＜地下アイドル＞ファン男性を恐喝容疑 事務所運営者を逮捕
毎日新聞 10月15日(土)7時0分配信
◇愛知 うその借用書作らせ「逃げても家族に迷惑かかるかも」
大手事務所に所属せずライブ中心に活動する「地下アイドル」のファンの男性から現金を脅し取ったとして、愛知県警中署は１４日、アイドル事務所の運営者を恐喝容疑で逮捕した。ファンとの距離の近さが魅力の一つとされる地下アイドルは、ＡＫＢ４８の影響で全国に多く誕生しているがトラブルも絶えない。
逮捕されたのは飲食店経営、古川博一容疑者（３５）＝名古屋市西区城町。逮捕容疑は今年１月、同県新城市の男性（２７）にうその借用書を作らせ「逃げても家族や会社に迷惑がかかるかもしれんな」などと言って現金３００万円を脅し取ったとしている。容疑を否認しているという。
同署によると、被害男性は古川容疑者がプロデュースする地下アイドルの女性のファンで、古川容疑者は男性と女性が私的に連絡を取ったことに腹を立てたという。男性は、同様に現金を脅し取られたとする別のファンの男性と古川容疑者を告訴し、９月５日には賠償を求め提訴した。古川容疑者は逮捕前の毎日新聞の取材に「貸した金を返してもらっただけ」と話していた。
芸能分野の事件を中心に扱う「レイ法律事務所」（東京都文京区）の佐藤大和代表弁護士（３３）によると、地下アイドルの運営事務所が、アイドルと交際したファンに対し反社会勢力とのつながりをほのめかして現金を脅し取ったり、ファンと交際した所属アイドルを「交際禁止規定」に違反したとして提訴したりするトラブルが少なくないという。
古川容疑者は約１年半前に名古屋・大須にアイドル事務所を設立して地下アイドルのプロデュースを始め、専用劇場をオープンさせた。最大１８人が所属し古川容疑者は「武道館に立たせてやる」と話していたとされる。
だが、元所属アイドルの女性や脱退を支援した弁護士によると、十分なレッスンはなく週末は朝から終電まで６回のライブやグッズ販売をさせられ、古川容疑者経営の飲食店で最低賃金を下回る給料でアルバイトをさせられることもあった。
さらに古川容疑者はアイドルに対し気に入らないことがあると、「消えろ」「死んでこい」と暴言を浴びせたり髪を引っ張ったりしたほか、土下座も強要した。アイドル同士の私的な連絡を禁じ、スマートフォンまでチェックしていたという。
元メンバーの２０代女性は「怖くて辞められなかった」と話す。今年４～５月には、メンバーら１６人が相次いで事務所を脱退した。
佐藤弁護士は、アイドルを目指す女性が増えるにつれ、他業種から安易に参入する事務所も増加していると指摘する。こうした事務所について「赤字になって管理がずさんになりやすい。事務所を選ぶなら、評判や契約内容を慎重に確認する必要がある」と話した。
以上、Yahoo！ニュースより。
悪質だね！どこかもこうならなきゃいいけど・・・
これから仕事なんでこれにて！