おはようございます(・∀・)

 

私は玄関ホールに床暖房のヘッダーボックスを設置することをお勧めしています。ただ、この意味がもしかしたら設計士さんにうまく伝わらないかもです。

 

一条ハウスでは寒冷地以外は玄関土間に床暖房は設置されません。さらに玄関土間は断熱材が入ってない部分が多いので、一条ハウスといえども玄関ホールが冷える事は他のブロガーさんからも報告されています。

 

そして、玄関ドアは最高断熱性能のプロセレーネのK1.5のものを選択しても、断熱性能は1.74Wであり、トリプルサッシ単体が0.8Wですから半分以下の断熱性能しかありません。

 

もし玄関ホールの採光のためにガラス入りの親子ドアを設置するなら、それよりも片開きの玄関ドアにして、玄関ホールにトリプルサッシの窓を設置した方が良いとなります。

 

さて、本題ですが、玄関ホールに床暖房ヘッダーボックスを設置すると床暖房の温水パイプが沢山玄関ホールの床を通過して、玄関ホールが暖かくなり、リビング方面に冷気が流れることを抑えられると想定しています。

 

まず、ヘッダーボックスは壁に埋め込まれるので断熱材の入る外壁には設置できません。そして、床暖房の温水パイプを通す方向が想定と違うケースがあるようです。

 

以下の画像は赤丸が玄関土間側に設置したヘッダーボックスでピンクの枠の中が温水パイプが集中しているエリアだと考えて下さい。

 

この場合、玄関土間は床暖房が入らないので、温水パイプはヘッダーボックスの壁の裏のトイレ側からの配管になると思います。


確かにヘッダーボックスが玄関側に設置されていて、ヘッダーボックスがあるお陰で玄関は多少暖かくなると思いますが、これだと最大限の効果が得られません。

 

上記の様な配管だと、冬季に冷える玄関ホールの床暖房の温水パイプの量は以下の様な通常の部屋と同じ、少ない量になってしまいます。

 

 

 

よって、四代目ではこのようにヘッダーボックスを設置しています。できるだけ、玄関土間に近い方が玄関ホール床の配管量が増えるので良いのですが、シューズボックスがあるのでここが限界でした。

 

 

実際の床暖房の配管の様子です。沢山の温水パイプが通過しています。室外機で暖められた温水はまずヘッダーボックスに到着してから分配されて各部屋に向かうため、ヘッダーボックスのある場所が家の中で一番暖かい場所となります。

 

 

玄関ホールに床暖房のヘッダーボックスを設置した方が良いという話ですが、目的は玄関ホールを暖かくするためなので、床暖の温水パイプが沢山玄関ホールの床を通過する必要があります。

 

確かに、玄関ホールにヘッダーボックスを付けてと言うだけでは、なかなか、設計士さんに意味が伝わらないかもですね。


詳しくは設計士さんに言って床暖房の配管図を確認してください。


また、一条ハウスほどの性能だと冬の晴天時の日中は陽当たりの良い側は窓から入る日射で暑くなるので、床暖房の設定温度を下げられるように、エリア分けはその土地の陽当たりのを意識して分けると良いでしょう。


以上、一条ハウスのコールドドラフトの抑え方の巻でした(・∀・)