キャプテン 出口

キャプテン 出口

人はどうしたら動く、会社はどうしたらまとまる?
私、出口晃司が小・中・高と没頭した野球部の経験をもとに人の育成、組織マネジメント関する秘訣を、キャプテンという立場になって教えます。

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自問自答でリーダーシップを磨く

 

1.自分自身に投資しているか?
実り多い人生になるかどうかは、自分自身に投資をしているか否かにかかっています。自分を信じ、夢を抱き、刺激を与えてくれる友人を持つことが、投資の第一歩となります。

2.人に対する関心は純粋か?
地位や権力、富、名声など、自己中心的な動機でリーダーとなった人と、人に関心があって手助けしようとリーダーとなった人では、その差は歴然です。リーダーには、権力を振りかざしてしまう危険性がつきまとうもの。利己的にならずに行動するためには、自分の人に対する関心が純粋かどうかを常に確認しましょう。

3.地に足がついているか?
人は自分を過大評価しがちです。優秀なリーダーを目指すためには、自分の立場をわきまえる謙虚さ、ありのままの自分で接する信頼性、大きな目標を持つ使命感について常に自問しましょう。これらを守れば、行動がぶれることはありません。

4.チームの価値を高めているか?
リーダーは、社員の能力を伸ばし、組織を勝利に導くことが求められる存在です。全員が心を合わせて一所懸命に働けるよう励まし、メンバー同士が競い合うのではなく、互いに補い合うように仕向けましょう。

5.得意分野を活かしているか?
多くの人は、欠点を補うことに躍起になってしまうものです。しかし、その労力を長所を伸ばすことに注げば、他より抜きん出ることができるのです。自分の得意分野を見つけ、その才能や強みを組織のために活かしましょう。

6.今日という日を大切にしているか?
優れたリーダーの目は、未来へと向いているもの。しかし、未来は今日という1日の積み重ねの上にあります。自分の信念、家族との時間、良好な人間関係、物事への使命感、健康管理などについて、常に大切にしながら価値のある1日を過ごしましょう。

7.自分の時間を適切な人に投資しているか?

リーダーは、適切な人材に投資をして育て上げる使命があります。他人を動かす影響力や、成長したいという姿勢、将来の可能性などから素質を見いだし、次世代のリーダーを育て上げましょう

 

 

 

部下への質問で潜在力を引き出す

 

1.君はどう思う?
情報を組み合わせ、適切な判断を下すことはリーダーの大切な役割です。現状を把握するためには、周囲からより多くの意見を集めましょう。自分が持ち合わせていない経験や知見から、斬新なアイデアを得られるかもしれません。

2.君のために何ができるか?
リーダーとは、社員の成功と目標達成を確実なものにする責任があります。この質問は、部下の助けになるだけではなく、自分は皆より立場が上だという、役職につきものの勘違いを防いでくれます。

3.期待以上の成果を出せたか?
組織の最重要課題の一つは、約束どおりの成果を確実に収めていくことです。顧客満足度を上げ、組織の成長を促すためにも、この質問を繰り返し、最高の仕上がりを目指しましょう。

4.何を学んだか?
どんな仕事でも、ただ経験しただけでは何も学びとれません。この質問によって、自分の経験を振り返らせ、正しく評価するように促せば、学びの源となります。

5.知っておくべきことは何か?
キーパーソンにこの質問を投げかけることで、時間を有意義に使いながら、社内や会議の状況など必要な情報を得ることができます。また、それぞれの人材が持つ専門知識や経験を基にした意見が得られるため、最高の状態でチーム全体のために仕事ができます。

6.チャンスをものにするにはどうすればいいか?
チャンスへと続く扉は、別のチャンスによって開かれる場合が多いもの。つまり、チャンスを求め続けることによって、新たなチャンスへと導かれるのです。人を率いていくリーダーは、どこかにチャンスはないか常に目を光らせつつ、社員にもこの質問を投げかけ、組織の影響力や革新性、採算性を上げていく必要があります。

7.数字はいくつか?
売り上げや顧客の数など、数字は実績を判断する材料であり、今後の戦略を立てるうえでも有益な資料となります。数字のストーリーを読み解けば、今はどのような状況にあるのか、順調なところと不調なところはどこか、何を修正すればいいのかなど、具体的な証拠が明らかとなります。

 


※参考文献:『人を動かす人の「質問力」』(ジョン・C・マクスウェル/三笠書房)2016年7月出版