おはようございます(・∀・)

 

どうやら、四代目の引き渡しが今月末になりそうです。まとめサイトの更新サボってたので、そろそろ見直さなきゃ。。

 

さて、本日は一条ハウスを建てるに際して、標準・オプション・社外品など、これは必須だねと言われるものがありますよね。

 

何が必須かは設計次第ですが、これまで四軒の注文住宅を設計し色々な家を見てきた私に一条ハウスがどう見えているか書いてみます。

 

私が必要だと思う装備はこれまでに多くの一条施主から発信された定番装備とはかなり異なります。それは家の「風通し」を明確に否定しているからです。

 

温暖化の進んだ現代では熱帯夜においては窓を開けても室温が下がらないことは明確なのに、いまだにエアコンの利用をせずに風通しの良い家を推奨しているプロまでいます。

 

風通しという高気密高断熱住宅が登場する前における家作りの基本は、除湿が可能な家からみれば既に時代遅れであり、通風を推奨することは、もはや「老害」といってよいでしょう。

 

自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪

 

これまでの日本では省エネと健康のためにエアコンの使用量は少ない程良いとされてきたと思いますが、高気密高断熱住宅では少ない消費電力で全館冷房が可能です。

 

高気密高断熱住宅ではエアコン1~2台で全館冷房が可能であるため、エアコンを人から離れた位置に設置し、冷気を人に直撃しないようにすれば冷房病からも解放されるのです。

 

今年の夏は災害とも言える暑さで、風通しでは熱中症に対応ができないことが明確に分かったと思いますが、それでもまだ通風計画が諸悪の根源だと気が付く人は少ないでしょう。

 

四代目の引き渡しが終わって落ち着いたら家作りの本を書いてみようと思ってますが、内容が世間の家作りから隔絶してしまうので、信じるか信じないかはあなた次第ヽ(`Д´)ノ

 

 

さて、そんな世間からみてクレイジーな私が一条ハウスに採用しなくて良い、採用した方が良いと思うものは以下です。

 

 

採用しなくて良いと思うもの

・風通しの計画(熱帯夜では効果なし、熱中症の発生要因)

・洗濯物を干すためのバルコニー(雨漏り、熱橋防止)

・網戸(空調は窓を開けない前提で考える)

・お風呂の排気換気扇(使わないです。でもユニットなので外せません)

・浴室乾燥機(ヒートポンプ式ではないものは電気代が掛かります)

・サンルーム(除湿した室内に干した方が早く乾きます)

・レイコップ、防虫剤、除湿剤(全館冷房でカビとダニを防ぐ)

・シーリングファン(二階にエアコンがあれば一階との温度差換気が起きるためいらない)

・キーガル電子錠(好みの問題ですが後付けのスマートロックの方が私には合っている)

・ライコン(スマート電球で対応できる)

・EBシートフローリング(凹みやすい)

・フロアコーティング(輝いた床を希望する場合は除く)

・大量の掃き出し窓/引違窓、勝手口ドア(冬季のコールドドラフトの要因)

・南側以外の大きな窓(冬季のコールドドラフト要因、その他の季節のオーバーヒート要因)

・断熱性能の低い玄関ドア

 

 

採用した方が良いと思うもの

・エアコンの設置計画(全館冷房用、補助冷暖房用)

・再熱除湿付きエアコンか、さらぽか空調(梅雨の除湿対策)

・部屋干しスペース(洗濯物は外に干さないから)

・南側の屋根の軒(標準で80cm程度出せる)

・一階南側窓の日除けシェード用金物(グリーンバー、布団干しバー、アーバンルーフも良い)

・高断熱の玄関ドア(K1.5のプロセレーネ)

・コールドドラフト対策(玄関に床暖房のHBを設置する)

・高耐久フローリング(EBシートフローリングのように簡単に凹まない)

・防蟻対策(特に玄関ポーチ)

・ハイドロテクトタイル(メンテナンス費用が抑えられる)

・太陽光パネル(メンテナンス不要の屋根材として。お金がなければガルバでもよい)

・みはりん坊W(3個ぐらい)

・スマート家電(スマート電球、スマートロックなど)

・エアコンの消音防虫弁(おとめちゃんなど)

 

 

上記の必要・不必要なものは、表と裏の関係になっているものが多いです。

 

例えば、全館冷房すれば部屋干しで洗濯物が乾くため、バルコニーやサンルームは不要になるといった感じです。

 

上記は一条施主においても室内の相対湿度を60%以下に抑えた24時間全館冷房に成功していて、洗濯物を完全部屋干ししている方には、理解ができる内容だと思います。

 

一方で、冬の全館床暖房の時期以外は窓をあけ必要な時にエアコンを利用している、従来の日本家屋の住み方をしている方からみれば、全く理解できない内容でしょう。

 

同じ一条ハウスでも設計の仕方でがらっと変わるのが、高気密高断熱住宅の面白いところですが、何軒も家を建てて理にかなっている家とは何かを考えていくと答えは出ると思います。

 

皆さんも一条工務店以外のごく少数ですが高気密高断熱が得意な設計事務所の情報を調べてみて下さい。私が述べている事の方が先進的な世界では普通だと気が付くはずです。

 

以上、住宅展示場で家を比較していてもいい家は建たないの巻でした(・∀・)