ひっさしぶりのケルベロス&オルトロスログコレクション……NPCに息吹を | 狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

イルーナ戦記内の戦闘スキルやステータス、シナリオや見えない裏事情などを、
愛と熱情と妄想のみで活字変換して具現化する、
為にならない自己満足な独り言。

たまに関係ないこと書きます。

たまに歌います。

たまにエロい。

ミスルナにて活動中。



イルーナ戦記に出演する様々なNPC
エピソード1に登場する
「シェラウ」もその1人である。
彼の家に伝わる秘技
「バーサーク」を冒険者に伝授して
ラルガン隊長に怒られるエピソードは
ナイト職のプレイヤーならば
1度は通る道だろう。

そんな彼を活躍させる
これもまた、
二次小説の妙である。


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パルル共和国内に常駐する近衛部隊、
通称「ラルガン隊」は、
通常は、執務官府や首都ソフィアの要人護衛、
又は首都防衛の最後の要として府内に常駐しており、
稀な非常時以外は、他の任務に就くことはなかなかあるものではない。


ラルガン隊の10人長である「シェラウ」も、例外ではなく、
隊長でありパルルのナイトギルドのマスターでもある、「ラルガン」と共に、
普段は執務官府の警護に当たっていた。


なので、昨夜、ピーノ執務官に呼び出され、その場で特命を与えられた時には驚きを隠せなかったのであるが、
しかも、それが、「大統領の捜索任務」だと聞かされた時には、流石に、彼も身を強張らせた。

『執務官!
僕には、その…身が重すぎます!
こんな重要な任務…』


シェラウの訴えも当然であり、断りを入れてくるだろうとの予想も、ピーノはしていた。

10人長とはいえ、シェラウはまだ16才、実戦経験も決して多くはない。

だが、現在のパルル政府は、スルビニアとの抗争で決定的な人材不足に陥っている。

シェラウがしっかりと経験を積んで成長するのを、待つ時間の余裕などなかった。

それに、ピーノは、彼の潜在能力を高く評価していた。

この任務で、多少、荒療治ではあるものの、何とか乗り越えて、大きく成長してほしいとの思いが、大半を占めていたのである。

ラルガンの次の人材として、
ピーノは彼に絶大な信頼を寄せていたのだった。
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