ(74%熱交換)

窓  木製単板ガラス+ツインカーボ二重内窓

 

計算結果を見て、UAに比べて、Q値が悪すぎると思われた方が多いのではないでしょうか?

 

平屋で床面積が小さいということは外皮量がMAXなのでUA値は当てにならないことを知っている人は多いと思います。

 

どんなに小さい家でも天井高さはだいだい同じであり、そうなると床面積に対する外壁量は狭小住宅ほど多くなります。

 

そうなると、狭小住宅より大きな家の方が省エネだと誤解する人がいると思いますが、そうではありません。家が広い分、冷暖房エネルギーは増えます。

 

では、平屋の場合はQ値を基準に考えるべきかというとそうでもありません。床面積が小さいと例えフェノールフォームの200mm断熱にしてもQ値はそんなに下がりません。

 

家が小さい時は、Q値やUA値をみると意味がわからなくなります。家が小さければQ値が悪くても冷暖房エネルギーの総額は少ないということを忘れてはなりません。

 

平屋の場合はUA値に囚われずにQ値を使おうという話は一般的な床面積の住宅では理解できますが、狭小住宅では当てはまらないこともあります。

 

家の性能数値は重要ですが、短い家作りの期間でその使い方まで理解するのは難しいでしょう。

 

UA値やQ値は色々な住宅を比較する時の数値であって特殊な建物には当てはまりません。そういった場合は基本に戻って、冷暖房エネルギーの総額で考えましょう。

 

私の小屋では1℃室温を上げるために23W必要であると計算されますから、

 

(室温22℃ ー 外気温▲5℃)×23W=391W

 

319Wの暖房エネルギーなら小型の薪ストーブで足りると思います。

 

 

 

 

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