アートマンとはヴェーダによると「真我」を表すが
ゴーダマ・シッダルタによると
「我は無なり」
と言うことから「色即是空」おける「空」と考えられている。
また、
アートマンは「~でないもの」と言う意味から
「何かでないもの」あるいは「あるものでないもの」と考えられ
唯一無二の「無」と考えることが出来る。
反対に
ブラフマンとはヴェーダによると「力」を表すが
物質世界を変える儀式の力を意味する。
ここでブラフマンはアートマンと等価であり究極不変の現実を表し、
純粋な存在と意識=神聖な知性と言う意味において
宇宙の源と考えられる。
全ての神々がブラフマンから発生したと考えられるため
ブラフマンを仏教では「色即是空」おける「色」と考えられている。
これら二つは仏教談義によく出てくるが
実際のところは仏教とはあまり関係がなく
ゴーダマ・シッダルタの思想の背景を考えるときに
初めて問題となるものである。
と言うのもこのゴーダマ・シッダルタの「我は無なり」と言う事が
後々ありとあらゆる勘違いを生み出していったことは間違いなく
「無我を知ることが悟りの道」
と言う思想を生み出していく。
これがいわゆるボーディダルマがインドから中国に伝えたと言う
禅(ゼンナ)であり
禅宗の始まりである。
これはゴーダマ・シッダルタ自身が禅によって悟りを開いた
と言う事から無我を知る手段として行われたものの
仏教において悟り=覚者(ブッダ)はゴーダマ・シッダルタのみであり
未来に予定されている覚者(ブッダ)としての
弥勒菩薩が存在するだけなので実際のところ誰がどれだけ
修行しようとも「悟る」ことはできないはずである。
と言う事で、
この世のありとあらゆるところに存在する「悟った」と
自称する人々にとっては「ヒンドゥー教」の
「ニルバーナ」(涅槃)がよろしいかと思います。
悟りを得た人のみが見ることのできるニルバーナは
実際には場所だと勘違いしている人が多いが
正確には「異界」のことで
この世に有りながら垣間見る事の出来るもの、
と考える事ができる。
ニルバーナは宗派によって3~4っつの階層を持ち
一番下を
「偽ニルバーナ」
と言う。
これは恐らく禅で言う「禅病」ないし気功で言う「偏差」のことで
身体的症状は自律神経失調症に似た症状であり
精神的には「狐つき」に近い症状となる。
まれに、統合失調症になる場合も有るが殆どの場合は
ノイローゼで直る。
およそこれは座禅のときの呼吸の失敗によるものとされるが
実際のところはわからない。
ただし、
この状態の時には
「何かが見える」
のも事実であり。
このビジョンが正しければ予言にもなるのだろうけど・・・。
この状態で発揮される力については超能力と確認されていない。
ただここで考えなくてはならないのは
「必ず丹田」
と言う事。
丹田、つまり下腹部に意識を集中することが基本で
これは恐らく俺の考えるに腸にすなわち
肉体の最も原始的な部分に働きかけている。
これは婉曲に脳幹にアプローチをしていることになり
全身すべての細胞を活性化するのではないか?
はてさて・・・
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