プロフェッショナルとアマチュアの違いってなんだろう。
こう考えた時に真っ先に思う浮かぶ言葉があります。
エンターテイメント
プロスポーツの競技者とはその競技での技術や姿勢はもちろんのこと、観客を楽しませることをちゃんと頭に入れてる選手がプロだと思っています。
昭和のプロレス村からやって来たあたしとしては(笑)、特にそう思います。
昨日、プロの女子サッカーリーグ「.WEリーグ」の開幕記者会見動画が配信されていました。
今回はそのネタバレです。
もしまだご覧になってなくて、視聴の予定がある方がいらっしゃったら、ここから先はネタバレになります。
あ、ついでに動画も貼っておきますね。
正直に言って小1時間ある動画で、楽しめたのはほんの一部でした。
プロじゃないなぁ…と。
各クラブの監督と選手1名が挨拶と司会者との質疑応答を行うんですが、動画のなかから漏れ伝わってくる空気は、
「失敗しないように」
「ちゃんとしておこう」
そんな雰囲気ばかり。どの監督も選手も表情は能面のように硬い。
会議で通り一遍の発言をしているような雰囲気で、見られているという意識は感じられませんでした。
うーん、つまらん…
そう思っていたその時でした。
ノジマステラ神奈川相模原の番になりました。
監督はかつて讃岐を長らく率いてくれていた北野誠さん。
記者会見に臨む北野さんを久々に見る。
マイナビ仙台との開幕戦の抱負を問われると、
「うーん!そうですねぇ…」
質問に対して北野さんが結構口にする懐かしい口癖。
そして…
「TMで連敗しているので大きいことは言いません」
「仙台さんは力があるので、しっかりゴール前に大型バスを置いて守っていきたいと思います」
確か欧州サッカーの名将・モウリーニョさんが使ったジョークを用いてニヤリ。
相変わらず面白いなぁ。
あたしのなかで、やっぱり北野さんはプロフェッショナル。楽しませてくれる人。
それだけでなく、周りのクラブに対して先手を打ってきた、とも思うんです。
じゃんけんする前に、
「オレはグー出すから。パー出したら勝てる…かもよ?」
みたいな"口撃"を仕掛けてみせました。
やっぱプロフェッショナルは、これじゃないとねぇ(笑)。
同席したキャプテンの松原有沙選手も表情は柔らかく、にこやかに受け答えしていました。
どことなく余裕が感じられて、爽やかさのなかに、いい意味での"不気味さ"が滲む。
思えば、北野さんのサッカーを随分と観ていません。
2018年は讃岐で、2019年は岐阜で降格を経験した北野さん。
本人は「2つも降格させてしまった」とよく口にされていますが、個人的にはどちらもノーカウント。
2018年は、死の一文字がチラつくような病とも闘いながらの采配でしたし、2019年は自動残留圏内まで6ポイント差という非常に厳しい状況からのスタートでした。
特に岐阜時代はシーズン途中の就任で、北野さんがチームを掌握する前に勝負が決してしまった感じがありました。
よって、「北野さんのサッカー」を観るのは久々です。
ありがたいことに.WEリーグは部分的ではあるんですがDAZNで視聴ができます。
今年は讃岐以外にJ1のサガン鳥栖、そしてイングランドのプレミアリーグをチェックしていますが、また一つチェックしておきたいチームが増えました。
.WEリーグは9月12日に開幕を迎えます。
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