日本は21世紀も20世紀の繰り返し?〜内憂(官僚主義)外患(金儲け主義) | あらやす日(本)誌

日本は21世紀も20世紀の繰り返し?〜内憂(官僚主義)外患(金儲け主義)

昔と今、
日本の内外環境(内憂外患)が類似している。
昔(20世紀)も今(21世紀)も、
似たような外部環境の外患に日本は巻き込まれ、
外患を善処でできない内部環境の内憂が露呈。
 
20世紀と21世紀は、
病気→好景気(バブル)→政党(ナチ党・共産党)の独裁→経済危機(バブル崩壊)→経済戦争…
同じような因果関係で流れている。
 
これらの事実の因果関係、
繰り返される可能性のある仮説的事実の裏に
内憂外患が存在している。
この内憂(官僚主義)と外患(金儲け主義)は大きく変容していないせいか、
昔よりも悪しき醜態を露骨に露呈しているが現実が誤魔化されている。
 
歴史的な流れを大雑把に見ると…
事実は小説よりも奇なり…
ただ内憂外患は見えにくい。
 
■20世紀→21世紀の流れ
 
1914年:第一次世界大戦
1918年:スペイン・インフルエンザ(スペイン風邪)
↓ ※スペイン風邪はH1N1亜型インフルエンザ・ウイルスだと判明
好景気(インフル・バブル)
1929年:世界恐慌〜超・インフレ→ナチ党拡大・共産党拡大
日独伊三国同盟(目的:反・共産化の同盟)
ナチ党VS共産党 =独ソ戦
ドイツを乗っ取ったナチ党とロシアを乗っ取った共産党の戦い=独ソ戦
↓ 経済制裁で日本を巻き込んで米国参戦
大戦争:第二次世界大戦
反共・反ファシズムの新自由主義
(新・独立国の急増、反・国家主義の風潮蔓延)
東西冷戦→終焉:東西の壁は崩壊(1989年)
東西南北の壁
グローバリゼーション=金儲け主義の国際化のための壁の排除
(民間主力の新・経済植民地主義、移民は新・奴隷主義)
準・日中経済同盟(目的:の不明。伝統的な親中精神…)
2019年:米中冷戦(経済戦争)
2020年:新型コロナ・ウィルス(ほぼ風邪
2021〜好景気:コロナ・バブル
ナチ化した中国と日本は一蓮托生?
中国危機?(経済戦争の激化?インド等との紛争激化?)
戦争好きの欧米系大戦略に戦争…
過激な対立を起こすシナリオ…
 
【参考1:ドイツ(ナチ党)と中国(共産党):内外環境の類似点】
①ドイツの領土拡大(チェコのズデーテン併合)=中国の南シナ海侵略
②ドイツのユダヤ人迫害=中国のウィグル民族等の迫害
③ドイツを欧米の経済界等が支援=欧米・日本の公的・民間両方の中国支援
※ドイツ支援の目的はほぼ反共、中国支援はグローバリゼーション。
④ドイツに対する周辺国の宥和政策(①②容認)=対中友好政策(①②容認)
 
【参考2:戦争の定義】
米・トランプ政権の元閣僚バノン氏(元・米海軍情報将校、MBA取得)いわく、戦争には3つの段階がある。
①経済戦争(米中冷戦等、今の状況)
②情報戦争・サイバー戦争(同上)
③普通の戦争

↑スティーブ・バノン:インタビュー〜情報戦・経済戦に負けると米中は普通の戦争突入…

https://youtu.be/BYtDFonLFHA

 

 

■不変(普遍)的な内憂・外患

 

21世紀は20世紀と同じ過ちを繰り返し、歴史を繰り返すのか?
これから10年位でわかってくるだろう。
 
外部環境にある外患、内部環境の内憂を見てみると…
 
今年3/13、保守派の政策研究機関ハドソン研究所のケネス・ワインスタイン所長が駐日米大使になった。
ハドソン研究所の創設者、ハーマン・カーン(Herman Kahn、ユダヤ系)は、
京都産業大学学事顧問にもなった知日派。
 
三島由紀夫自決事件が起きた1970年、
カーンは自著『超大国日本の挑戦』で
「21世紀は日本の世紀」
「2000年頃、日本の国民一人当り所得が米国と並んで世界一のレベルに…」
だと。この予見は叩かれて大ハズレ。
しかし、
「軍事的にはアメリカの、経済的には中華人民共和国の影響下に置かれる」
と。この予見はほぼ当たった。
昭和時代、日本は「軍事」的独立をほぼ喪失し(米軍依存)、
平成時代以降、「経済」的独立崩壊中。
 
20世紀初期まで欧米系はアジア・中国を浸食したが、
植民地主義として排除された。
しかし、
21世紀、巧妙な「経済」的な浸食は「グローバリゼーション」として美化され、
中国を大化け物にして日本も浸食。
この外患に対して日本は従順なポチ化し隷属化。
 
この日本の内憂は…
日本は憲法の第一原則「国民主権」(国民の生命・資産)を絵に描いた餅化。
実際、この第一原則を格下げして違憲状態で
国民の生命・資産の防衛を放棄している。
 
その結果、国民の「人権」「平和」を実現できず、
また、議会(立法権)を第一の国家権力にしていないので
歴史は繰り返すことになる。
 
民主主義を展開する議会(立法権)よりも巨大な権力機関とは?
 
共産党の行政権力に権力が集中する反・民主化の共産主義国と日本は同類。
 
中曽根康弘・元首相の著書「保守の遺言」(2010年)で
日米戦争…その元凶は、官僚主義
にあるというのが私なりの結論」
(68頁)と。
中曽根康弘は内務省(官僚)で、日米戦争時、海軍に配属された。
 
 
全体主義(ファシズム)=共産主義=超・国家主義
 
新自由主義はこの方程式で国家の積極的な民間市場への介入を抑制させ、
共産化を抑制して東西冷戦終焉(共産化の風潮の死滅)。
そして、
一気にグローバリゼーション(民間の特権化)が世界を跋扈。
その結果、
国ではなく、巨大企業等の民間の特権層が繁栄しているが、
共産主義国・中国は資本主義導入→全体主義+共産主義→大化けモノ化。
 
日本は…
全体主義(ファシズム)=共産主義=官僚主義=超・国家主義
 
全体主義・共産主義は官僚主義と同類なので
中国と同調しやすい。
 
昔、講演会(下記)で三島由紀夫いわく、
共産主義=bureaucracy(ビューロクラシー)=官僚主義であり、
「階級」ができると。
この種の階級社会は封建主義の中世からあり、
日本の官僚主義も中世の朝廷、幕府の時代から延々と温存されている。
 

三島由起夫・講演&討論会:1968/10/3:早稲田大学

https://youtu.be/HyGgHZMxKYc

 

 

巨大な権力機関(共産党、官僚主義に行政機関)が上位階級になり、
上位階級に隷属する下位階級は国民になり、共産主義は”国”の概念も破壊する。
 
共産主義は国民を「労働者」でモノ化→労働力が作るカネを搾取し、
日本は官僚主義で税金を私物化。
 
新型コロナ・ウィルス対応で日本の官僚主義は悪用されている。
 
年間百兆円の社会保障費を管轄する厚労省の統計(下記)では
コロナ感染者(約7万人)の約85%が“国籍不明者”なので
莫大な公費、医療機関の混乱を招いている。
この異様な実態、行政権の濫用について詳細は報道管制等で隠蔽されている。
 
※厚労省 統計
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000663883.pdf
 
この日本人ではない“国籍不明者”のコロナ感染者がなぜ急増したのか?
それは法務省・出入国在留管理庁の外国人「特別入国」枠の拡大措置によると思われる。
 
 
憲法学上の理想論では、
国家統治は三権分立=立法権(議会)・行政権(行政官庁)・司法権(裁判所)で
相互の権力機関の権力濫用を監視する。
 
司法権(裁判所)は行政権(法務省管轄)なので
日本は「二権分立」国に見えるが、
実際、行政権だけが肥大した異様な変態国。
 
日本最大の権力機関は、「行政権」を執行する行政官庁(霞ヶ関幕府)。
行政官庁(行政権)を監視して統制する国会・議会(立法権)は…何もしない。
コロナ感染者の“国籍不明者”について、
三猿化:見ざる・聞かざる・言わざる…放置・沈黙。
第四の権力、情報操作会社(マスゴミ)も行政官庁の御用人になので三猿化。
 
コロナ危機は世界各国の統治体制を明るみに出す好機。
まさしく日本は官僚主義の行政国家だ。
 
日本の最大の課題は真の「独立」、軍事的・経済的「独立」。
そのために現実、日本の実態の客観的な正確な把握し、
真の民主化、真の国民主権を再生することだ。
憲法の第一原則「国民主権」を防衛できなければ、
当然、そこから派生する「人権」「平和」も生まれない。