麻糸産み師を目指しているので、つい布の良さを語ることに力が入ってしまうのですが、
大麻草は、全草を見るとなんと3万以上の使い道があるようです。
上のイラストは「麻福さん」 のサイトより。
写真入りで分かりやすいです ↓ 同じく麻福さんのサイトです
http://asafuku.jp/hpgen/HPB/entries/1.html
・プラスチック
・建築建材(不燃ボード)
・家畜の敷料
・食用として麻の実、ナッツ
・麻の実オイル → クルミのような味がしてものすごーくおいしいですよ!栄養価もハンパではありません
・化粧品
・ガソリンの代わり・バイオ燃料 →ヘンプカーも走れます
麻福さんが紹介している以外でも、探すと色々でてきます。
・アルコール燃料として
・生分解性プラスチック(ペットボトルなど)
・非木材パルプ
・葉は土壌活性剤などの肥料
・花はビール ワイン お茶などの嗜好品
・花はまた、緑内障 と即 食欲減退、うつ病などの薬に
・根は漢方薬に
(「麻ことのはなし」より抜粋)
つまりは・・・生活に必要なかなりの部分をまかなえてしまいますね
実際、戦前までの日本は、ごく身近にフル活用していました。
昔の日本人が現代に連れてこられたら、麻がないことにびっくりでしょう。
例えるならば、
現代の私たちが未来の日本に行ったら、味噌汁、ご飯、タタミがなかった!位の衝撃ではないでしょうか!?
特記すべきは麻の実オイルと、麻の実の栄養価です。
オイルは人間の体内で生産することができない不飽和脂肪酸を80%含んでいます。
麻の実は同じく人間の体内では作り出すことのできない8種類の必須アミノ酸と不飽和脂肪酸のリノール酸とリノレン酸が3対1という完璧なバランスで保たれている理想的な完全食品だということです。
世界一長寿の村バーマでは、村民が麻の実を常食していることはニュースにもなりました。
医療分野におけるものすごい潜在性も・・・
大麻の葉と花に含まれるTHCテトラ・ヒドラ・カンナビロールという薬理成分を受容するレセプターが人体には元々あり、この薬理成分が体内に入るとメラトニンという人間の体内生体時計と関係する健康的なホルモンが分泌され、自然治癒力に働きかけるというメカニズムになっているようです。
※注 推奨している訳ではありませんが、レセプターがあるということは、人間の法律云々のはるか昔、太古の昔から人間がずっと大麻草という植物に関わってきた事実を示していると思います。
麻の実やオイルのすばらしい栄養と、医療における効能については長くなりすぎるのでここでは詳しく述べませんが、興味のある方は検索してみてくださいね^-^