今日の絵ハガキ。
八海山を望む。
神生ノ池。
明日手直し。
仁義なき戦いシリーズの一回目の映画を見て思う事。
ヤクザたちのやりたい放題、警察は何をしていた。
実は戦後の混乱期、ＧＨＱの指令で、拳銃を持たされていない警察より、ヤクザの方が強かった。
戦勝国国民意識のあった朝鮮人、台湾人の中の不良たちが、警察署を襲撃する事件があり、地元ヤクザに警察を守ってもらうという、今では信じられないこともあった。
敗戦後、数日で都会に出現した巨大な闇市を警察力では取り締まれず、その治安を有力なヤクザに依頼していた。
戦前の中央集権型の警察機構を全面的に見直し、市民の手による民主的な警察を目指して。アメリカの保安官に倣った形態の自治体警察にしたのも、警察力を弱めた。
自治体ごとに小分けにされた警察は広域犯罪に対処することができず戦後の混乱期にあって増加する犯罪に的確に対処することが難しい事例もあった
映画の中でも、警察署長と親分が、殺人犯を引き渡すかどうか取引する場面がある。
ヤクザの新年会に、警察署長が出席するような時代である。
山口組の田岡組長が一日消防所長になった時も。
呉市の警察官の給与も、呉市が払う。
市議会議員の有力者に警察は頭があがらない。
だから映画の中でも、市議会の議長選挙にもヤクザが干渉する。
芸能興行を取り仕切っていたのもヤクザだった、
美空ひばり親子と山口組の田岡組長の親しい関係は有名だった。
暴力団に対する世間の目が厳しくなり、警察も取り締まりに本腰を入れ始めたのは、東京オリンピックが開催された頃からである。
実はケネデイ大統領を暗殺したのはマフイアだという説がある。
ケネデイの選挙では、お父さんのジョセフの依頼で、マフイアが応援して当選できた。
それなのに、ケネデイ大統領と弟のロバート司法長官はマフイア撲滅に動いた。
その裏切りに、マフィアとマフイアと結託していたＣＩＡの一部が結託して仕返ししたというのである。
ＦＢＩもフーバー長官時代は、マフイアの取り締まりにも動かなかった。
私はフーバーは、マフイアに弱みを握られていたと思う。
そのフーバーは、歴代大統領の弱みを握っていたから、死ぬまでＦＢＩ長官でいられたと思う。
４８年間も長官であり続けられたのは、民主主義国家では、尋常な事ではない。