裸でもいいのさ!ふるさとの海 | フィンガー5ファンブログ

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平成生まれのフィンガー5ファン

猫飯店さんのリクエストです!

ありがとうございます(*^▽^*)


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6年ぶりに沖縄へ帰ったフィンガー5




夢にみたこともあった

涙のむこうに思いえがいたこともあった

彼らがいちばん愛するふるさとの海

いまそれが目の前に大きく広がる

“おかえり”いつもの美しさとやさしさをひめて

タイガービーチにて





羽田を飛び立って2時間余り・・・

“ただいま 奄美大島上空です”

機内アナウンスがそう告げるや

メンバーは席の近くの窓にとびついた

「ここにも上陸したいなぁ」と正男がつぶやく

43年春 上京するための第一歩として奄美大島へ引越し

10ヶ月を過ごした思い出の島なのだ

「じゃ もうすぐ沖縄だ!」

やや呆然とした表情で光男がいう



“東京へ行ってデビューするんだ”

そう誓って 家族ぐるみで沖縄をでたのが6年前
奄美 そして東京へも船で行った

まる3日かかった

そして長い長い下積み生活・・・・・

晴れて沖縄へ帰る日は

遠い夢の日のように思ったこともあった

それが2時間ちょっと

もう目前にせまっている

一夫は窓へ顔をむけたまま

振り向こうともしない

きっと 弟や妹たちに涙をみられるのが恥ずかしかったのだろう

空港へは親戚の人たちが30人も迎えに来てくれた

なつかしい顔がみんなほほえんでいる

それからが大変だった

先祖のお墓まいり

世話になったひとや親類への挨拶まわり

どこへ行っても歓迎ぜめ

そしてファンのサインや握手ぜめ

具志川市の実家(メンバーが全員生まれた家)にたどり着いた頃はもうクタクタ

それでも末っ子の妙子はジッと家の中を眺めまわしてうろ覚えの思い出を蘇らせようとする

晃はごったがえす家を飛び出して近所のキクおばさんの家へ

晃を3才まで預かって

母親のように育ててくれたおばさん

その夜 晃はその家の子供のような顔をして食卓をかこんでいた

昔と同じように!

具志川市 そして那覇市でおこなわれた公演は大成功だった

ファンの悲鳴にちかい声援 拍手

一夫の一生懸命考えてきた挨拶

「ぼくたち 沖縄出身のプライドをもって頑張ります」も かき消されてしまう

見ていたマネージャーがポツリといった

「すごい歓迎ぶりだけど 関西や東北の公演のときも今日とまったく同じ熱狂ぶりでしたよ

沖縄のフィンガー5になっているんですね

彼らの気がつかないうちに」


具志川市民会館での公演

この会場は板敷

かたい床にすわって熱心に声援を送るメンバーもハッスル

地元のおまわりさんは「こんなにたくさん整理したのははじめて」と汗だく



一夫を囲んで行われた兼原小学校のクラス会

初恋のひととは彼が転校した翌年

奄美大島の喜界島に引っ越したときいてガックリ

「テレビで僕を見て気がついてくれるかなぁ」


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