都戸利津先生の「環状白馬線 車掌の英さん」の感想です。
少女漫画とは恋愛漫画だと思ってる人に読んでほしい。
こんな風な魅力を持つ作品もあります。
第1話の乗客たちの繋がり、
第2話の時間の繋がり、
最終話の世界の繋がりのテーマが見事で静かな感動があります。
最終話で同じセリフが一度目は閉塞、二度目は解放と全く違う意味で使われる仕掛けなど
確かな技術力の高さに支えられています。
なお、都戸利津先生は現在「嘘解きレトリック」を連載中の漫画家さんです。
(「嘘解き」は別冊花とゆめらしい、魅力的なミステリです。)
嘘解きレトリック 1 (花とゆめコミックス)
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2016年以降、白泉社が激変中なことについて、こちらで真面目なこと書いてます。もしよろしければ合わせてお読みください。